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映画『アルジャーノンに花束を』

 ダニエル・キイス追悼。
アルジャーノンに花束を.jpg 映画『アルジャーノンに花束を』を観ました。1968年版です。
『アルジャーノンに花束を』を原作とする映画やドラマ、いろいろと観てきました。どれもいいんですが、やはりこれが一番ですね。何度観ても、じんとなります。
 もひとつ、NHKラジオ「文芸劇場」のドラマも忘れられません。これは昔、カセットに録音したものをパソコンに取り込んであります。明日にでも聴こうかしらん。

 あ、そうそう。
 今朝の「中日新聞」のコラム「中日春秋」で、『アルジャーノンに花束を』が採り上げられていました。こちらをどうぞ。
コメント(9) 

コメント 9

山本孝一

『アルジャーノンに花束を』は原型の中編版のほうが好きです。
高校生の頃にハヤカワSFシリーズ『ヒューゴー賞傑作集』に収録されていた『アルジャーノンに花束を』を読んだときは感激しました。
しかしまわりの人はだけもそんなん作品を知りませんでした。まさかこんなに有名になるとは。
高校の卒業文集で、高校時代の思い出として「『アルジャーノンに花束を』に出会ったこと」と書いたら、同級生は「マージャンと花札に出会ったこと」と読み間違えていたぐらいです。
1968年の映画版は高校を卒業した翌日ぐらいに映画館で観ました。最終日で観客はガラガラでした。
タイトルも「まごころを君に」という地味なもの。
結末は穏やかに笑いながら(たしか)公園でブランコに乗るチャーリーのストップモーションでエンドマーク。
「アルジャーノンへ花束を」はどこに行ったのとがっかりしました。
「アルジャーノンに花束を」はいずこへ?
(あ、これはチャーリー・ゴードンならぬ吉本のチャーリー浜のチャーリー浜のギャグでした)
映画の最終日だったので帰りに事務所で「映画のポスターを1枚もらえませんか?」と頼んだら、オバちゃんが「あんた、高校生?」と聞いたので「はいМ高校です」と言ったら「ああそう、ええ高校やねぇ。うちの娘もМ高校を卒業したんよ」と事務所の奥から未使用のポスターを持ってきてくれました。そのポスターは今も持っております。
映画にはそんな思い出があります。
今日でも原作を読み返してみよう。

by 山本孝一 (2014-06-20 09:58) 

高井 信

>結末は穏やかに笑いながら(たしか)公園でブランコに乗るチャーリーのストップモーションでエンドマーク。
 その通りです。
>「アルジャーノンへ花束を」はどこに行ったのとがっかりしました。
 確かに映画のラストは残念ですね。
 いま、ラジオ「文芸劇場」のドラマを聴き終わりました。これ、中編版のドラマ化なんですよ。本当に素晴らしい!
 もちろん最後はちゃんと「アルジャーノンに花束を」です。
 山本さんにもぜひ聴いてほしいので、メールでお送りしますね。
by 高井 信 (2014-06-20 10:16) 

山本孝一

高井さんから送っていただいたラジオドラマ『アルジャーノンに花束を』をさっそくに聴かせてもらいました。
ICレコーダーに入れて夕飯後にそれを聞きながら散歩したのですが、素晴らしい出来でした。
日記という形で書かれた物語はラジオドラマに適しているのかもしれませんが、脚色も見事で、冒頭からたどたどしく日記を読むチャーリー声に重なるように女性が同じ日記を読み始め、その意味が結末でやっとわかったときに涙が出そうになりました。
そして、最後にチャーリーの「もしヒマがあったらウラニワの…」というあの名台詞。
原作の中編版の完璧なドラマ化です。
ずいぶん昔の放送だとは思うのですがよくぞ残っていた。
高井さん、ありがとうございました。
久しぶりに良いラジオドラマが聴けました。
40年ぐらい昔にNHKラジオで筒井康隆さんの『座敷ぼっこ』を30分ドラマにしたものを聴き感激したのですが、あの音源残っていないかなぁ。
by 山本孝一 (2014-06-20 23:17) 

高井 信

 楽しんでいただき、よかったです。ほんと、すっごくよくできたドラマなのですよ。
 カセットテープのメモを見ますと、放送は1977年1月7日(金)午後9時5分~10時。私、まだ(ぎりぎり)10代ですね。感性豊かな年ごろだったということもありますが、いまだに強烈に残っているラジオドラマです。
 これまでに、おそらく10回近く聴いていると思います。それでも感動しちゃうのはすごい!
by 高井 信 (2014-06-21 09:46) 

高井 信

 ラジオドラマ「座敷ぼっこ」、ネット検索してみましたら、簡単にヒットしました。
http://homepage3.nifty.com/mezala/radiodrama/rd1967.html
 1967年2月3日の放送だそうです。40年前どころじゃないですよ(笑)。
 私は9歳。筒井康隆もSFも知らないころです。
by 高井 信 (2014-06-21 12:37) 

山本孝一

>1967年2月3日の放送だそうです。
私が高1です。
私の記憶では、もう少し後に京都のSFファンクラブ「超人類」に入会し、会合に出たときに、今夜「座敷ぼっこ」がラジオドラマになって放送されると聞いたので…という経緯だった気がするのですが。
大阪のNHKが再放送したのかなぁ。
昨年の秋に堀晃さんの「梅田地下オデッセイ」のラジオドラマを聴きましたが、それ以外のラジオドラマというともう長いあいだ聴いておりませんねぇ。
ありがとうございました。


by 山本孝一 (2014-06-21 13:53) 

尾川 健

反応が遅くてすみません。
「座敷ぼっこ」のラジオドラマは平石さんのリスト
によれば、
1967/2/3 NHK(放送劇)
1983/2/13 TBS/毎日放送
とのことです。40年前というとこちらかも知れません。

by 尾川 健 (2014-06-25 21:24) 

高井 信

 ありがとうございます。
 1983年の可能性もありますが、これだと31年前。「超人類」って、まだありましたっけ?
 どこかに音源が残っているといいんですけどねえ。
by 高井 信 (2014-06-26 08:23) 

山本孝一

尾川さん、ありがとうございます。
そうですね、平石滋さんの「筒井康隆大事典」を確認すればよかったのですね。
いま見たら確かにTBS/毎日放送でも流されてますね。
(「お紺昇天」もラジオドラマ化されてる。聴きたいなぁ)
でも私が聴いたのはNHKだったからやはり1967年2月3日なのかなぁ。
「超人類」の会合で、故Tさんと「今夜『座敷ぼっこ』が放送されますね」と交わした会話はなんだったんだろう。
>「超人類」って、まだありましたっけ?
1970年代初頭に「星群の会」へと発展解消しました。
2年ほど前に当時のメンバー数人であつまり、40年ぶりに「超人類」の会合を開きました。
お互い白髪になったり髪の毛が薄くなったりお腹が出たりしてましたが、持ってくきた本や資料を自慢したりやっていることは昔と同じで笑えてきました。


by 山本孝一 (2014-06-26 09:48) 

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