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『こわい話 気味のわるい話』

 ふと思い出したので……。
 一昨日の新刊書店で、平井呈一編『こわい話気味のわるい話① ミセス・ヴィールの幽霊』沖積舎(11)なる本が目にとまりました。収録作品を逐一チェックしたわけではありませんが、『こわい話 気味のわるい話(全3巻)』牧神社(74~76)の再刊でしょう。――おお! かの名アンソロジー!
『恐怖の愉しみ(全2巻)』創元推理文庫(85)として再刊されていますが、はたと気づけば、創元推理文庫版ですら25年以上前の発行なんですね。愕然! 内容は文句なしですから再刊は大歓迎ですが、ソフトカバーで定価2625円というのは……。
 初刊本(牧神社版)は洒落た造りの函入り本でした。どうせ再刊するなら初刊本を完全復刻するか、あるいは全1巻の合本にするか。はたまた廉価版にするか。そのいずれかであれば、さらに大歓迎だったんですけどねえ。
 ちなみに初刊本は、古本で売っていれば、1500円~3000円といったところでしょうか。創元推理文庫版はよくわかりませんけれど、プレミアはついていないような気がします。
 今回の沖積舎版は「怪奇小説が好き。でも古本は嫌。図書館で借りるのも嫌」という方にお勧めします。
こわい話気味のわるい話1.jpg こわい話気味のわるい話2.jpg こわい話気味のわるい話3.jpg
恐怖の愉しみ(上).jpg 恐怖の愉しみ(下).jpg
 書影は5冊とも同じ縮小率です。
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