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『第六ポンプ』と『窓鴉』

第六ポンプ.jpg 遅ればせながら、パオロ・バチガルピ『第六ポンプ』新☆ハヤカワ・SF・シリーズ(12)を買いました。懐かしのハヤカワ・SF・シリーズの装丁を模しているということで話題になった新叢書の第2弾です。いやはや、ノスタルジジイのハートを直撃します。
 でもなあ……。確かにハヤカワ・SF・シリーズを模しているのはわかるけど、表紙が全然違うんだよなあ。どうせなら徹底的にやってくれれば、もっともっと嬉しかったのに……。
 ちょっぴり不完全燃焼ではありますが、時代が違いますから、仕方がないのかもしれませんね。

 ハヤカワ・SF・シリーズの装丁を模した本といえば……。
 ファン出版ですが、ハルコン・SF・シリーズ(はるこん書房)はすごいです。
◎チャールズ・ストロス『雪玉に地獄で勝算はあるか?』2010/4/10刊
◎ロバート・J・ソウヤー『見上げてごらん。』2011/4/9刊
 なんと、函まで作っちゃっているんですよ。どうぞ、お手元のハヤカワ・SF・シリーズと見比べてください。この凝り具合には脱帽&拍手。
雪玉に地獄で勝算はあるか?.jpg ストロス(函).jpg 見上げてごらん。.jpg ソウヤー(函).jpg
 もう1冊、これは昨年でしたか、近所のブックオフで見かけ、「なんじゃ?」と買ったものです。
◎岡田斗司夫『岡田斗司夫のひとり夜話 Vol.2』ロケットマンプレス(2010/8/15刊)
 もろにハヤカワ・SF・シリーズなんですよね。こんなのを目にしたら、買っちゃうでしょう(笑)。Vol.2というからにはVol.1は出ているでしょうし、Vol.3以降も出ているかもしれません。
 ハヤカワ・SF・シリーズというのは、SFファンに愛され、忘れられない叢書なのですね。以上4冊の背表紙の画像も掲載しておきます。
ひとり夜話Vol.2.jpg 背.jpg
          *               *               *
『第六ポンプ』と一緒に、式貴士『窓鴉 式貴士抒情小説コレクション』光文社文庫(12)も買いました。
 この記事にも書きましたように、私は式貴士の大ファンです。4年前、『カンタン刑 式貴士怪奇小説コレクション』光文社文庫(08)が出版され、傾向別の傑作集が出るのかなと期待していましたが、その後は音沙汰なく……(淋)。
 ようやく! 2冊目が! 出ました! 嬉しい! ぜひぜひ! 3冊目を!
カンタン刑.jpg 窓鴉.jpg
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