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映画『ガリバー旅行記』

 子どものころに読んだ、いわゆる“少年少女世界の名作文学”の面白さは尋常ではありませんでした。『巌窟王』『ああ無情』『十五少年漂流記』『王子とこじき』『宝島』『名犬ラッシー』『家なき子』『ジャングルブック』などなど。もちろん、『ガリバー旅行記』も面白かったですねえ。
 で、映画『ガリバー旅行記』を観ました。2011年劇場公開。
 うっひゃあ。なんじゃ、こりゃ。
 原作とはまるっきり別の作品になっちゃっていて、私が好きだった『ガリバー旅行記』――その魅力の片鱗すらない映画でした。ここまで変えるのであれば、原作者ジョナサン・スウィフトの了承を得なければならないのでは?(笑) とはいえ……。
 これはこれで愉快ですねえ。けっこう楽しんでしまいました。もしスウィフトが観たとしたら、「しょーがねえなあ。300年後のやつらは」と苦笑しつつも、許してしまうのではないでしょうか。
ガリヴァー旅行記(カバー).jpg ガリヴァー旅行記(本体).jpg
 上の書影は1909年(明治42年)、昭倫社刊の『ガリヴァー旅行記』です。
 第壱編 小人國
 第貳編 大人國
 第參編 飛揚島
 第四編 フイーンム國
 完訳です。明治時代からガリバーは日本人に親しまれていたのですね。
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