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第5回300文字小説賞

300文字小説.JPG 名古屋に転居以来、地元紙「中日新聞」を購読しています。
 楽しみのひとつは、サンデー版に掲載される川又千秋監修「300文字小説」です。読者が投稿した300字以内の小説を川又千秋が選考し、毎週3編ずつ掲載。なかには、「おっ」と目を惹く作品もあったりして、楽しませてもらっています。
 昨日(1月3日)の朝刊では、第5回300文字小説賞の発表がありました。最優秀作1編と優秀作3編。昨年5月から10月に投稿された4288編(!)から選ばれた作品です。
 最優秀作に選ばれたのは池井ゆみ「日本語会話資格」。――日本語の乱れを風刺した作品で、言うまでもありませんが、私はこういうのが大好きです。300文字以内という制限のなかで、うまくまとめていますねえ。感心しました。
「テレビで、若いタレントの話し言葉があまりに乱暴で、それをヒントにしました」とのこと。ほんと、よくわかります(若いタレントだけではなく、いわゆる文化人と言われる人たちの日本語もひどいですけれど)。また、本紙の「この人」欄にも採り上げられていて、「日本語の言葉遣いには特に関心が高い」と書かれています。
 今後、何に目をつけ、どんな作品を書かれるのか、非常に楽しみです。

 なお、「日本語会話資格」および受賞者の喜びの声はここで読めます。
コメント(3) 

コメント 3

雫石鉄也

これは面白そうなコンテストですね。
私も応募してみようと思います。
神戸人でも応募可能ですよね。
by 雫石鉄也 (2010-01-04 08:46) 

高井 信

 応募資格の制限はないと思います。
 300字以内って、けっこう難しいですよ~。
by 高井 信 (2010-01-04 15:16) 

ポエミン

面白いですよね300文字小説。先週の女子力の話と桃太郎の話面白かったですよね
by ポエミン (2014-04-15 18:52) 

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