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映画『運命のボタン』

『なんたらX』という邦題の映画、多いですねえ。言うまでもなく、「なんたら」の部分は大作映画のタイトルです。ほとんどは元の映画とは関係なく、タイトルだけをパクった駄作なんですけれど、そんなDVDを見かけると、つい手に取ってしまいます。『ターミネーターX』だの『エイリアンX』だの、騙されるとわかっていながらレンタルしちゃったりして(笑)。
『遊星からの物体X』は別格(そもそも、『なんたらX』映画ではない。この記事参照)として、『なんたらX』で文句なしに面白かったのは、『ジェイソンX』くらいでしょうか。これは『13日の金曜日』のスピンオフで、ちゃんとジェイソンも出てきますし、何より映画として面白かったです。
プレデターX.jpg さて。
 先日、『プレデターX』を買いました。レンタルしたのではありません。ジャケットに“大ヒットSFアクション「プレデター」から19年――。奴は地球に飛来していた!”なんて書かれていて、値段は新作DVDをレンタルするのと同じくらい。つい、ふらふらとレジへ持っていってしまったのです。
 いやあ、これはひどかったですねえ。詐欺というか冒涜というか……。いくら何でも、この映画に「プレデター」の名をつけてはいかんでしょう。ある程度は許容範囲ですが、やりすぎではないかと思います。
運命のボタン.jpg お口直しと思ってレンタルショップに足を運び、『運命のボタン』を借りてきました。リチャード・マシスン「運命のボタン」が原作です。(右の書影はリチャード・マシスン『運命のボタン』ハヤカワ文庫NV(10))
「運命のボタン」はショートショートと言ってもいいくらいの短い短編で、これをどうやって2時間近い映画にしたのか、興味がありました。
 あら。「運命のボタン」は原作というより設定提供だけなんですね。冒頭以外、ストーリーはまるっきり別のものになっています(結末も)。映画自体は悪くはなかったですけれど、ちょっとがっかり。私は原作のほうが好きです。
スピーシーズ―種の起源―.jpg
『運命のボタン』と一緒に『スピーシーズXXXX 寄生獣の囁き』も借りました。本家の『スピーシーズ』シリーズは大好き! 特に第1作と第2作は傑作ですね。何度も観ています。(右の書影はイヴォンヌ・ナヴァロー『スピーシーズ ―種の起源―』ハヤカワ文庫SF(95))
『スピーシーズX』シリーズ(?)は本家と関係ないんですが、まあまあ楽しくて、新作がリリースされるとレンタルし、ずるずると観ております。さて、第4作はどうでしょうか。

スピーシーズ.jpg スピーシーズ2.jpg スピーシーズ3.jpg スピーシーズ4.jpg

【追記】
『スピーシーズXXXX 寄生獣の囁き』を観ました。
 相変わらず、「どこが『スピーシーズ』やねん(笑)」ですが、もともと『スピーシーズ』とは関係ないし、シリーズでもないのですから、今さらそんなことを言っても始まりません。絵に描いたようなB級ホラーですけど、今回もそこそこ楽しんでしまいました。同じ『なんたらX』映画でも、『プレデターX』よりは何倍もマシです。
『スピーシーズXXXXX』がリリースされたら、また観てしまうでしょうね。DVD販売会社の策略に完全にハマってます(苦笑)。
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