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「Hard SF Laboratory」126号

「Hard SF Laboratory」126号が届きました。石原藤夫さんが主宰する〈ハードSF研究所〉の公報です。いつもありがとうございます。>石原さん
HSFL126号.jpg 封筒を手にした途端、ずっしりとした重さが伝わってきました。封を切って中身を取り出すと――うわあ、厚い! 150ページ。ふだんは100ページ前後であることが多いですから、5割増ですね。
 厚さだけではなく、内容も読みごたえ抜群。なかでも、石原さんの「小松左京さんを偲ぶ」は関連資料の復刻も含め、全33ページ。思わず読み耽ってしまいました。ことに『さよならジュピター』やSF資料館のエピソードは興味深く、こんな追悼文こそ小松左京さんの追悼ムックに必要ではなかったかと思います。どこかに転載できないものでしょうか。
 石原さんが1974年から1975年にかけて「現代数学」という雑誌に連載されたというショートショートの第1話「ティーチング・マシン」も掲載されています。これは事前に石原さんから「こんなのを書いたことを思い出した。次号の公報に載せる予定」と伺い、楽しみにしていたものです。石原さんは「小説というより雑談に近い」と謙遜されていますが、いえいえ、ちゃんとしたショートショートと思います。次号以降も楽しみです。
 そのほか、海野十三、レイ・カミングスなど、たまりませんねえ。
 お年を召されても変わらぬ情熱には頭が下がります。
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