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『K体掌説』ほか

 新刊書店に行ってきました。
◎九星鳴『K体掌説』文藝春秋(14)
 帯に――
>21世紀の稲垣足穂か、
>はたまた星新一か。
>ショートショートに
>驚異の新人現る。
 もう皆さん、この作家の正体はご存じですよね(笑)。
◎平岡敦編訳『最初の舞踏会 ホラー短編集3』岩波少年文庫(14)
 1、2巻は英米編でしたが、今度はフランス編。小中学生にぜひ読んでほしい名作が並んでいます。シュペルヴィエル、レオノラ・カリントン、マルセル・エーメ、モーリス・ルヴェル、アルフォンス・アレー、ジャン・レイ……。楽しい作家陣ですね。アポリネール「消えたオノレ・シュブラック」とエーメ「壁抜け男」が並んでいるあたり、編者の遊び心を感じます。
◎ダフネ・デュ・モーリア『いま見てはいけない』創元推理文庫(14)
 表題作は傑作映画『赤い影』の原作となった短編です。何はともあれ、この名作が容易に読めるようになったことは喜ばしい(→この記事参照)。デュ・モーリアの作品集リストはここに。
K体掌説.jpg 最初の舞踏会.jpg いま見てはいけない.jpg
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