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ネオ・ベム・SF・シリーズ

 先日、北原尚彦さんから「ハルコン・SF・シリーズの新刊を入手したよ~ん」と連絡を受けました。ご存じ、ハヤカワSFシリーズを模したファンジンです。(この記事参照)
 とにかくよくできていて、感心するばかり……だったのは昨年の私。いまは……。
パイロット版.jpg 作ってみようかしらん(笑)。
 ちょっと考えて、『SF雑誌99の謎』をチョイス。作業を開始したのはいいのですが。
 ぎええええ! 面倒臭い!!!!!!
 その手間のかかり方ときたら、文庫本(平綴じ、カバー・帯付き)の比ではありません。試作版を作っただけで断念しました。
 しかし……。試作版とはいえ、それだけ手間をかけたのですから、なかなかの出来です。せっかくなので、記事に書いておこうかな、と思った次第。
 そんなわけで、幻の「ネオ・ベム・SF・シリーズ」ご紹介でした。(背の画像、左の4冊は、ハルコン・SF・シリーズです)

 裏話をしますと、これに限らず、試作版はちょこちょこ作っているのですよ。『SF雑誌99の謎』にしても、何種類も。
 左から――
◎最初の文庫版を発行する前に作った試作版。カバーはいちおうカラーにしましたが、本文はモノクロ。帯を外すと、どでかく「サンプル」と。
◎文庫サイズ・中綴じ冊子。試しに作ってみたのですが、かなり字が小さくなってしまい、不採用。奥付に「文庫サイズ・試作版」と。
◎普及版を試行錯誤していたときのサンプル。結局、これを微修正して軽装版となりました。表紙に「試作版」と。
 ちなみに、今回の試作版は奥付に「パイロット版」と書いてあります。
パイロット版1.jpg パイロット版2.jpg パイロット版3.jpg
 それにしても『SF雑誌99の謎』は文庫版、軽装版、特装版(この記事参照)があって、さらに試作版がこんなに……。
メモ帳.jpg ファンジンのギネス記録かもしれません(笑)。

【追記】5月12日
 ふと思いつき、こんな表紙のものを作ってみました。手間軽減のため、中身は白紙(つまりメモ帳というかノート)にしたのですが、それでも充分に面倒臭かったです(苦笑)。
コメント(6) 

コメント 6

雫石鉄也

しっかし、よくやりますね。
ほんと、お好きなんですね。好きなればこそできることです。
まったく、頭が下がります。
私ら、イラチでめんどうくさがり屋ですから、とてもこんなことはできません。
by 雫石鉄也 (2014-05-09 16:31) 

高井 信

 いやいや、私も面倒くさがり屋ですよ。だから、今回は挫折している(笑)。
 よく考えてみると、読書だって映画鑑賞だって、あるいは書店に行くのだって、それに興味がない人にとっては、すべて面倒臭いことと思います。逆に好きな人にとっては、それが面倒臭く感じられないだけなんでしょうね。
 本が大好き。読むのも買うのも書くのも作るのも大好きな私が面倒臭いのですから、今回、かなり面倒臭いのだと思ってください。いやあ、本当に面倒臭かった。
by 高井 信 (2014-05-09 18:42) 

北原尚彦

垂涎。
by 北原尚彦 (2014-05-09 20:46) 

高井 信

 う~~~~ん。
 北原さんにはお世話になりまくってるからなあ。今回のハルコン・SF・シリーズ新刊も。
 ちと考えます。

by 高井 信 (2014-05-09 22:03) 

YOUCHAN

師匠はどこまで行くおつもりなのだろう…(笑)
by YOUCHAN (2014-05-10 12:48) 

高井 信

 堕ちるとこまで(笑)。――というか、風の吹くままに。
 先のこと、何も考えていません。ほんと、すべては思いつきなのです。
by 高井 信 (2014-05-10 23:03) 

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