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「ホシヅル図書館」リニューアル

 星新一公式サイト「ホシヅル図書館」がリニューアルされました。
 変更されたのはデザインだけではありません。大きな追加コンテンツはふたつです。
 江坂遊編「星ペディア」――子ども向けに書かれた星新一事典です。といっても、内容はなかなか本格的ですよ。私は公開前に読ませていただき、いくつかリクエストをしました。採用されたものもあり、不採用のものもあり……(笑)。
 高井信編「年代順リスト(1999~2011)――1999年以降に出版された著作リストです。たくさん出ているなあとは思っていましたが、リストを作って、唖然呆然。ご存命中も含めて、これだけの出版ラッシュはなかったのではないでしょうか。リストを眺めているだけでも圧倒されると思います。
 ほか、「ミリオンセラーリスト」が別の場所から移動してきましたし、「表紙ギャラリー」内のコンテンツも増えています。
 それと、ちょっと見ただけでは気がつかないかもしれませんが、実は「初出リスト」も大改訂がなされています。昨年12月初旬に公開して以降、少しずつ手直ししてはいましたが、今回の大改訂はその比ではありません。全体の作品数は大幅に増え、逆に初出不明の作品は減り……。ほんと、最初に公開したリストが恥ずかしくなるくらいの充実度になっています。正直、これが私個人にとっては最も大きなリニューアルです(嬉)。
 以上、星新一ファンの皆さまに楽しんでいただき、お役に立てれば、と思います。
コメント(3) 

コメント 3

橘まるみ

◆永遠の青春(どんぐり民話館)――『どんぐり民話館』新潮社(1983年刊)
 は、物議を醸した、「きょうはマコちゃんとデイトです」(http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2011-05-06 )のようです。
◇奇妙な機械(ふしぎな夢)――「ヒッチコックマガジン」1962年3月号
 は、随筆集「できそこない博物館」収録の「物体など」、冒頭の挿話のようです。
 識別するため、1行目の文から「物体など(発見されたそれは、)」(仮題)としておきます。
◆スポーム第一号――「イシコ」Vol.2 No.3(発行年月不明)
 は、随筆集「きまぐれ博物誌・続」収録の「宅地造成宇宙版」のようです。
 発表月は、昭和44年5月です。
 「真鍋博のプラネタリウム」にも収められていました。
◇天国からの道(天国からの道)――「劇場」1960年(5号)→天使考
 「天国からの道」と「天使考」は、別作品として扱わなくていいのでしょうか。
◇老人と孫(白い服の男)――「ミステリマガジン」1968年10月号
 の原型が、随筆集「きまぐれ博物誌」収録の「四角い宇宙」としてあります。
 全く別作品といっていいですが、「四角い宇宙」の方はリストにありませんでした。
by 橘まるみ (2012-02-24 18:02) 

高井 信

「スポーム第一号」、確認しました。文章に手は加えられていますが、「宅地造成宇宙版」ですね。気づかなかったのは私のミスです。ご指摘および発行年月のご教示、ありがとうございます。
「天国からの道」と「天使考」は本日、修正したところです。
by 高井 信 (2012-02-24 18:23) 

高井 信

 あ、そうそう。
「四角な宇宙」(「四角い宇宙」ではありません)はエッセイですから、リストに掲載しないのは当然です。
 また、初出が後年の発行物ということはありえませんので、その点、よろしくお願いします。
by 高井 信 (2012-02-24 18:54) 

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