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復刻

 尾川健くんのツイッターを読みに行ったら――
ツイッター.jpg
 いずれの考え方も納得ですね。その通りと思います。
 数年前から岡田正哉さんが40~50年前に書かれたあれこれを復刻しているのは、まさに「本の形にすれば、そのあと何十年か生きのびさせられる」なのですよ。手作りゆえ部数は少ないですが、まとめることによって、少なくとも散逸は防げます。
 思い返せば、星新一の未収録作品集『つぎはぎプラネット』も、同じ思いから発行されたものでした。五所光太郎さんが作っておられる虹星人叢書(式貴士作品の復刻)も同様ですね。
 若い読者には未知なる世界への案内であり、古くからのファンには感涙なのであります。
コメント(2) 

コメント 2

香川治成

本当にみなさんのおっしゃる通りだと思います。
光瀬龍のファンとしては、早川書房が書店の店頭に
「百億の昼と千億の夜」を切らさないでくれていることにことに深く感謝をしております。
贅沢を言えば新装版の年代記や諸長編や新編集した
時間局物や非年号宇宙物(「無の障壁」とか「星と砂」とか短編集未収録の傑作「思い出と夢の間」等の
諸作です)とかもだしてほしいな・・・などと早川に
限らず東京創元社その他にもお願いしたいところです
ところで今度、集英社で発刊された「冒険の森へ」は
画期的なエンターテイメントの小説全集だと思って
おります。小生ぐらいの歳のものには同じ全集の中に
井上靖の「敦煌」と小松左京の「エスパイ」が同時に
収録されるというのはまさに「革命的」という気が
いたします。豊田有恒「火星で最後の・・・」や
平井和正「エスパーお蘭」等の諸作品がラインナップ
されており、「SF数寄」としては灌漑深いものがあります。ただ個人的にきわめて残念なのは光瀬龍、宮崎淳ご両所の作品がラインナップされていないことです。まあ、他にも笹沢佐保、南條範夫、戸部新十郎
角田喜久雄、富田常雄などライナップされていない
作家も多いのですが・・・


by 香川治成 (2015-04-15 17:37) 

高井 信

 在庫を切らさないことはもちろん大切ですが、私としては入手困難な本の復刊、単行本未収録作品の刊行のほうが嬉しいです。読みたい本、たいていは読んじゃってますから。

 集英社「冒険の森へ」は、まさに画期的な全集ですね。ジャンルを問わず、長さを問わず。ラインナップを見ていると、私も大好きな作品がわらわら。若い方々にぜひ読んでほしいと思います。
by 高井 信 (2015-04-15 21:13) 

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