SSブログ

古本三昧

 名古屋古書会館の即売会に行ってきました。今年2度目の開催ですが、私が行くのは今年初です。ついでに会館近くの古本屋を回り、帰りにはブックオフ2軒、それに新刊書店にも立ち寄りました。
 おお! 古本三昧の1日! もちろん今年初めて!
◎ジェイムズ・サーバー『虹をつかむ男』ハヤカワepi文庫(14)
 この記事参照。今日買った本で新刊はこれだけです。
◎日野啓三『天窓のあるガレージ』福武文庫(87)
 6編収録の短編集。表題作は「コンクリートガレージの宇宙船に乗りこんだ少年が、異界の光と交感する幻想的な都市小説」とのこと。これに惹かれました。
◎H・G・ウェルズ『タイム・マシン』角川文庫(66)
 7編収録の短編集。タイトルにナカグロがはいっているところが時代を感じさせます。
虹をつかむ男.jpg 天窓のあるガレージ.jpg タイム・マシン.jpg
◎陳舜臣『新西遊記(全2巻)』講談社文庫(78)
『西遊記』、大好き!
◎国語問題協議会監修『崩れゆく日本語 あなたの日本語はこんなに乱れている』英潮社(75)
 いわゆる「日本語の乱れ」を扱った本としては、先駆的な1冊ではないでしょうか。
「マトを得ていない(週刊朝日)」「耳ざわりのよい言葉(読売新聞、朝日新聞)」など、そうか~、こんなころから、しかもこんな巨大マスコミが誤用を発信していたのか。中学、高校のころ、私はこういう言葉に毒されていたのだなあ。
 驚いたのは「目線(週刊朝日)」が採り上げられていたこと。私が知って、まだ20年も経っていないような気がします。
>両者(視線と目線)をきちんと使い分けてくれなくては困る。視線でいいところにまで目線が使われてはたまらない。―中略―目線によって視線が滅ぼされることがないといいが……。(56ページ)
 激しく同感します! さらに言えば、「視点」も「目線」に浸食されているような気がします。なんとかしてほしい。――そもそも、「視線」と「視点」があれば、「目線」なんて言葉は不要では? 実際、私は使ったことがありません。
◎『増補改訂 古書店地図帖』図書新聞(67年初版/84年増補改訂3版)
 30年前の全国古書店事情がわかります。現在では全く役に立ちませんが、眺めていると楽しいです。
新西遊記.jpg 崩れゆく日本語.jpg 古書店地図帖.jpg
◎原作・諸星大二郎/漫画・井上淳哉『妖怪ハンター 闇の客人』新潮社・BUNCH COMICS(11)
 この記事にも書きましたが、一時期、諸星大二郎のマンガを熱狂的に読んでいました。『妖怪ハンター』がリメイクされていたとは!
◎吾妻ひでお『きまぐれ悟空(全2巻)』サンコミックス(77)
◎吾妻ひでお『エイトビート(全2巻)』サンコミックス(77)
◎吾妻ひでお『ハイパードール』秋田書店・PLAY COMICS SERIES(82)
◎吾妻ひでお『魔ジョニア♡いぶ』秋田書店・PLAY COMICS SERIES(84)
 たぶん『魔ジョニア♡いぶ』以外は既読と思います。無性に懐かしくて再読したくなりました。以前は持っていたはずですが、いつだったかマンガのダンボールを開けた際、見当たらなかったような気がし、買っちゃいました。
妖怪ハンター.jpg 吾妻ひでお.jpg
 以上。
 すご~~く嬉しい収穫はありませんでしたが、とっても楽しかったです。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。