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「CHECK」

 石原藤夫さんの掲示板で「CHECK」というファンジンが気になりました(→この書き込み)。
>「CHECK」は、SF古書集めの好きな人たちによるファンジンで、加藤真一、よしだまさし氏の編集。巻頭に「星雲入手秘録」。その他「チャペックの初訳について」などのマニア的なエッセイが多数あります。
「CHECK」の発行は1979年8月25日です。そのころ私は大学3年で、「奇想天外」デビューの寸前。まだまだばりばりのSFコレクターでした。
CHECK.jpg あのころのコレクター話か。面白そう。
 幸いなことに、石原藤夫さんから「CHECK」全ページのスキャン画像をいただいています。
 どうせなら冊子の形で読みたいな。よっしゃ。レプリカ作ろっと。
 そんなわけで、ちゃかちゃかと作業。1時間くらいで完成しました。(右の書影はレプリカです)
 こんなのを作るの、以前なら1日かかったんですよね。作業時間が驚異的に短縮したのは工夫と慣れの成果です。えっへん(笑)。
 で、読みました。
「星雲入手秘録」――いかにして「星雲」を500円で入手したか。これ、どこかで読んだことがあるような気がします。特に探しているわけではないけれど、500円なら私も欲しい(笑)。
「空想科学小説全集」――室町書房のSFシリーズあれこれ。
「急募 香山滋の本」――ちょうど私も香山滋の本を求めて古書店をさまよっていたころでした。
「別冊宝石とその周辺」――SF特集号2冊のことなど。
「アメージングストーリーズ日本語版のこと」――何冊か持っていたけど、ずいぶん前に処分しちゃったなあ。
「チャペックの初訳について」――へえ。大正13年に「人造人間」が上演されているのですか。
「初版考」――私も昔は初版にこだわっていたなあ。いまも気にはなりますが、デザイン(帯も含めて)が同じなら何刷でもOK。
「古書探しの悲劇」――あはは(笑)。
「あんな本こんな本へんな本」――『慄然の書』『魚が出てきた日』『アンドロイド・ピニ』『SF英雄群像』『魔女の誕生』『熱線博士』『醗酵人間』『ミスター・アダム』『フェイル・セイフ』『夜の恐怖』『二十世紀の怪異』を紹介。『熱線博士』以外はうちにあったことがあるなあ。いまあるのは7冊だけ。
「SF古書落ち穂拾い」――『一角獣・多角獣』と『第四次元の小説』を紹介。
「世界文学全集の中から」――『新興文学集』の紹介。これ、昔はそこらじゅうの古本屋の店頭に転がっていましたが、いまは見ないような気がします。
「あんな雑誌こんな雑誌へんな雑誌」――「ソヴェート文学」のSF特集など。懐かしいなあ。

 36年前にタイムスリップしました。楽しかったです。
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