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『随筆 もやもや帖』

もやもや帖.jpg せっかくなので、北原尚彦さんネタで、もう1本。
 名古屋の古本屋を回ったあと、北原さんを拙宅へお招きしました。
 缶ビールで乾杯! しかし腰を落ち着けることはなく、ビール片手に書棚のある部屋へ。
 とある棚(おもに昭和30年ごろ発行された、新書サイズのコント集やエッセイ集を収納)を眺めていた北原さん、
「確かこの本に、著名な作家が……」
 などと呟きながら、1冊の本――当世五十二笑人集『随筆 もやもや帖』あまとりあ社(55)を手に取りました。
 目次を確認し、
「ほら。香山滋です」
「あ、ほんとだ。知らなかった~」
寝ものがたり十八夜.jpg 香山滋の作品は「幻の鶏」。――エッセイではなく、小説ですか。ほおほお。
 この本、武野藤介玉川一郎が寄稿していることは確認していて、それでショートショートの資料として買ったのですが、それっきり放置していて……。香山滋には気がつかなかったですねえ。香山滋って大好き(この記事参照)なのに、情けない限りです。
 続いて北原さん、そこから10冊ほど左にあった香山滋『寝ものがたり十八夜』鱒書房・おしどり新書(55)を指差して、
「こっちは表紙に香山滋と書かれているんですよね。この2冊は並べましょう」
 と言いつつ、『随筆 もやもや帖』を『寝ものがたり十八夜』の隣に滑り込ませたのでした。何してんだか(笑)。

 これは、ほんの一例です。
 古本や古本話をつまみに飲むビール、抜群においしかったですね。ヘンタイですか?(笑)
コメント(2) 

コメント 2

北原尚彦

 勝手に本の位置を動かして申し訳ありませんでした。
 いやその、自分の本棚では『寝ものがたり十八夜』と『随筆 もやもや帖』は並んでいるもので、つい……。
 古本をツマミのビールは、滅茶苦茶旨かったです。
by 北原尚彦 (2011-09-07 11:02) 

高井 信

 いえいえ、こういう移動なら大歓迎です。
 楽しい情報の数々をありがとうございました。
by 高井 信 (2011-09-07 14:59) 

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