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柳谷郁子の掌編小説集

 古本屋を回っていて、著者サイン本や著者謹呈の紙片が挟まった本を見かけることは珍しくありません。何となく手に取って、サイン本だったりすると、おお! てなものです。
 先日、柳谷郁子の掌編小説集『花ぎらい』発行:ほおずき書籍/発売:星雲社(02)を買いました。柳谷郁子の短い短編はショートショートではなく、明らかに掌編ですけれど、もちろん私の調査対象です。
 この本には謹呈の紙片が挟まっていました。特別仕様で、著者手書きの文面(+落款)を印刷したもの。
 ん? 確か……。
 思いついたことがあり、私は書庫に向かいました。目指すは柳谷郁子の掌編小説集『赤いショール』発行:ほおずき書籍/発売:星雲社(95)です。
 おお、やっぱり。
 著者サイン本なのですね、これが。しかも売上カード付きでして、つまり、これもおそらく著者がどなたかに贈呈した本なのでしょう。
 私が所有している柳谷郁子の掌編小説集はこの2冊だけなのですが、どちらも贈呈本とは……。いろいろ考えると、複雑な心境になります。
花ぎらい.jpg 謹呈.jpg 赤いショール.jpg サイン.jpg 売上カード.JPG

 柳谷郁子には『柳谷郁子ミニ短篇集』という著作があるらしいのですが、現物未確認、かつ出版社も刊行年も不明です。国会図書館のデータベースにも見当たらず、はたして……。
 何かご存じの方がおられましたら、情報提供をお願いします。
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