『涙香、「新青年」、乱歩』

　先日購入した「伊賀一筆」創刊兼終刊号（14）を読んでいて、なんとなく発行元である名張人外境のブログを読みに行ったところ――え？　『涙香、「新青年」、乱歩』？
　そういうタイトルのＰＤＦがアップされていたのです。んで、新書判でレイアウトされているとのこと。
　とにかく私は黒岩涙香が大好き。「はしがき」に「黒岩涙香にはまったくといっていいほど関係がない。こんな内容でタイトルに涙香を謳っては羊頭を掲げて狗肉を売るの謗りを免れない」と書かれているのですが、涙香と乱歩というだけで反応してしまいます。それだけで読みたくなってしまいます。
　どうせなら、ＰＤＦで読むより印刷したほうが何倍も読みやすいなあ。あ、そうだ。どうせなら表紙も付けて、書籍みたいな体裁にしてしまおう。どうせなら、もどき要素も取り入れちゃおう。
　そんなわけで、選挙速報を眺めながら、ひょいひょいと表紙デザイン。ちゃかちゃかと印刷。うははははと製本。――こんなのができあがりました。
　こんなことをやっていて、つい夜更かししてしまいました。明日、読むつもりです。

【追記】12月16日
　やはりこの写真は必要ですね。＞もどきくん大集合（今回は手作りもどきくん限定）

　てかっているのはビニルカバーのせいです。

コメント 3

　一夜あけ、あらためて本を手にしますと、いくつか瑕疵が目につきます。やっつけ仕事（表紙の試し刷りもしてない）は、やはりダメですねえ。まあ、本来の目的はＰＤＦを印刷して読みやすく、なのですから、それは充分に達成できているわけですが。
by 高井　信 (2014-12-15 08:41) 

　1日遅れで読み始めましたが、どうにも瑕疵が気になり、読書に集中できません。我慢できず、気に入らない部分を修正し、新たに作りました。
　これで心おきなく読書ができます（嬉）。
by 高井　信 (2014-12-16 10:19) 

　新たに作ったら満足してしまい、しばらく放置していましたが、ちょっと前からふたたび読み始め、先ほど読み終わりました。
　興味深い内容が盛りだくさんで、楽しい読書時間を過ごすことができました。皆さんもぜひ。

　私同様、パソコン画面で読書をすることに抵抗がある方もおられると思います。そういう方は、印刷して、製本して（笑）。
　手間はかかりますけれど、そんなに難しくはないですし、完成したときは嬉しいですよ。
by 高井　信 (2014-12-16 18:13)