映画『アバター・オブ・マーズ』
エドガー・ライス・バローズが大好きです。
私がSFファンになったきっかけは、バローズの〈火星シリーズ〉なんです。
小学5年生のとき、講談社の子ども向け〈火星シリーズ〉を学校の図書室で借りて読みました。一読、夢中になりましたねえ。全10巻とあり、そのすべてを読みたいと思いましたが、残念ながら図書室には2冊しかなく……。
小学6年の終わりごろ、書店で創元推理文庫版の〈火星シリーズ〉を見かけ、「おお、これだ~」。またたく間に全巻を読みつくし、続いて〈金星シリーズ〉にも手を伸ばしました。
いやあ、どれも底抜けに面白かったんですよね。
こんなに面白い世界があったのか。「SF」というものなのか。
そう。このとき初めて「SF」という二文字を意識したんですね。
ちょうどそのころ――中学1年の夏ですが、ハヤカワSF文庫が創刊され、バローズの翻訳本が続々と刊行。〈ペルシダー・シリーズ〉、〈ムーン・シリーズ〉、〈ターザン・シリーズ〉……。読みまくりましたね。まさに至福の読書体験でした。
勢い余って、〈ペルシダー・シリーズ〉や〈ムーン・シリーズ〉の用語辞典も作りました。
◎『ペルシダー・グロッサリー』1974年9月10日発行
アメリカのバローズ・ファンクラブ会誌「ERB-DOM」15号に掲載されたノーマン・C・ブレナン&ジョン・F・ロイ編「A GLOSSARY OF THE NAMES AND TERMS USED IN PELLUCIDAR BOOKS」を翻訳、編集したもの。高校2年のときです。
◎『〈ムーン・シリーズ〉用語辞典』1977年10月15日発行
「ERB-DOM」45号掲載のジョン・F・ロイ編「A GLOSSARY OF THE NAMES AND TERMS USED IN THE MOON MAID」を参考に独自編集したもの。大学1年のときです。
ほかにも、やはり「ERB-DOM」に掲載されていた評論を翻訳し、そのころ会員だった広島SF同好会の会誌に載せていただいたり……。
◎「ALDEBARAN №4」広島SF同好会(1975年10月19日発行)
森美樹和(大瀧啓裕)編集のファンジン。ジョン・F・ロイの評論「PELLUCIDAR その完全なる逆説」の抄訳を掲載していただきました。実は私、バローズの数あるシリーズ物のなかでも〈ペルシダー・シリーズ〉が最も好きなんです。
あ、そうそう。「バローズはSF作家か?」なんて評論もどきも書いちゃっています。
私にとってバローズは間違いなく、思い入れのある海外作家ナンバー1でしょうね。
ということで……。
前置きが長くなりました。
バローズ『火星のプリンセス』を原作とする映画『アバター・オブ・マーズ』のDVDがリリースされたと知り、さっそく近所のレンタル・ショップに足を運びました。しかし……。
レンタル棚に並んでいたのは1枚だけで、貸し出し中。予想していなかったこともないのですが、残念!
肩を落としてレンタル棚を見回していて――
あ、そう言えば、まだ『アバター』を観てないな。
こちらは大量に並んでいて、レンタル可です。もちろん借りて帰りました。
いやいや、評判は聞いていましたが、抜群に面白かったですね。
私に言わせれば、これは古き良き時代の宇宙冒険SFですよ。こういうの、大好物です。鑑賞しながら、バローズの〈火星シリーズ〉やエドモンド・ハミルトン『スター・キング』を強烈に思い出しました。
今日、『アバター』を返しに行きます。『アバター・オブ・マーズ』が借りられると嬉しいのですが……。
【追記】6月19日
ようやく『アバター・オブ・マーズ』を観ることができました。
う~~ん。『火星のプリンセス』の部分部分をつなぎ合わせて、妙な要素を付け加えて……。あんなタルス・タルカスは見たくないし、それに何より、あのデジャー・ソリスは勘弁してほしいですね(苦笑)。
はい。これは『プリンセス・オブ・マーズ』ではなく、『アバター・オブ・マーズ』です。そう考えることにしましょう(笑)。
薄っぺらくて安っぽい映画でした。
私がSFファンになったきっかけは、バローズの〈火星シリーズ〉なんです。
小学5年生のとき、講談社の子ども向け〈火星シリーズ〉を学校の図書室で借りて読みました。一読、夢中になりましたねえ。全10巻とあり、そのすべてを読みたいと思いましたが、残念ながら図書室には2冊しかなく……。
小学6年の終わりごろ、書店で創元推理文庫版の〈火星シリーズ〉を見かけ、「おお、これだ~」。またたく間に全巻を読みつくし、続いて〈金星シリーズ〉にも手を伸ばしました。
いやあ、どれも底抜けに面白かったんですよね。
こんなに面白い世界があったのか。「SF」というものなのか。
そう。このとき初めて「SF」という二文字を意識したんですね。
ちょうどそのころ――中学1年の夏ですが、ハヤカワSF文庫が創刊され、バローズの翻訳本が続々と刊行。〈ペルシダー・シリーズ〉、〈ムーン・シリーズ〉、〈ターザン・シリーズ〉……。読みまくりましたね。まさに至福の読書体験でした。
勢い余って、〈ペルシダー・シリーズ〉や〈ムーン・シリーズ〉の用語辞典も作りました。
◎『ペルシダー・グロッサリー』1974年9月10日発行
アメリカのバローズ・ファンクラブ会誌「ERB-DOM」15号に掲載されたノーマン・C・ブレナン&ジョン・F・ロイ編「A GLOSSARY OF THE NAMES AND TERMS USED IN PELLUCIDAR BOOKS」を翻訳、編集したもの。高校2年のときです。
◎『〈ムーン・シリーズ〉用語辞典』1977年10月15日発行
「ERB-DOM」45号掲載のジョン・F・ロイ編「A GLOSSARY OF THE NAMES AND TERMS USED IN THE MOON MAID」を参考に独自編集したもの。大学1年のときです。
ほかにも、やはり「ERB-DOM」に掲載されていた評論を翻訳し、そのころ会員だった広島SF同好会の会誌に載せていただいたり……。
◎「ALDEBARAN №4」広島SF同好会(1975年10月19日発行)
森美樹和(大瀧啓裕)編集のファンジン。ジョン・F・ロイの評論「PELLUCIDAR その完全なる逆説」の抄訳を掲載していただきました。実は私、バローズの数あるシリーズ物のなかでも〈ペルシダー・シリーズ〉が最も好きなんです。
あ、そうそう。「バローズはSF作家か?」なんて評論もどきも書いちゃっています。
私にとってバローズは間違いなく、思い入れのある海外作家ナンバー1でしょうね。
ということで……。
前置きが長くなりました。
バローズ『火星のプリンセス』を原作とする映画『アバター・オブ・マーズ』のDVDがリリースされたと知り、さっそく近所のレンタル・ショップに足を運びました。しかし……。
レンタル棚に並んでいたのは1枚だけで、貸し出し中。予想していなかったこともないのですが、残念!
肩を落としてレンタル棚を見回していて――
あ、そう言えば、まだ『アバター』を観てないな。
こちらは大量に並んでいて、レンタル可です。もちろん借りて帰りました。
いやいや、評判は聞いていましたが、抜群に面白かったですね。
私に言わせれば、これは古き良き時代の宇宙冒険SFですよ。こういうの、大好物です。鑑賞しながら、バローズの〈火星シリーズ〉やエドモンド・ハミルトン『スター・キング』を強烈に思い出しました。
今日、『アバター』を返しに行きます。『アバター・オブ・マーズ』が借りられると嬉しいのですが……。
【追記】6月19日
ようやく『アバター・オブ・マーズ』を観ることができました。
う~~ん。『火星のプリンセス』の部分部分をつなぎ合わせて、妙な要素を付け加えて……。あんなタルス・タルカスは見たくないし、それに何より、あのデジャー・ソリスは勘弁してほしいですね(苦笑)。
はい。これは『プリンセス・オブ・マーズ』ではなく、『アバター・オブ・マーズ』です。そう考えることにしましょう(笑)。
薄っぺらくて安っぽい映画でした。
2010-06-05 06:56
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