半村良のショートショート
昨日は半村良の長編『軍靴の響き』の帯に関する記事を書くなんて、(本ブログとしては)反則的な更新をしてしまいました。
長編型の代表みたいな半村良ですが、実は短編の名手でもあり、たとえば「夢の底から来た男」など、忘れえぬ名作として私の脳裡に刻み込まれています。
もちろん、決して少なくはない数のショートショートも書いていて、これもまさに職人技です。ショートショート集と言えそうなのは『能登怪異譚』だけですが、ショートショートを数多く収録している短編集はあります。
今日はそういった、半村良のショートショートがまとめて読める作品集を紹介します。
『幻視街』講談社(77)/講談社・ロマンブックス(79)/講談社文庫(79)/角川文庫(80)
信じられないような間隔で何度も再刊されました。
『能登怪異譚』集英社(87)/集英社文庫(93)
『半村良コレクション 妖花』出版芸術社(92)
『半村良コレクション 酒媼 さけおうな』出版芸術社(93)
〈半村良コレクション〉は全3巻で、もう1冊のタイトルは『亜矢子』。これにはショートショートは収録されていません。
『赤い酒場』出版芸術社・ふしぎ文学館(93)
『半村良コレクション』ハヤカワ文庫JA(95)
出版芸術社〈半村良コレクション〉の『亜矢子』『妖花』に短編「赤き酒場を訪れたまえ」を増補。
【追記】7月3日
ちょっと珍しい(と思う)本を持っていることを思い出しましたので、紹介します。
◎半村良『深奥への回線』SF図書館(77)
ファン出版の豆本です。大きさをわかりやすくするため、隣に500円玉を置いてみました。
収録されているのはショートショート「深奥への回線」1作のみです。〈ショート・ショート シリーズ1〉となっていますが、続刊されたのか知りません。
なお、「深奥への回線」は『酒媼』に収録されています。
長編型の代表みたいな半村良ですが、実は短編の名手でもあり、たとえば「夢の底から来た男」など、忘れえぬ名作として私の脳裡に刻み込まれています。
もちろん、決して少なくはない数のショートショートも書いていて、これもまさに職人技です。ショートショート集と言えそうなのは『能登怪異譚』だけですが、ショートショートを数多く収録している短編集はあります。
今日はそういった、半村良のショートショートがまとめて読める作品集を紹介します。
『幻視街』講談社(77)/講談社・ロマンブックス(79)/講談社文庫(79)/角川文庫(80)
信じられないような間隔で何度も再刊されました。
『能登怪異譚』集英社(87)/集英社文庫(93)
『半村良コレクション 妖花』出版芸術社(92)
『半村良コレクション 酒媼 さけおうな』出版芸術社(93)
〈半村良コレクション〉は全3巻で、もう1冊のタイトルは『亜矢子』。これにはショートショートは収録されていません。
『赤い酒場』出版芸術社・ふしぎ文学館(93)
『半村良コレクション』ハヤカワ文庫JA(95)
出版芸術社〈半村良コレクション〉の『亜矢子』『妖花』に短編「赤き酒場を訪れたまえ」を増補。
【追記】7月3日
ちょっと珍しい(と思う)本を持っていることを思い出しましたので、紹介します。
◎半村良『深奥への回線』SF図書館(77)
ファン出版の豆本です。大きさをわかりやすくするため、隣に500円玉を置いてみました。
収録されているのはショートショート「深奥への回線」1作のみです。〈ショート・ショート シリーズ1〉となっていますが、続刊されたのか知りません。
なお、「深奥への回線」は『酒媼』に収録されています。
2009-06-29 07:35
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