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『ショートカッツ』

別冊宝島 泣ける!ギャグ漫画セレクション」宝島社(06)を読みました。知っているマンガ、知らないマンガ、感動的なエピソードがてんこ盛りです。巻末には赤塚不二夫『おそ松くん』の「イヤミはひとり風のなか」。この記事にも書きましたが、大傑作と思います。
 永井豪『オモライくん』の最終回も収録されています。『オモライくん』は子どものころにも読んだし、何年か前には竹書房文庫版(全2巻/1996年)も買いました。好きなマンガのひとつですが、ま、それは今回どうでもいい話で――
 あ、おこもちゃんだ!
 そう。このマンガには「おこもちゃん」というキャラクターが登場するのです。「おこもちゃん」が問題ないならば、「おこもさん」も問題ないですね(→この記事のコメント欄参照)。ちょっぴり嬉しい。
泣ける!ギャグ漫画セレクション.jpg オモライくん.jpg
 ということで、本題です。収録作で最も気になったのは古屋兎丸『ショートカッツ』です。マンガ家の名も作品名も全く知りませんが、その解説文に――
>シチュエーションギャグからパロディ、ラブコメタッチのものからシリアスなものまで、作者の幅広さはもちろん、女子高生の幅広さもうかがい知れる(!?)ショート・ショートです。
 おお! ショートショート! 選ばれたエピソードも面白く、これはもう、単行本を読まなければ、です。
 ということで、近所のブックオフ散歩。――あは、あった!(嬉)
 しかしこの背には驚きましたね。真っ白な背を見て、最初は探している本だなんて思わず、「なんじゃこりゃ。背ヤケにしても見事すぎる」と目を凝らしたんですよ。そしたらなんと、下のほうに「ショートカッツ 古屋兎丸」と。
 そういうデザインだったのですね。参った!
◎古屋兎丸『ショートカッツ』ビッグコミックス(03)
ショートカッツ.jpg
 もう1冊――
◎Boichi『スペースシェフシーザー』ヤングキングコミックス(10)
 以前に『Boichi作品集 HOTEL』モーニングKC(08)を読み、めちゃ面白かったことを思い出して購入。『HOTEL』はショートショートやSFのアイデア・ストーリーが好きな方々に思い切りお勧めできる作品集です。
スペースシェフシーザー.jpg HOTEL.jpg
コメント(8) 

コメント 8

高井 信

『ショートカッツ』を読み始めました。1話、2話は軽く流しましたが、3話目でKO。こういうシモネタは問答無用で好きです。あ、でも、「別冊宝島 泣ける!ギャグ漫画セレクション」に収録された話を読んで期待したものとは全く違いますね(笑)。
 全99話、このあと何が飛び出すか、楽しみです。
by 高井 信 (2015-10-30 22:24) 

高井 信

 さらに7話目で悶絶。
by 高井 信 (2015-10-30 22:30) 

高井 信

 現在、74話まで。いやあ、面白いですね。まさにマンガならではのショートショートと思います。
 で、はっと気がつきました。この本は2部構成になっていて、part1には95話、part2には99話を収録。つまり全194話です。上のコメントに「全99話、このあと何が飛び出すか、楽しみです」と書きましたが、これは間違い。申しわけありませんでした。
 ということで、まだ120話が残っています。

 ちなみに、75話目は、いきなり楳図かずおタッチ! この先、どうなっていくのやら。
by 高井 信 (2015-10-31 11:40) 

高井 信

 読み終わりました。
 あ~~~~~~、面白かった。大満足です。
by 高井 信 (2015-11-01 16:30) 

高井 信

『スペースシェフシーザー』を読み始めました。
 主人公のシーザー(宇宙一の料理人)は美少女3人組に「しんちゃん」と呼ばれ、おもちゃにされます。
 なんだか複雑な気分の「しんちゃん」(笑)。

 作品自体は面白いです。3分の2ほど読み進んだところ。
 一気に最後まで読んでしまいます。
by 高井 信 (2015-11-03 08:31) 

高井 信

 そんなわけで、読み終わりました。
 美少女3人組は宇宙を駆けるモンスター・ハンターです。ゲリー・カーライルを思い出したりして、う~~~む、懐かしい。
 楽しかったです。
by 高井 信 (2015-11-03 08:51) 

日下三蔵

Boichiさんは『HOTEL』にも入っている短篇「全てはマグロのためだった」を創元SF文庫の年度別アンソロジー『年刊日本SF傑作選 超弦領域』にいただいたのですが、SFへの思いを綴った1ページ半に及ぶ長文の著者コメントが届いて感激しました。
by 日下三蔵 (2015-11-04 02:29) 

高井 信

 あ、もしかすると『超弦領域』を読んで気になり、『HOTEL』を買ったのかもしれません。そのあたりの経緯、もうすっかり忘れていますが(笑)。
 創元のアンソロジー、新しいSF事情にうとい私にはありがたいです。末永く続きますように。
by 高井 信 (2015-11-04 06:43) 

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