『読書・満漢全席』
植沢淳一郎『読書・満漢全席 本に関するコラムと古本ミステリー&SF』北辰堂出版(16)なる本をサブタイトルに惹かれて手に取りました。
コラムはすっ飛ばし、お目当ての小説「獲り逃がした獲物」を。――明らかに自身の体験をもとにした私小説ですね。東京で古本(SF!)を漁る生活が活写されていて、おー、わかるわかる。そこまではよかったのです。
ほおほお。東京から地元の甲府に戻りましたか。
え? 地元でEQMMなどに寄稿している作家と知り合った? 小倉正二さん? 「宇宙塵」の会員?
これ、明らかに戸倉正三さんではないですか。
>それから程なくして、小倉さんのやっておられたハガキ一枚に六百~一千二百字のSFのショートショートを載せて発行するハガジンなるものを継承してやっていくことにもなった。いわば、SFの同人誌(ファンジン)を主宰することになったのだった。
えーーーーーっ。戸倉さんのハガジン「ミクロSF」は124号が最終号と思っていました。124号は確認済みで、発行者は「戸倉正三」となっています。その継承者がいたとは……。ということは、「ミクロSF」は125号以降も出ている?
いやもちろん、「獲り逃がした獲物」は小説ですから、この部分はフィクションかもしれませんよ。しかし、こんな架空エピソードを挿入する理由がわからないし、それに最後に――
>この話は、物語ではなく、筆者の体験したまさにノンフィクション。
と書かれているのです。これは放ってはおけません。
巻末の著者紹介によりますと、本名は米山哲雄とのこと。調べてみたところ、いくつかのファンジンのお便り欄にこの名前を発見しましたが、出されていたファンジンについての情報は得られませんでした。おそらく現在、60代後半と思われますが……。
何かご存じの方がおられましたら、ぜひぜひご教示を。
【追記】
ネットにて、1954年生まれという情報を発見。60代前半でしたね。
【追記2】
カバー袖の著者紹介です。
コラムはすっ飛ばし、お目当ての小説「獲り逃がした獲物」を。――明らかに自身の体験をもとにした私小説ですね。東京で古本(SF!)を漁る生活が活写されていて、おー、わかるわかる。そこまではよかったのです。
ほおほお。東京から地元の甲府に戻りましたか。
え? 地元でEQMMなどに寄稿している作家と知り合った? 小倉正二さん? 「宇宙塵」の会員?
これ、明らかに戸倉正三さんではないですか。
>それから程なくして、小倉さんのやっておられたハガキ一枚に六百~一千二百字のSFのショートショートを載せて発行するハガジンなるものを継承してやっていくことにもなった。いわば、SFの同人誌(ファンジン)を主宰することになったのだった。
えーーーーーっ。戸倉さんのハガジン「ミクロSF」は124号が最終号と思っていました。124号は確認済みで、発行者は「戸倉正三」となっています。その継承者がいたとは……。ということは、「ミクロSF」は125号以降も出ている?
いやもちろん、「獲り逃がした獲物」は小説ですから、この部分はフィクションかもしれませんよ。しかし、こんな架空エピソードを挿入する理由がわからないし、それに最後に――
>この話は、物語ではなく、筆者の体験したまさにノンフィクション。
と書かれているのです。これは放ってはおけません。
巻末の著者紹介によりますと、本名は米山哲雄とのこと。調べてみたところ、いくつかのファンジンのお便り欄にこの名前を発見しましたが、出されていたファンジンについての情報は得られませんでした。おそらく現在、60代後半と思われますが……。
何かご存じの方がおられましたら、ぜひぜひご教示を。
【追記】
ネットにて、1954年生まれという情報を発見。60代前半でしたね。
【追記2】
カバー袖の著者紹介です。
2018-06-18 15:11
コメント(2)
甲府の方ですか。気になります。何かわかったら連絡しますね!
by いいのふみ(*^o^*)ひこ (2018-06-18 16:12)
ありがとうございます。飯野探偵に期待!
参考になるかと、カバー袖の著者紹介を貼っておきますね。
by 高井 信 (2018-06-18 16:19)