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「あり得ない」

 今朝の「中日新聞」1面の見出しです。
新聞.JPG 朝起きて目にした瞬間、不謹慎とは思いつつも、笑みを浮かべてしまいました。「あり得ない」って、どういう意味なんだろうと思っちゃったんですよね。
「あり得ない」は最近、言葉通りの意味で使われていないケースをしばしば耳にします。私が「あり得ない」と言う場合は、本当に「あり得ない」事象に対してですけれど、一般的には(ことに若い世代では)そうではないみたいなのですよね。
 たとえば――
「食事に誘われて、ついていったら、牛丼屋なのよ」
「あり得な~い」
 とか……。つまり、「充分に起こり得ること」であっても、それが自分にとって不快や不利益なことであれば、「あり得ない」と表現されるようなのです。
 う~~~ん。こういう言語感覚は私には全く理解できません。
 東京電力・原子力設備管理部の「あり得ない」という判断は、いったいどういう意味なのでしょうか。その報告を聞いた関係者は、どういう意味と理解したのでしょうか。
 で、ふだん気楽に、「あり得る」ことに対して「あり得ない」という言葉を使っている人たちはこの記事をどう読むのでしょうか。
 考えれば考えるほど混乱してしまいます。
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