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『おれの名はスパイ』

 浜田けい子『おれの名はスパイ』三省堂らいぶらりい・SF傑作短編集(77)を読みました。
 浜田けい子って、アンソロジーか何かで作品を読んだことがあるかもしれませんが、まともに読んだことのなかった作家です。もちろん、〈SF傑作短編集〉に名前を連ねているということで、気にはしていましたが。
『おれの名はスパイ』はショートショートを含む短編集です。短編も短いものが多く、長めのショートショートと言ってもいいかもしれません。
 短編もショートショートも、愉快な発想&設定、そして愉快なストーリー展開が魅力的です。冒頭から物語世界に引き込まれ、あれよあれよと読み進んでしまいます。結末がいささか物足りない作品もありますけれど、これだけ楽しませてもらえれば、充分に満足です。
 う~ん。この本には小学生のときに出会いたかったですねえ。出会うのが45年くらい遅かった。あ、45年前には出てないか(笑)。
おれの名はスパイ.jpg 背.jpg
 さて。
 本書は〈SF傑作短編集〉の1冊です。
 2010年5月25日の記事に、以下のように書きました。
> 子ども向けの短編やショートショートばかりを収録した叢書でして、短い小説が数多く
>収録されている巻はショートショート集と言えます。
> 当然、私の収集対象になるわけですが……。
> これが、難物中の難物なんですねえ。『原猫のブルース』も含めて、これまでに入手
>したのは4冊だけ。完集までの道のりは果てしなく遠いです。
 あれから3年近く経ち、完集に向けて少しは進んでいます(上の画像)。購入価格の上限を(相場から見て)かなり低く設定していることを考えると、まあまあ順調と言えるかもしれません。
 全16冊ですから、未入手は7冊。うちショートショート集は『遠隔催眠術』と『幻の特攻機』です。特にこの2冊は、なるべく早く入手したいと願っています。

 あ、そうそう。
 前の記事を読まれた石原藤夫さんが、全巻の表紙(写真)と目次(コピー)を送ってくださいました。石原さん、いつも気にかけていただき、ありがとうございます。
 以下、全16冊の表紙を一気に!
全16巻.jpg
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