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水木しげる『火星年代記』

 水木しげる『火星年代記』小学館クリエイティブ(08)を読みました。やなぎプロ(62)の復刻版です。
 江戸時代を舞台にしたSFホラー。ユーモアやナンセンスもところどころに見られ、楽しかったです。こういうの好きですねえ。
 ブラッドベリとは関係なく、大胆なタイトルだなあと思いましたが、ふと――
 ブラッドベリの『火星年代記』って、いつ発行されたんだっけ?
 調べてみますと、ハヤカワSFシリーズ版は1963年刊。あら、水木しげる『火星年代記』のほうが先なんですね。(『THE MARTIAN CHRONICLES』の本邦初訳は1956年刊の元々社・最新科学小説全集ですが、このときの邦題は『火星人記録』)
 へえ。ちょっとした驚きでありました。
 ネット検索によれば、水木しげる『火星年代記』はデニス・ホイートリ『黒魔団』の翻案とのこと。この本、若いころに国書刊行会・ドラキュラ叢書版(76)で読んだ記憶がありますが、ストーリーは……。ま、そんなものです(笑)。
火星年代記.jpg 火星年代記(ブラッドベリ).jpg 火星人記録.jpg 黒魔団.jpg
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