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學天則

 荒俣宏『大東亞科學綺譚』筑摩書房(91)を書棚から取り出しました。
大東亞科學綺譚.jpg この本には、「學天則」――日本初のロボット(人造人間)のことが書かれています。写真も載っていて、その個性的な顔立ちは強く印象に残っています。先ほど、久しぶりに見ましたが、やはり強烈ですねえ(笑)。
「學天則」製作者・西村真琴(俳優・西村晃の父親)に関する年表もあり――
>一九二八(昭和三)京都で開かれた昭和天皇御大札記念博覧会
>に、大阪毎日新聞社の出品作として人造人間「学天則」を製作。
 と書かれています。
 思うところありまして、今日はその当時の、リアルタイムの週刊誌記事を紹介します。
表紙.JPG「「人造人間」―ガクテンソクの生れるまで」――「サンデー毎日」昭和3年(1928年)11月4日号に掲載されたものです。
 小見出しを並べますと――
>人造人間の初期
>日本で初めて生れた人造人間
>ガクテンソクの製作動機
>莊嚴な音樂につれて金色の巨人が動く
>敬禮されるガクテンソク
>宇宙の縮圖を象る記録台
 だいたいの内容は推測できるのではないかと思います。昭和3年に書かれたものなんですよね。それを考えると、わくわくしちゃいません?
見開き.JPG
 巨大な雑誌(B4判!)ゆえ、表紙も記事も分割スキャンし、つなぎ合わせました。継ぎ目がありますが、気にしないでください。
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