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レイ・カミングス

 リイ・ブラケットというと、なぜかセットのように名前が出てくるのがレイ・カミングスです。理由は定かではありませんが、SFを読み始めて間もないころ、ほぼ同時期にハヤカワSF文庫で出会い、名前の語感が何となく似ていると、まあそんなところでしょう。一種の刷り込み現象と言えるかも。いいかげんなもんです(苦笑)。
 カミングスもけっこう好きだったなあ――と、邦訳書を調べてみました。

『時の塔』ハヤカワSFシリーズ(69)
『宇宙の果てを超えて』ハヤカワSF文庫(70)
『時間を征服した男』ハヤカワSF文庫(72)
『燃えつきた水星人』久保書店・Q-TブックスSF(75)
『月面の盗賊』ハヤカワ文庫SF(76)
『水星征服計画』久保書店・Q-TブックスSF(79)*『燃えつきた水星人』の続編。
時の塔.jpg 宇宙の果てを超えて.jpg 時間を征服した男.jpg 
燃えつきた水星人.jpg 月面の盗賊.jpg 水星征服計画.jpg
 子ども向けの訳書も何冊かあるようですが、1冊も持っていないので、ここでは割愛。
 ブラケットにしてもカミングスにしても、その邦訳の刊行は1970年代に集中しています。私が海外クラシックSFを読み耽っていた時代とぴたり合致するんですね。日本の第一世代SF作家たちの本が続々と文庫化され始める時期とも重なり……。いまにして思えば、最高に幸せな時代でした。

 この記事を書いていて、ハヤカワ文庫の3冊では「カミングス」、それ以外では「カミングズ」だということに気がつきました。私のファースト・コンタクトはハヤカワ文庫ですから、もちろん「カミングス」としてインプットされています。
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