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簡易豆本 Part2

 昨日、大昔に書いた原稿のはいっているダンボールを整理しました。
 そのなかに――
 おお、これが残っていたのか!
 大学時代、友人から聞いた話を小説化したものです。その友人も友人から聞いたとのことで、作者は不明。一種の推理クイズなのですが、よくできているし、それに何より面白い。とにかく形として残しておきたいと思って小説化し、懇意にしている編集さんに読んでもらいました。
「面白いけれど、これ1作だけでは……。あと何作か書いて、連載できませんか?」
 そんなことを言われても……(苦笑)。
 結局、この話は立ち消えになりました。ダンボールにはいっていたのは、おそらく下書きと思われますが、ほぼ完成に近い形です(原稿用紙12枚)。
 おっしゃ。これを豆本にしよう。
 前回と同じく自己流ですが、今度は思い切り凝りました。背文字、ジャケット、帯、遊び紙。さらには、実は結末のページが袋とじになっています。
 作るのに半日かかり、大変でしたけれど、満足しています。これだけのものができれば、自己流でも充分みたいな気がしてきました。難点は、めちゃ面倒臭くて、大量生産できない(というか、その気になれない)という点です。
ジャケット.JPG 本体.JPG

【追記】8月19日
 とまあ、そんなわけ(コメント欄参照)で、普及版を作りました。
 文庫サイズにして、背文字、ジャケット、帯、遊び紙、いずれも不採用。袋とじだけは採用しました。いやまあ、その気になれば、切らなくても覗けちゃうから、無駄な手間と言えば言えるんですけどね(笑)。
 製本作業は、昨日の豆本とは比べものにならないほど楽でした。とりあえず10部作製。販売予定はありませんが。
迷える森の若者.JPG
コメント(3) 

コメント 3

尾川健

これ、とても気になります。
問題篇、解答篇みたいになっているんでしょうか。
「若者」が主人公で森で謎に出会うんでしょうか。
うーん、気になります…。
by 尾川健 (2013-08-18 23:58) 

高井 信

>問題篇、解答篇みたいになっているんでしょうか。
 はい、そうです。
>「若者」が主人公で森で謎に出会うんでしょうか。
 若者3人が森で迷います。で、ひどいことをして、その報いを受けます。
 最後、「読者」に謎が提示されます。

 興味を持ってくれた方には読んでほしいな。でも、ネットには公開したくないな。
 ちょっと考え、普及版を製作しようと思いました。豆本は面倒だから文庫サイズにしようか、とか、袋とじはどうしようか、とか、思案中です。
 お借りしているあれこれ、近いうちに送ります。そのとき同梱しますね。お楽しみに。
by 高井 信 (2013-08-19 08:57) 

高井 信

 この作品に興味を持っていただいた皆さん、ありがとうございます。昨日のコメントにも書きましたように、興味を持ってくれた方には、ぜひ読んでほしいと思っています。
 で、本日、さっそく発送してきました。お楽しみいただければ幸いです。
 あ。文庫&豆本コレクターの「あの人(笑)」には豆本もセットで。
by 高井 信 (2013-08-20 15:20) 

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