藤本泉のSF短編
唐突ですが、藤本泉がSF専門誌に寄稿した短編を調査しました。
「ひきさかれた街」――「SFマガジン」1972年3月号(157号)
「十億トンの恋」――「SFマガジン」1972年8月号(162号)
「クロノプラスチック1008年」――「SFマガジン」1973年3月号(170号)
「紙幣は吹雪のごとく」――「SFマガジン」1974年4月号(184号)
「クロノプラスティック六〇二年」――「奇想天外」1977年3月号(12号)
「後天性多肢症」――「奇想天外」1978年9月号(30号)
「後天性多肢症(完結編)」――「奇想天外」1978年10月号(31号)
続けて、単行本への収録状況を調査。
藤本泉には2冊のSF作品集があります。
『時界を超えて―東京ベルリンの壁―』旺文社文庫/1985年5月発行
「時界を超えて」*書き下ろし
「ひきさかれた街」
「クロノプラスティック六〇二年」
『一〇〇八年源氏物語の謎』旺文社文庫/1986年10月発行
「一〇〇八年源氏物語の謎」*「クロノプラスチック1008年」を改題
「紙幣は吹雪のごとく」
「後天性多肢症」
なるほど、「十億トンの恋」だけが著者のSF作品集に収録されなかったのですね。
この作品は石川喬司・伊藤典夫編のアンソロジー『夢の中の女 ロマンSF傑作選』ベストブック社・Big Bird Novels(76)/旺文社文庫(84)に収録されています(書影は前の記事)。それゆえ、同じ旺文社文庫への収録は見合わせたということでしょうか。
アンソロジーということですと、「ひきさかれた街」は筒井康隆編『'72日本SFベスト集成』トクマノベルス(76)/徳間書店(79)/徳間文庫(80)に収録されています。
以上、調査終了です。
こういう調査は楽しいな(笑)。
【追記】
記事をアップしてから「藤本泉」検索していたところ、 「この作品のタイトルが知りたい! Part 8」なるサイトがヒットしました。面白くて、ざっと眺めていたら――
* * *
458 :
25年くらい前に読んだお話(多分ショートショート)です。
木(植物?)が人間になったり人間が木になったりという
現象が街中で流行ります。
時間が経てばまた人間や木に戻るんだったと思います。
話は一人の男性視点で進み、そのおかしな現象が起こっている
街の描写が色々と書かれていました。
ずっとタイトルは「きこり現象」、作者は筒井康隆さんだと
思っていたのですが探しても出てこないので勘違いだったようです。
ご存知の方いらしたら、宜しくお願い致します。
459 :
佇むひと
460 :
ではなさそうじゃないか・・・
* * *
あはは。これは拙作「シミリ現象」ではないか、と。
ちなみに、未解決のようです。
「ひきさかれた街」――「SFマガジン」1972年3月号(157号)
「十億トンの恋」――「SFマガジン」1972年8月号(162号)
「クロノプラスチック1008年」――「SFマガジン」1973年3月号(170号)
「紙幣は吹雪のごとく」――「SFマガジン」1974年4月号(184号)
「クロノプラスティック六〇二年」――「奇想天外」1977年3月号(12号)
「後天性多肢症」――「奇想天外」1978年9月号(30号)
「後天性多肢症(完結編)」――「奇想天外」1978年10月号(31号)
続けて、単行本への収録状況を調査。
藤本泉には2冊のSF作品集があります。
『時界を超えて―東京ベルリンの壁―』旺文社文庫/1985年5月発行
「時界を超えて」*書き下ろし
「ひきさかれた街」
「クロノプラスティック六〇二年」
『一〇〇八年源氏物語の謎』旺文社文庫/1986年10月発行
「一〇〇八年源氏物語の謎」*「クロノプラスチック1008年」を改題
「紙幣は吹雪のごとく」
「後天性多肢症」
なるほど、「十億トンの恋」だけが著者のSF作品集に収録されなかったのですね。
この作品は石川喬司・伊藤典夫編のアンソロジー『夢の中の女 ロマンSF傑作選』ベストブック社・Big Bird Novels(76)/旺文社文庫(84)に収録されています(書影は前の記事)。それゆえ、同じ旺文社文庫への収録は見合わせたということでしょうか。
アンソロジーということですと、「ひきさかれた街」は筒井康隆編『'72日本SFベスト集成』トクマノベルス(76)/徳間書店(79)/徳間文庫(80)に収録されています。
以上、調査終了です。
こういう調査は楽しいな(笑)。
【追記】
記事をアップしてから「藤本泉」検索していたところ、 「この作品のタイトルが知りたい! Part 8」なるサイトがヒットしました。面白くて、ざっと眺めていたら――
* * *
458 :
25年くらい前に読んだお話(多分ショートショート)です。
木(植物?)が人間になったり人間が木になったりという
現象が街中で流行ります。
時間が経てばまた人間や木に戻るんだったと思います。
話は一人の男性視点で進み、そのおかしな現象が起こっている
街の描写が色々と書かれていました。
ずっとタイトルは「きこり現象」、作者は筒井康隆さんだと
思っていたのですが探しても出てこないので勘違いだったようです。
ご存知の方いらしたら、宜しくお願い致します。
459 :
佇むひと
460 :
ではなさそうじゃないか・・・
* * *
あはは。これは拙作「シミリ現象」ではないか、と。
ちなみに、未解決のようです。
2013-01-05 15:17
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