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日本語本4冊

 何度も書いていますように、私は日本語が大好きです。
 この正月、日本語に関する本を4冊、並行して読んでいます。いずれも楽しいので、まだ読んでいる途中ではありますが、紹介しておくことにします(発行順)。

◎素朴な疑問探求会編『モノの名前がズバリ!わかる本』KAWADE夢文庫(99)
「お皿などの割れ物を包むプチプチのシートを何と呼ぶ?」「トイレ詰まりにつかうあのバコバコ棒の名前は?」に始まって、「この~木なんの木、気になる木」の名称などなど。知らない日本語がたくさんあると思い知らされました。

◎町田健『まちがいだらけの日本語文法』講談社現代新書(02)
>私たちが学校で勉強する日本語の文法は、これが正しい日本語のしくみなのだ、
>とするにはどうも問題が多すぎるように思います。それもそのはずで、学校で教え
>られる「国文法」の内容というのは、第二次世界大戦のちょっと前から今まで、基
>本的なところはほとんど変わっていないのです。
 同感同感! 拍手拍手!

◎『VOW王国 ニッポンの誤植』宝島社(04)
 そこらじゅうで目にする誤植のなかから、笑えるものを選抜した本です。誤植は、ないに越したことはありませんが、完全になくすのは無理でしょうし、ユーモア溢れる誤植は許せちゃいますね(笑)。
 この本を読んでいるとき、石原藤夫さんが掲示板で――
>▼教祖と教組
> ニュースの題目に「教組死刑が当然」と有ったので、大胆な事書くなあ、
>と思いましたが、「教祖死刑」の間違いでした。
 タイムリー! と笑みを浮かべました。
 誤植とは別に「誤変換のすすめ」なんて章もあって、これがまた楽しかったです。傑作が目白押しですが、なかでも「睾丸伸び少年」――忘れられません(笑)。

◎藤井青銅+日本国語大辞典編集部編『どれだけ知ってる?「メアドな日本語」 略語クイズ』小学館(10)
『略語天国』小学館(06)の続編です。巷に氾濫する略語に関して、言いたいことはたくさんありますが、それは忘れることにして、楽しく読みました。
「秋葉原」のことを「アキバ」と略します。現在は「アキハバラ」ですが、以前は「アキバハラ」と呼んでいたそうで、「へえ~」でありました。
モノの名前がズバリ!わかる本.jpg まちがいだらけの日本語文法.jpg ニッポンの誤植.jpg 略語クイズ.jpg
 いやあ、日本語は楽しいなあ(嬉)。
コメント(2) 

コメント 2

山本孝一

>『略語天国』小学館(06)の続編です。
これは買わなくては。『略語天国』は面白い本でした。
「団地」という言葉が戦前からの略語だったなんてこの本でしりました。

>なかでも「睾丸伸び少年」――忘れられません(笑)。
私が忘れられないのは(どこで読んだのかわすれましたが)
「海外に住んでいます」を「貝が胃に棲んでいます」と誤変換したケースです。

>いやあ、日本語は楽しいなあ(嬉)。
こんな楽しみ方って、なにかプロレスをななめからみる面白さと似ているようです。
by 山本孝一 (2012-01-06 14:36) 

高井 信

>「海外に住んでいます」を「貝が胃に棲んでいます」と誤変換したケースです。
 胃にまつわる誤変換では、「胃マドンナ状態(今どんな状態)」「それが胃やで(それが嫌で)」が紹介されています。「胃」が絡むと、なぜかおかしいですね。

by 高井 信 (2012-01-06 15:00) 

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