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マレイ・ラインスター

 そんなわけ(前の記事のコメント欄参照)で、マレイ・ラインスターの邦訳書を調べてみました(児童書は除く)。
 ハル・クレメント同様、特に追いかけていたわけではなく、目についた本を買っていただけですが、けっこう持っていますね。うちの書棚に見当たらなかったのは『ガス状生物ギズモ』だけでした。しかしこれ、読んだ記憶があります。どこかに紛れ込んでいるのかも。
 以下、邦訳書リストです(児童書を除く)。

『第五惑星から来た4人』創元推理文庫(65)
『宇宙震』ハヤカワSFシリーズ(65)
『宇宙行かば』ハヤカワSFシリーズ(66)
第五惑星から来た4人.jpg 宇宙震.jpg 宇宙行かば.jpg
『タイム・トンネル』ハヤカワSFシリーズ(67)
タイム・トンネル/② タイムスリップ!』ハヤカワSFシリーズ(67)
『異次元の彼方から』ハヤカワSFシリーズ(69)
『ガス状生物ギズモ』創元推理文庫(69)
タイム・トンネル.jpg タイムスリップ!.jpg 異次元の彼方から.jpg
『オペレーション外宇宙』早川書房・世界SF全集(69)*ハミルトン『時果つるところ』との合集
『地の果てから来た怪物』創元推理文庫(70)
『青い世界の怪物』ハヤカワSF文庫(70)
オペレーション外宇宙.jpg 地の果てから来た怪物.jpg 青い世界の怪物.jpg
メド・シップ 祖父たちの戦争』ハヤカワ文庫SF(84)
メド・シップ 惑星封鎖命令!』ハヤカワ文庫SF(85)
メド・シップ 禁断の世界』ハヤカワ文庫SF(86)
祖父たちの戦争.jpg 惑星封鎖命令!.jpg 禁断の世界.jpg
『メド・シップ』3部作は読んでいません。実を申せば10年くらい前まで、発行されていることすら知りませんでした。ショートショートの資料を集めるために古本屋を回るようになって、「へえ。ラインスターだ。懐かしいなあ」と。
 私が調べた限りですが、ハヤカワSFシリーズで出た5冊は、いずれも文庫化されていないようで……。せめて短編集『宇宙震』だけでも、と思います。
内容紹介.jpg
コメント(4) 

コメント 4

雫石鉄也

ハル・クレメント、マレイ・ラインスター。いい流れですねえ。
私たち、おじんのSFファンにとっては、大変になつかしい作家です。
この流れでヴァン・ヴォクト、ジェイムス・ブリッシュ、キース・ローマーなどを取り上げられたらいかがでしょうか。
by 雫石鉄也 (2013-02-04 13:15) 

高井 信

>ヴァン・ヴォクト、ジェイムス・ブリッシュ、キース・ローマー
 いいですねえ。
 ヴォークトは大好き。邦訳書のほとんどは持っていると思います。でも数が多くて、表紙をスキャンする手間を考えると……。
 ブリッシュも、クレメント、ラインスター、ヴォークトほどではありませんが、楽しく読んだ作家です。本もけっこう持っていると思いますけれど、これも数が多くて……。〈宇宙大作戦〉もありますしね。
 ローマーはすでに採り上げています。
http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2012-03-31

 こういった作家って、SFファンの一般教養として読んでおくべきと思っているんですが、現実には「こんなの、読んだことない」というSFファンも多くなっているんでしょうね。


by 高井 信 (2013-02-04 16:05) 

山本孝一

ラインスターは、野田昌宏さんがたいへんにほめておられて、そんなに面白いのならと読んでみたら、野田さんの紹介の方がはるかに面白いでした。
野田さんとか伊藤典夫さんは実物より面白く紹介する能力をお持ちのようです。
「タイムトンネル」「タイムスリップ!」なんてひどかったなぁ。
キース・ローマーも忘れられたSF作家みたいになってますが「タイムマシン大騒動」は文庫にいれても良い作品だと思うのですがねぇ。
by 山本孝一 (2013-02-04 19:25) 

高井 信

>「タイムトンネル」「タイムスリップ!」なんてひどかったなぁ。
 ノベライズですよね。読んでないんですが、これは読まなくて正解だったかも(笑)。

 ハヤカワSFシリーズで、なぜ文庫化されないの? と思う本はたくさんありますよね。若いSFファンがそれらを容易に読めないのは残念です。
by 高井 信 (2013-02-04 22:05) 

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