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海外SF作家20人

「SFマガジン」2012年9月号は――
>ガイド特集・この20人、この5作
>海外SFの歴史を彩ってきた古今東西の作家20人の経歴および代表作5作の
>計100冊を、 20人のレビュアーが紹介する保存版ガイド特集。ほか、20人の
>作家の全邦訳リストもあわせて掲載する。
SFマガジン.jpg だそうです。
 へえ。古今東西の海外SF作家20人ですか。
 20人って、誰が選ばれているんだろ。気になるなあ。そうだ。ネットで調べてみよう。
 う~~~~ん、この20人ですか。→右の画像(ネットにアップされている表紙画像から切り取りました)
 上の4人、それとレムは文句なしと思いますが、ほかの15人に関しては、いろいろと異論があるのではないでしょうか。
 私がセレクトするとしたら……。すぐさま、以下のような名前が浮かびました。
 ジョン・ウインダム、フレドリック・ブラウン、エドモンド・ハミルトン、ロバート・シェクリイ、リチャード・マシスン、A・E・ヴァン・ヴォークト、E・R・バローズ、E・E・スミス、レイ・ブラッドベリ、ポール・アンダースン。
 誰を外せ、とは言いませんけれど、こういう作家もリストアップしてほしかったです。
 古いですか? 古いんでしょうね、きっと。

【追記】8月2日
 ニール・ゲイマン『壊れやすいもの』角川書店(09)
 チャイナ・ミエヴィル『ジェイクをさがして』ハヤカワ文庫SF(10)
壊れやすいもの.jpg ジェイクをさがして.jpg
コメント(8) 

コメント 8

雫石鉄也

この手の企画は、読者全員が、なるほど、と納得するのは絶対不可能ではないでしょうか。
必ず、なんであの作家が抜けてるんだ、と文句がでます。
私も、ヴォクトとアンダースンが抜けているのが納得できません。新しいところでは、ニール・ゲイマンが入ってるのに、ニール・スティーブンスンが入ってない、グレッグ・イーガンが入ってるのに、テッド・チャンが入ってない。納得できません。
by 雫石鉄也 (2012-08-02 08:57) 

高井 信

>読者全員が、なるほど、と納得するのは絶対不可能
 その通りですね。
 はたと気づけば、ヴェルヌ、ウエルズ、ドイルは?(笑)
by 高井 信 (2012-08-02 09:09) 

山本孝一

SFマガジン版では一作も読んだことのない作家が数名もあります。
ニ―ルなんたらとか、チャイナなんちゃらという作家も「海外SFの歴史を彩ってきた」人たちなんですか?
はじめて耳にした名前ですが。
ですから私も高井案に同意です。
あと、私はほとんど読んでませんがシマックとかラファティとかコードウェイナー・スミスあたりも入れないといけないのでは。
「海外SFの歴史を彩ってきた」ということで。
ヴォクトとアンダースンが抜けているのは、もう本国では忘れ去られているってことでしょうか。マレイ・ラインスターみたいに。
私はニ―ルなんたらとか、チャイナなんちゃらよりも、シェクリィとハミルトンの未訳の作品が読みたいです。
by 山本孝一 (2012-08-02 09:39) 

高井 信

>SFマガジン版では一作も読んだことのない作家が数名もあります。
 私も(笑)。
>ニ―ルなんたらとか、チャイナなんちゃらという作家も
 うちの書棚には、ニール・ゲイマン『壊れやすい物』角川書店(09)、チャイナ・ミエヴィル『ジェイクをさがして』ハヤカワ文庫SF(10)があります。前者は短編集、後者はショートショート集です。
>「海外SFの歴史を彩ってきた」人たちなんですか?
 まあ、SFの専門誌がそういう扱いをしているんですから、そうなんでしょう。正直、私はよくわからないです。>最近のSF界
by 高井 信 (2012-08-02 14:55) 

雫石鉄也

アシモフ、クラーク、ハインラインといった作家たちは、確かに「海外SFを彩ってきた」人たちでしょう。
でも、ミエヴィル、ゲイマン、イーガンといった人たちは「海外SFを彩っている最中」の人たちでしょう。SFマガジンのこの選択はよく判りませんね。
by 雫石鉄也 (2012-08-02 15:12) 

高井 信

 要するに、「SFマガジン編集部お勧めの海外SF作家20人」ということなんでしょうかねえ。
by 高井 信 (2012-08-02 16:50) 

牧眞司

ええと。この企画はぼくも関係しているので(ただし作家の選択は編集部がおこなっています)、ちょっとコメントを。
企画の趣旨が、いまの読者にお勧めする代表的なSF作家について5冊ずつを紹介するというものなので、まず、邦訳が5冊以上あることが大前提です。テッド・チャンや入っていないのは、そういう理由です。たぶん、コードウエイナー・スミスもそうでしょう。
ヴェルヌ、ウエルズ、ドイルは、殿堂入りの存在なので、別格という判断でしょうね。これは妥当だと思います。
ブラッドベリは次号で、追悼特集を組み、そこで網羅的な作品紹介をするので、この号でははずしています。
この企画は、入門的な意味合いが強いので、往年のビッグネームから大活躍している現役までという取り合わせで、ぼくも、こまかいところではいろいろと思いますが、大筋では納得できる選択じゃないでしょうか。
by 牧眞司 (2012-08-06 23:07) 

高井 信

 わざわざ、どうもです。
 なるほど~。「海外SFの歴史を彩ってきた」というよりも「いまの読者にお勧めする」なのですね。それなら、私が口をはさむ余地はありません。この20人のうち、まともに読んだことのない作家が何人もいますから。
 30年前なら、私の推す作家の多くがセレクトされたかもしれないですね。
>ブラッドベリは次号で、追悼特集を組み、そこで網羅的な作品紹介を
>するので、この号でははずしています。
 これは楽しみです。
by 高井 信 (2012-08-06 23:43) 

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