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「『謎のカード』解決篇」

 今年8月25日の記事で――
シャーロック・ホームズのライヴァルたち3.jpg
「謎のカード」の初邦訳は「ミステリマガジン」1966年4月号(119号)に掲載されました。そののち、紀田順一郎編『謎の物語』筑摩書房・ちくまプリマーブックス(91)、山口雅也編『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』角川文庫(07)といったアンソロジーに収録されています。ちょっと調べてみたら、『シャーロック・ホームズのライヴァルたち3』ハヤカワ・ミステリ文庫(84)にも収録されているようですが、現物未確認です。

 と書きました。
 昨日、ふらっと近所のブックオフに立ち寄りましたら、『シャーロック・ホームズのライヴァルたち③』ハヤカワ・ミステリ文庫(84)を売っていたので購入。
ミステリマガジン238号.jpg あ、「謎のカード」本編だけでなく、作者(クリーヴランド・モフェット)自身による「『謎のカード』解決篇」も併録されているんですね。エドワード・D・ホックによる解決編「謎のカード事件」は読んだことがありますが、こちらは未読です。
 さっそく読みました。
 う~~~~む。ミステリではなくて、オカルトになっちゃってますね。まあ、「謎のカード」がああいう結末ですから、仕方ないかもしれませんが、ちょっと肩透かしかな。クロス人間って……(苦笑)。

 ホック「謎のカード事件」は、「ミステリマガジン」1976年2月号(238号)、『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』角川文庫(07)で読めます。
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