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オンデマンド実験2

 最初の試作版(→この記事)に続き、試作版第2弾が届きました。内容に修正を加えたのはもちろん、今回、体裁をあれこれ試しています。ラミネート加工の有無、カラーとモノクロ、紙質の違い。
SF雑誌99の謎.jpg
 左は最初の試作版。本文、表紙ともカラー。表紙はラミネート加工、薄めの紙を使用。オンデマンド販売するなら900円(送料込み)。
 中央は今回の試作版1冊目。本文、表紙ともカラー。表紙はラミネート加工なし、薄めの紙を使用。オンデマンド販売するなら800円(送料込み)
 右は今回の試作版2冊目。本文、表紙ともモノクロ。表紙はラミネート加工なし、厚めの紙を使用。オンデマンド販売するなら600円(送料込み)。
 見比べてみて――
・モノクロはやめたほうがいいな。ただ、本文モノクロ、表紙カラーはありかも。ラミネート加工なしなら、表紙カラーでも600円(送料込み)で販売できる。ラミネート加工すると700円。
・表紙は薄めの紙を使ったほうが読みやすい。(薄めといっても、本文用紙よりは厚い)
・ラミネート加工は悩ましい。あったほうが美しいけれど、ないほうがパルプ誌の雰囲気が出ている。しかも100円安く販売できる。
 ともあれ最終的な版下チェックをして、もう一回、試作版を作ります。それで問題なければ完成。
 オンデマンド販売する方向で考えております。ご意見、ご要望あれば、いまのうちなら対応できるかも、です。
 ちなみに、販売予定価格は実費を100円単位で切り上げ、です。何十冊か売れれば、試作品の製作費用を捻出できます。収支とんとんになるといいな。献本分(SF図書館に納入。岡田さんのご遺族に進呈)も捻出できればありがたいですが……。
コメント(9) 

コメント 9

高井 信

 これまでのところ、購入希望とご連絡をくださった方は6人です。うち3人はすでに手作り版を読まれているという事実は、どう解釈したらいいのでしょうか(苦笑)。
 ともあれ、この10倍くらいは需要があるかな、と特に根拠もなく考えています。売れ行き次第ではネオ・ベム刊のほかの本もオンデマンド出版! だいたいコツは飲みこめたので、試作版の発注は少なくなる(経費が減る)はずです。
by 高井 信 (2016-01-30 17:37) 

高井 信

 オンデマンド販売の方法をチェックしていましたら――
>売上は毎月月末に集計し、原則、翌々月の10日に販売者様の銀行口座にお振り込みさせていだきます。
(お振り込みの際、振込手数料として350円(税込)を差し引かせていただきます。)
> 集計金額が1,000円未満の場合、売上は次月以降に持ち越されます。
 げっ。このシステムは厳しい。
 いまの価格設定方法だと、売り上げ(販売者の取り分)は1冊あたり100円未満ですからねえ。しかも手数料350円って……。
by 高井 信 (2016-01-30 18:38) 

高井 信

 集中的に買ってもらうため、期間限定販売にするか。あるいは少し価格を上げ、恒常的に販売するか。すっごく読みたい方には前者が嬉しいでしょうね。しかしオンデマンド販売最大の利点は「品切れなし。いつでも買える」。う~~ん、後者かなあ。

 製本直送の販売シミュレーションを見ますと、とんでもない利益を設定したサンプルが掲載されています。そんなむちゃをする気はありませんけど、ある程度は考慮しないと。

 と、だんだんオンデマンド販売に向けて真剣になってきました。
by 高井 信 (2016-01-30 19:20) 

高井 信

 付録をつけるのはどうかな、と思いました。『エスペラントSF入門』はモノクロの中綴じ冊子でいけます(製本料金が安い)。で、シミュレートしてみますと――
『SF雑誌99の謎』単体では1000円(送料込み)。
『SF雑誌99の謎』+『エスペラントSF入門』は1200円(送料込み)。
『エスペラントSF入門』単体での販売はなし。(製本料金に比して送料が大きすぎるため)
 これならお得感があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
by 高井 信 (2016-01-31 10:10) 

高井 信

 あ、でも『エスペラントSF入門』には翻訳もあるから、手作りの冊子ならともかく、こういう形での販売はまずいかなあ。
『ニュー・アトランティス1658』にしようかな。これもモノクロ中綴じ冊子でいけます。『SF雑誌99の謎』収録の2連載と同じく「アルデバラン」に掲載されたものですし。
by 高井 信 (2016-01-31 10:22) 

高井 信

 どうせ作るなら安っぽい中綴じ冊子じゃなくて、『ベムAGAIN 2』と言えるくらいの体裁・内容にしたいなあ、と思いました。ただ、それだと付録にならないし、作るのに時間もかかります。さてさて、どうしたものか。
『SF雑誌99の謎』1000円で単体販売して、様子を見るのがベストかもしれません。何しろ、需要がさっぱり読めませんから。
 など、あれこれ考えております。
by 高井 信 (2016-01-31 12:15) 

高井 信

>『ベムAGAIN 2』と言えるくらいの体裁・内容
『ベムAGAIN』と『SF雑誌99の謎』に収録した論考やエッセイ以外をごちゃっとまとめるわけです(翻訳は除きますが)。これは私も欲しい(笑)。
『SF雑誌99の謎』がある程度売れるようだったら、本気で考えよう。
 それと――懸案の『宇宙生物分類学・完全版』ですね。これを作らないと、ネオ・ベムの活動は完結しない。
by 高井 信 (2016-01-31 12:25) 

高井 信

 校正をしました。全体を通しての校正は初めてです。初刊本を作る際、念入りに校正したつもりでしたが、誤植を2カ所発見し、がっくり。
 とても→とでも
 )→」
 製本発注する前に、もう一回校正しなければ。

 全体を通して読むのも、初刊本を作ったとき以来ですから、約2年ぶりです。やはり面白い。
 改めて、40年前にこれを書いていた岡田さんはすごいなあと思います。
by 高井 信 (2016-01-31 17:43) 

高井 信

 そんなこんなで、最後(になってほしい)の試作品を発注しました。悩んだ末、表紙はラミネート加工なしを選択。ぴかぴかは美しいけれど、パルプ雑誌には似合わないような気がして。
 届いたらブログにて報告します。
by 高井 信 (2016-02-01 16:33) 

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