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TVアニメ『家なき子レミ』

 子どものころに読んだ、いわゆる「少年少女世界の名作文学」の面白さときたら、いまでも忘れられません。われわれ世代の多くは、こういった小説を子ども向けの翻訳(意訳)で読みましたが、少し下の世代となりますと、いささか事情が違っていて、「小説は読んでないけどアニメで観た」という人が少なくないようです。
『世界名作劇場』のことですね。もちろん知っていますが、たまたま何かの機会にちょっとだけ観たことがあるくらいで、まあ、観ていないと言ったほうが正しいでしょう。
 本日、レンタルビデオショップに行き、なんとなく子ども向けアニメ・コーナーを眺めていましたら――
 へえ。総集編があるのか。ふむ、90分。これなら観られるな。
 ずららと並んでいるタイトルのなかから『家なき子レミ』と『レ・ミゼラブル 少女コゼット』を借りることにしました。
 先に観たのは『家なき子レミ』です。

 あは。レミが女の子になってる(笑)。それに、私のおぼろげな記憶に残っているのは、ほとんど旅のシーンなのですが、アニメはそうでもなくて……。さらに、後半は恋愛ドラマっぽい面もあり、『家なき子』ってそんな話だったっけ? まあ、主人公の性別も違ってるんだから(笑)。
 私の記憶もいいかげんでしょうが、かなり改変されているのは間違いないと思います。
 いやまあ、それは別として、充分に楽しめました。改変など関係なく、根本的に私はこういう物語が好きなのでしょうね。
コメント(3) 

コメント 3

t-kita

このアニメとは別に「家なき子」という連続のシリーズもありまして、そちらは原作にほぼ忠実に旅ばっかりしている上にレミ(むろん男の子)に不幸ばかり舞いおりてくるというものでありました。「立体アニメーション」というふれこみでしたが、そちらはあまり成功しなかったようです。
長編アニメーションでは東映動画が「ちびっ子レミと名犬カピ」というタイトルで「東映まんがまつり」に上映してます。こちらはかなりお涙ちょうだい的な展開であったと記憶しています。
by t-kita (2012-10-28 23:50) 

高井 信

 よくご存じですねえ。というか、よくご覧になっていますねえ。毎度のことながら感心します。
>長編アニメーションでは東映動画が「ちびっ子レミと名犬カピ」
 このタイトル、うっすらと記憶にあります。テレビで観たかもしれません。
>こちらはかなりお涙ちょうだい的な展開
 いいなあ。レンタル屋で見かけたら借りてしまいそう(笑)。
by 高井 信 (2012-10-29 09:09) 

高井 信

> いいなあ。レンタル屋で見かけたら借りてしまいそう(笑)。
 見かけました。借りました。で、観ました。
『家なき子レミ』と比べれば原作に忠実で、楽しく観たのですが、カピが最初からレミの飼い犬という設定には、はて? でした。あと、登場する動物たちの擬人化が過ぎるというのも、勘弁してほしかったです。
 やっぱり原作が最高ですね。

 ともあれ喜多さん。教えていただき、ありがとうございました。
by 高井 信 (2012-11-03 13:50) 

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