『謎の物語』
紀田順一郎編『謎の物語』ちくま文庫(12)を買いました。リドル・ストーリーを中心に編まれたアンソロジーです。――ちくまプリマーブックス版(91)を再編集したものですが、大幅に増補され、ほとんど別の本のような趣きがあります。
何と言っても、マーク・トウェイン「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」が新たに収録されたことが嬉しいです。F・R・ストックトン「女か虎か」、C・モフェット「謎のカード」とともに世界3大リドル・ストーリーの古典と言われている1編です。この3編が一堂に会したアンソロジーは初めてではないかと思います。(この記事参照)
それに加えて、「女か虎か」の作者自身による続編「三日月刀の督励官」、J・モフィット「女と虎と」、C・モフェット「続・謎のカード」(→この記事参照)も新たに収録。もう、至れり尽くせりですね。「謎のカード」といえば、赤塚不二夫のマンガ(→この記事参照)も収録してくれれば嬉しかったかも(笑)。
また、微に入り細を穿った解説(編者)は感涙ものです。あえて私の好みを前面に押し出して言うならば、スタンリイ・エリン「決断の時」も収録されていたら言うことなし、ですが、そこまで求めるのは贅沢というものでしょうね。
大快哉を叫び、超強烈にお勧めします!
今日は今江祥智編『それはまだヒミツ 少年少女の物語』新潮文庫(12)も買いました。(この記事参照)
何と言っても、マーク・トウェイン「恐ろしき、悲惨きわまる中世のロマンス」が新たに収録されたことが嬉しいです。F・R・ストックトン「女か虎か」、C・モフェット「謎のカード」とともに世界3大リドル・ストーリーの古典と言われている1編です。この3編が一堂に会したアンソロジーは初めてではないかと思います。(この記事参照)
それに加えて、「女か虎か」の作者自身による続編「三日月刀の督励官」、J・モフィット「女と虎と」、C・モフェット「続・謎のカード」(→この記事参照)も新たに収録。もう、至れり尽くせりですね。「謎のカード」といえば、赤塚不二夫のマンガ(→この記事参照)も収録してくれれば嬉しかったかも(笑)。
また、微に入り細を穿った解説(編者)は感涙ものです。あえて私の好みを前面に押し出して言うならば、スタンリイ・エリン「決断の時」も収録されていたら言うことなし、ですが、そこまで求めるのは贅沢というものでしょうね。
大快哉を叫び、超強烈にお勧めします!
今日は今江祥智編『それはまだヒミツ 少年少女の物語』新潮文庫(12)も買いました。(この記事参照)
2012-02-17 19:37
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