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「話の特集の特集」

 そんなわけで、収穫報告の第2弾です。
◎「話の特集の特集 話の特集100号記念増刊」1974年7月15日発行(通巻101号)
「ショートショート・フェスティバル」として、ショートショート18編を再録。
「ジョーク・フェスティバル」として、各界著名人の好きなジョーク、アンケート結果(これも再録)。
 注目すべきは後者です。アンケートには星新一も答えているのですが、その作品の末尾には「(自作)」と。
 好きなジョークを求められ、自作で応じる、となれば、すぐに思い出すのは「きょうはマコちゃんとデイトです」=「永遠の青春」です。この作品はもともと、「週刊文春」1982年10月14日号に掲載された「私の好きなジョーク」というコラムなんですよね(このときは無題)。
 ややこしいので、整理しておきましょう。
1)「週刊文春」1982年10月14日号に掲載。このときは無題。
2)『どんぐり民話館』新潮社(83)に収録。タイトル「永遠の青春」。新潮文庫(92)も同様。
3)週刊文春編『とっておきのいい話』発行ネスコ・発売文藝春秋(86)に収録。無題。
4)文藝春秋編『とっておきのいい話 ニッポン・ジョーク集』文春文庫(89)に収録。ネスコ版の再編集文庫化だが、文庫版では「きょうはマコちゃんとデイトです」というタイトルが付けられる。
 という次第。ここまで明確にわかったのは、先日、「こんなの出てきた」と和田信裕さんが当該「週刊文春」のコピーを送ってくれたからです。見た瞬間――あ! これは!
 毎度のことながら、和田さん、ありがとうございます。
 あ、そうそう。今回、「話の特集の特集 話の特集100号記念増刊」で披露されている自作ジョークですが、なんだか読んだことがあるなあ、どこに載っていたっけ、と思いつくまま星新一の著作をチェック。すぐに、エッセイ「一日コンピューターマン」(『きまぐれ博物誌』収録)の末尾3行と判明しました。見覚えがあるのも道理、一昨年、私はこの本(角川文庫版)の解説を書いたのでした(笑)。
100号記念.jpg 私の好きなジョーク.JPG 200号記念.jpg
◎「話の特集の特集 話の特集200号記念増刊」1982年10月25日発行(通巻202号)
「ショートショート・フェスティバル」として、ショートショート12編を再録。 
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