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O・ヘンリーとモーパッサンの古い本

 一ヶ月ほど前、O・ヘンリーモーパッサンの古い邦訳本(50年以上前に発行された本)を紹介しました。綿密な書誌ではなく、私が所有している本の紹介です。
 あのあと、それぞれ1冊ずつ、新たに古い本を入手しました。1冊増えたところで大した意味はないのですが、紹介します。

◎オー・ヘンリ『運命の道』改造社(42)
 全12編収録。私の知る限り、ではありますが、『オー・ヘンリー短篇集』岩波文庫(38)、『紐育物語』創元社(40)に続く3冊目の邦訳作品集です。『紐育物語』は未所有で、欲しいなあと思っています。現物を見たこともないんですよね。
 素っ気ない書影で、裸本と思われるかもしれませんが、これ、カバーです。
◎モーパッサン『リラの花かげ』明朗社(46)
 全8編収録。あとがき(平野威馬雄)に――
>モーパッサンをエロ文學と烙印づけたのは日本だけです。
 と書かれていて、うへえ! です。
運命の道.jpg リラの花かげ.jpg
 こうして地道に買っていけば、いずれは完集……? いやいや、見果てぬ夢ですね。

微笑の書.jpg ここのところ、ミョーに古書づいていて、記事に書いた『毛蟲の舞踏會』『現代ブラジル文學代表作選』もそうですし、ほかにも、たとえばチェーホフ『微笑の書』新人社・人生叢書(50)なんて本も買いました。この本には37編も収録されていて――おお! 短い!(嬉)
 1938年(昭和13年)に刊行された、フランス・ショートショート・アンソロジーと言える本も入手しました。これは感涙ものでしたね。いずれちゃんと紹介するつもりですので、ここでは書名は伏せておくことにします。お楽しみに。
 しかし、こんなのを入手して喜んでいるのは私だけかも……。いやいや、北原尚彦さんにお知らせしたら、めちゃ羨ましがっておりました(笑)。
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