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『街角の書店』

 中村融編『街角の書店 18の奇妙な物語』創元推理文庫(15)を送っていただきました。中村さん、ありがとうございます。
 まずはカバーの内容紹介を読んでいただきましょう。
紹介.jpg
 版元は違いますが、〈異色作家短篇集〉の別巻と言ってもいいでしょう。涎じゅるじゅるであります。
 18人の作者を代表して、表紙に名前が出ているのはフレドリック・ブラウンとシャーリイ・ジャクスン! もう涙が出そう。
「編者あとがき」に――
> 本書が生まれるきっかけは、〈ハヤカワ・ミステリマガジン〉二〇一一年三月号に「奇妙な味の隠し玉」というエッセイを書いたことだった。―中略―それまでも漠然と〈奇妙な味〉のアンソロジーを作りたいと思っていたが、このエッセイを書いたことで本格的に目次作りがはじまった。
 と書かれています。
 このエッセイは読んだはずですが、すっかり失念。当該号を取り出してきて、再読しました。
 あれから4年、見事に結実させましたね。素晴らしい!
 奇妙な味のファン、ショートショートのファン、アイデアストーリーのファン、書店へGo!
街角の書店.jpg ミステリマガジン661号.jpg
コメント(4) 

コメント 4

清水孝俊

なるほど、「奇妙な味」とは、そうした特別な背景のある
言葉だったのですね。

以前ショートショートが受賞した際、
清水義範さんに、「奇妙な味のある小説」と評していただいたことがありました。
そのときはあまり注目していませんでしたが
自分の作品の方向性を探るうえで、
「奇妙な味」は、ヒントになるかもしれないと思い始めました。

いつも勉強にさせていただいております、ありがとうございます。
記事とは少し外れたコメントですみません。
この本も、さっそく手に入れてみたいです。
by 清水孝俊 (2015-06-10 22:55) 

高井 信

「奇妙な味の小説」は私(や仲間たち)にとって「面白い短編」とほぼ同義です。
 もちろん『街角の書店』はお勧めですが、もし早川書房〈異色作家短篇集〉をお読みになっていなければ、ぜひ。必ずや波長の合う作家に出会えると思います。
by 高井 信 (2015-06-11 09:17) 

清水孝俊

早速取り寄せて読み始めました、
ありがとうございます!
by 清水孝俊 (2015-06-12 11:26) 

高井 信

 素晴らしい行動力ですね。
 ダール、ブラウン、シェクリイ、マティスン、エイメ、ブロックなど、若いころに読み耽りました。
by 高井 信 (2015-06-12 15:18) 

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