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マンガ『ハムレット』

 昨年8月8日の記事「マンガ『巌窟王』」に喜多哲士さんから以下のコメントをいただきました。
>「モンテ・クリスト伯」の漫画化ではみなもと太郎さんのものが私は大好きです。
>とても短くまとめているのに内容に過不足がなく、なおかつギャグがきいていて
>本当に面白い仕上がりです。「ハムレット」という表題の作品集に収録されてい
>るはずです。
 みなもと太郎の『モンテ・クリスト伯』か。面白そうだなあ。どっかで見かけたら、買おうっと。
 と思っていたところ、本日、とある古本屋を覗いたら――
 おお、あった!
 みなもと太郎『ハムレット』潮出版社・希望コミックス(74)
 収録されているのは、「ハムレット」「シラノ・ド・ベルジュラック」「乞食王子」「モンテ・クリスト伯」の4編です。
 うはっ。「乞食王子」=『王子と乞食』も! この記事にも書きましたように、私は『王子と乞食』も大好物です。ええ、もちろん買いましたとも(嬉)。
ハムレット(表).JPG ハムレット(裏).JPG
 帰宅するや読み始め、またたく間に読了。
 いやあ、面白かったですねえ。
 著者はあとがきで――
>すさまじい長編も、ちょっとはすにながめてギャグ化すれば、ぐっと圧縮できるのでは…
 と書いています。まさに、その通りですね。まともにマンガ化しようと思えば、とんでもない枚数が必要になりますが、ギャグというオブラートでくるめば、似て非なるものでありつつ、原作ファンも楽しめる作品が生まれます。
 喜多さん。いい本を教えていただき、ありがとうございました。

 あ、そだ。
「シラノ・ド・ベルジュラック」の登場人物クリスチャンが思い切り名古屋弁なのはなぜ?(笑)
コメント(2) 

コメント 2

t-kita

喜んでいただき嬉しく思います。
「モンテ・クリスト伯」つながりで、手塚治虫「新世界ルルー」は冒頭から「モンテ・クリスト伯」のパロディ的展開で、全集で初めて読んだ時に大笑いしました。
何しろ主人公の名前が「ドンナ・モンデス」ですからねえ。
by t-kita (2012-01-14 23:58) 

高井 信

 ほんと、ありがとうございました。
『新世界ルルー』、読んでないです。これはよく見かける本で、確か『ハムレット』を買った店にもあったような……。
 また目についたら買おうと思います。
>何しろ主人公の名前が「ドンナ・モンデス」ですからねえ。
 うはは。楽しみ~。
by 高井 信 (2012-01-15 13:09) 

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