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映画『宇宙水爆戦』など

 先日、映画好きの友人と話していて、『ニューヨーク1997』リメイクの話を聞きました。記事「映画『光る眼』」にも書きましたように、『ニューヨーク1997』は大好きな映画です。
 帰宅してネット調査してみると、確かにリメイクの話はあるようですが、現在は進展していない様子。まあ、リメイクされたら観てしまうと思いますけれど、失望しそうな気もしますので、このまま立ち消えになるのなら、それでもいいかな、と。
『ニューヨーク1997』には『エスケープ・フロム・L.A.』という続編もあって、こちらも『ニューヨーク1997』ほどではないものの好きな映画です。
 久しぶりに2作とも観ようかしらん、なんて思っていて、はたと、そう言えば『ニューヨーク2019』なんて映画もあったなあ、と思い出しました。『ニューヨーク1997』と関係はないけれど、そのタイトルだけで記憶に残っている作品です。
 どんな映画だったっけ? たぶんテレビ録画したはず……。
 ビデオ・テープをチェックしましたら、『バーバリアン2019年』を発見。これ、『ニューヨーク2019』と同一作品です。
 で、これを観たかというと、そうではなくて……。
 テープの背ラベルをチェックしている過程で、『宇宙水爆戦』『世界が燃えつきる日』なんてタイトルが目に飛び込んできたんですねえ。
 うわあ、懐かしい。
『ニューヨーク2019』=『バーバリアン2019年』のことなどどうでもよくなって(笑)、まずは『宇宙水爆戦』(1955年製作)を鑑賞しました。
地獄のハイウェイ.JPG いいですねえ、このレトロ感覚。円盤のフォルムもいいし、終盤にちょろっと出てくるメタルーナ・ミュータントは、まさにベム(Bug Eyed Monster:昆虫のような目玉の怪物)です。パルプ雑誌の表紙そのもの。こんなのを見ると、わくわくします。
 古き良き時代のSF映画――その魅力を充分に味わいました。
 ちなみに、『世界が燃えつきる日』はロジャー・ゼラズニイ『地獄のハイウェイ』ハヤカワSF文庫(72)の映画化です。原作ともども、懐かしい!

 ほかにも、いろいろな映画を発掘しました。
 邦画で最も嬉しかったのは『狼の紋章』ですね。以前に『ウルフガイ 燃えろ狼男』は発掘していて、確か『狼の紋章』もあったはずだけど、どこにあるんだろうと気になっていたのです。
 あと、新東宝の怪談映画がどっさりあったのも嬉しかったです(怪談ではないけど、『女巌窟王』も)。いずれも、おそらく20年以上前に録画したもので、すっかり忘れていました。
 すぐに観る気はありませんし、今後も観ないかもしれませんが、所有していることを確認できただけで満足しています。

 とまあ、こんなことをしていて、記事の更新が滞っておりました。頭はすっかりレトロ(苦笑)。
 あ、レトロと言えば……。
 高橋秀武『妖怪人間ベムⅠ』ヤングジャンプ・コミックス(07)、田中憲『『ぼくら』連載漫画版 妖怪人間ベム』講談社(02)を読みました。
 前者は2006年~07年に描かれたリメイク版です。物語の背景やベムたちの造型もずいぶん変わっています。
 後者は1968年~69年の作品。TVアニメ『妖怪人間ベム』放映と同時に描かれたものです。アニメは夢中になって観ていましたが、マンガを読むのはこれが初めて。新しいベムも面白かったですけれど、やはり昔のベムはいいですねえ。妖怪人間誕生のエピソード(アニメでは割愛されたとのこと)もあり――なるほど、そうだったのか~。
妖怪人間ベムⅠ.JPG 妖怪人間ベム.JPG
コメント(2) 

コメント 2

雫石鉄也

「世界が燃えつきる日」「地獄のハイウェイ」私も、両方ともなつかしいです。
「世界が燃えつきる日」は今はなき大阪のOS劇場で観ました。ちなみに、「2001年宇宙の旅」の日本封切もこの劇場で観ました。
「地獄のハイウェイ」をSFマガジンで読んだ時も覚えています。確か金森達さんのイラストだったのでは。
映画「狼の紋章」犬神明は志垣太郎で、羽黒獰は松田優作でしたね。松田優作のデビュー作ですね。この作品は。
by 雫石鉄也 (2009-11-09 11:24) 

高井 信

 よく覚えておられますねえ。
>羽黒獰は松田優作でしたね。
 これ、私は忘れていました。ちょっと再生してみて、「あ、松田優作だ。わ、若い……」と(笑)。
 思えば、あのころのSFファンは、みんな同じ本を読んで、同じ映画を観ていましたよね。本も映画も、今みたいに溢れていませんでしたから、それが可能でした。
 幸せな時代だったと思います。
by 高井 信 (2009-11-09 13:48) 

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