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映画『虹を掴む男』リメイク!

 へえ。映画『虹を掴む男』がリメイクされたのですか。日本では来年3月に公開とのこと。タイトルは『LIFE!』となっています。これが邦題ということなのでしょうか。
 オリジナル(1947年制作)を私が初めて観たのは、だいぶ前にNHK-BSで放映されたときです。原作(小説)とはずいぶん違っていて、私の好みで言えば原作のほうが好きですが、映画も決してつまらなくはなく、けっこう楽しめました。さて、リメイク版は?
 言うまでもないと思いますが、原作はジェイムズ・サーバーのショートショート「虹をつかむ男」(別題「ウォルター・ミティの秘密の生活」)です。
 で、映画リメイクに伴い、来月、異色作家短篇集の『虹をつかむ男』がハヤカワepi文庫で再刊されるとのこと。異色作家短篇集の文庫化なんて、おお、ランジュラン『蝿』以来で、2冊目ではないですか。思えば、このときも映画化(リメイク)に絡んでのものでした。まあ、どんな形であれ、ショートショート作家(!)サーバーが注目を浴びるのは嬉しいですね。

「虹をつかむ男」はまさにサーバーの代表作でして、いろんな邦訳書に収録されています。本棚を見回し、目についた本を取り出してみました。
『虹をつかむ男』早川書房・異色作家短篇集(62)*もちろん、改訂版(76)、新装版(06)にも収録されています。来月にはハヤカワepi文庫に。
『空中ブランコに乗る中年男』講談社(74)/講談社文庫(87)
虹をつかむ男.jpg 空中ブランコに乗る中年男.jpg 空中ブランコに乗る中年男(文庫).jpg
『虹をつかむ男』角川文庫(74)
『ジェイムズ・サーバー傑作選Ⅰ』創土社(78)
『傍迷惑な人々 サーバー短篇集』光文社古典新訳文庫(12)
虹をつかむ男(文庫).jpg ジェイムズ・サーバー傑作選Ⅰ.jpg 傍迷惑な人々.jpg
 アンソロジーにも収録されていて、たとえば――
『37の短篇(傑作短篇集)』早川書房・世界ミステリ全集(73)
『ニューヨーカー短篇集Ⅰ』早川書房(79)
『十夜』ランダムハウス講談社(06)
37の短篇.jpg ニューヨーカー短篇集Ⅰ.jpg 十夜.jpg
 もちろん、ほかにもあると思います。

 オリジナル版の予告編。

コメント(1) 

コメント 1

高井 信

 異色作家短篇集『虹をつかむ男』の新装版(2006年刊)を買いました。
 解説にざっと目を通し――
 こういうふうに紹介するなら、『性の心理』角川新書(1954年刊)にも触れたほうがいいような気がするなあ。
 創土社の『ジェイムズ・サーバー傑作選(2冊)』は角川文庫の改題再刊なんだよなあ。角川文庫に言及しないのはまずいんじゃないかなあ。
 いやなじじいでありますな(笑)。
by 高井 信 (2013-12-25 15:41) 

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