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『夜をつけよう』

 レイ・ブラッドベリの絵本『夜をつけよう』BL出版(98)を買いました。
 この作品は5種類の翻訳があります。こんなに何度も翻訳されるなんて、珍しいことではないでしょうか。
「夜のきらいな子」:「児童文芸」1973年9月号/白木茂訳
「夜を灯して」:「銀河」1975年11月号/宮田沖彦訳
「夜を点けよう」:「別冊・奇想天外№14 レイ・ブラッドベリ大全集」1981年4月/鎌田三平訳
『夜をつけよう』BL出版(98)/今江祥智訳
『夜のスイッチ』晶文社(08)/北山克彦訳
 私は雑誌(書影の2冊)しか持っていませんでした。絵本はやはり単行本がいいですね。
 あ、そうそう。「児童文芸」のことは知らなくて、この記事への山本孝一さんのコメントで知ったのでした。
夜をつけよう.jpg 銀河.jpg 別冊奇想天外.jpg
 ブラッドベリといえば、書棚を眺めていて――
『ブラッドベリがやってくる 小説の愉快』晶文社(96)
『ブラッドベリはどこへゆく 未来の回廊』晶文社(96)
 ブラッドベリのエッセイ集です。この2冊、すっかり忘れていました。
『ブラッドベリ年代記』河出書房新社(11)と『ブラッドベリ、自作を語る』晶文社(12)の間に並べることにしましょう。いや、その前に『ブラッドベリ、自作を語る』を読まないと(苦笑)。
ブラッドベリがやってくる.jpg ブラッドベリはどこへゆく.jpg ブラッドベリ.jpg
コメント(5) 

コメント 5

北原尚彦

 某SF雑誌(笑)が、近々ブラッドベリ追悼特集をするらしいですよ。
 ま、当然ですよね。
by 北原尚彦 (2012-07-16 20:01) 

高井 信

 特集しなかったら、そっちのほうが驚きますね。1冊まるまるの増刊号を出してもいいくらい。
by 高井 信 (2012-07-16 22:07) 

雫石鉄也

まあ、ブラッドベリでしたら、あそこも素直に追悼特集号を出せるでしょう。
ほんとは小松さんも恩讐をいきさつを乗り越えて、SFで食ってる出版社として追悼特集を出すべきでした。
きのう、その小松さんの一周忌イベント「小松左京に出会う会」に参加してきました。なんといっても、生きてしゃっべたはる米朝師匠を見れたのが良かったです。もちろん堀さんとも、お会いしごあいさつをしました。
by 雫石鉄也 (2012-07-17 09:06) 

高井 信

 小松さんのイベント、行こうかと迷いまくっていたんですが、やはり大阪は遠くて、断念しました。いろんなイベントは東京や大阪に集中。名古屋でも何かやってくれないですかねえ。
by 高井 信 (2012-07-17 14:01) 

山本孝一

そうですか、ブラッドベリ追悼号が出そうですか。
でも何を訳してくれるのだろう。
「華氏451度」の原型となったThe Fireman を伊藤典夫さんの訳で
載せていただけたらうれしいのですけどね。
伊藤さんから、ガチャガチャした話と聞いてます。

>ほんとは小松さんも恩讐をいきさつを乗り越えて、
>SFで食ってる出版社として追悼特集を出すべきでした。
そのとおりだと思いますよ。
それが小松さんへの本当の供養になるのに。
一周忌イベント「小松左京に出会う会」は行きたかったのですが
私の足の具合が悪くてあきらめました。
米朝師匠もステージに上がられたそうで安心しました。
「(小松さんとは)明日会うさかいに」という発言があったらしいですね。
このイベントの模様、DVDにならないものでしょうか。

by 山本孝一 (2012-07-17 22:20) 

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