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映画『月下の恋』

 すっかり映画づいていまして、結果、ブログを開設したときの趣旨とは明らかに違う記事が多くなっています。以前は、こういう記事を書くことに躊躇があったのですが、最近は完全に開き直ってしまいました。
 と、言いわけをしたところで、今日も映画の話です。

 2ヶ月ほど前、ジェームズ・ハーバートの著作リストをアップしました。若いころ、夢中になって読んだ作家の1人です。
 著作を調べている過程で、ハーバート原作の映画があると知りました。
『ジャンボ・墜落/ザ・サバイバー』1981年(原作は『ザ・サバイバル』)
『巨大ねずみパニック』1982年(原作は『鼠』)
『フルーク』1995年(原作は『仔犬になった男』)
『月下の恋』1995年(原作は『悪夢』=『月下の恋』)
 レンタルしようと探してみたものの、ふだん私が利用している店には見当たらず……。
 またいつか機会があれば、と思っていたのですが、古いビデオテープ(テレビ番組を録画したもの)の背ラベルを眺めていましたら、あらら、『月下の恋』があるではないですか。
 録画しただけで観ていないのか、観たけど忘れてしまったのか、それも覚えていません。いやはや、情けないです(苦笑)。

 ということで、映画『月下の恋』を観ました。
 原作は読んでいないので、予備知識ゼロです。観始めてすぐ、この映画は観たことがないと確信しました。いくら私が忘れっぽいといっても、こんな印象的なオープニングを忘れるはずがありません。
 しばらく観ていて、私が夢中になって読んでいたころのハーバートとは違うと感じました。ゴシックロマンス風の展開なんですよね。期待外れと言えば言えるんですが、こういうのも好きです。
 クラシックなムード溢れる幽霊映画。1995年の作品とは思えない古めかしさですが、それがマイナスかというと、そうではなくて、私にとってはプラスでした。映像は美しいし、音楽も心地よいし、佳品という言葉がふさわしい映画と思います。
 ふと思い返せば、いろんな意味で、先日観た『赤い影』と共通点が多いですね。
 ホラーの苦手な人にも勧めたくなる、どちらもそんな映画でした。

 古いビデオテープを眺めていて、エドガー・アラン・ポー原作のロジャー・コーマン映画が4本あることに気がつきました。うち2編はリチャード・マシスン、1編はチャールズ・ボーモントがシナリオを担当しています。そそられる名前ですが……。
 これまた、観たことがあるのか、ないのか。さっぱり覚えておりません。
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