『こほろぎの旅』
ここのところ、「ショートショートの…」というブログ・タイトルを無視した記事が多くなっています。今年の締めくくり――大晦日くらいはショートショート関連の記事を書こうかとも思いましたが……。
先ほど、高村敏雄『昆蟲物語 こほろぎの旅』小學館(44)を読み終えました。ちょっと前に古本屋で見かけ、面白そうだなと思って買った本です。
多くの方もそうでしょうが、私も小学生のころ、『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』に夢中になりました。物語仕立てになっていた『シートン動物記』に対して、『ファーブル昆虫記』は観察日誌です。どちらも面白かったですけれど、私は『シートン動物記』のほうが好きでしたね。『シートン昆虫記』があればいいなあ、なんて思っていたものです。
あれから40数年、ようやく『シートン昆虫記』と言えないこともない本に出会えました。――この『こほろぎの旅』です。
主人公はエンマコオロギの子どもです。彼が旅をしていく過程で、さまざまな昆虫と出会います。新たな昆虫と出会うたび、その昆虫の生態が描写されます。もちろん、昆虫のリアルな挿絵も随所に挿入されています。
タイトルに「旅」とあり、これは正しいですね。「こほろぎの冒険」だったら、「どこが冒険なんだよ」とツッコミを入れてしまったかも(笑)。とはいえ、アリジゴクの穴に落ちたりカマキリに睨まれたり、人間に捕獲されて必死の思いで脱出したり……なんてシーンもあり、なかなか楽しい読み物でした。
ということで……。
今年1年のご愛読、ありがとうございました。1年前と比べると、信じられないくらいにアクセス数が増え、嬉しく思っています。これはもう、わざわざ読みに来ていただいている皆様のお陰です。
来年も気が向くままに書いていきますので、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
先ほど、高村敏雄『昆蟲物語 こほろぎの旅』小學館(44)を読み終えました。ちょっと前に古本屋で見かけ、面白そうだなと思って買った本です。
多くの方もそうでしょうが、私も小学生のころ、『シートン動物記』や『ファーブル昆虫記』に夢中になりました。物語仕立てになっていた『シートン動物記』に対して、『ファーブル昆虫記』は観察日誌です。どちらも面白かったですけれど、私は『シートン動物記』のほうが好きでしたね。『シートン昆虫記』があればいいなあ、なんて思っていたものです。
あれから40数年、ようやく『シートン昆虫記』と言えないこともない本に出会えました。――この『こほろぎの旅』です。
主人公はエンマコオロギの子どもです。彼が旅をしていく過程で、さまざまな昆虫と出会います。新たな昆虫と出会うたび、その昆虫の生態が描写されます。もちろん、昆虫のリアルな挿絵も随所に挿入されています。
タイトルに「旅」とあり、これは正しいですね。「こほろぎの冒険」だったら、「どこが冒険なんだよ」とツッコミを入れてしまったかも(笑)。とはいえ、アリジゴクの穴に落ちたりカマキリに睨まれたり、人間に捕獲されて必死の思いで脱出したり……なんてシーンもあり、なかなか楽しい読み物でした。
ということで……。
今年1年のご愛読、ありがとうございました。1年前と比べると、信じられないくらいにアクセス数が増え、嬉しく思っています。これはもう、わざわざ読みに来ていただいている皆様のお陰です。
来年も気が向くままに書いていきますので、よろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
2010-12-31 15:18
コメント(2)
今年一年、ありがとうございました。楽しませていただきました。
2月5日は、手塚治虫記念館に行きます。
良いお年をお迎えください。
by 雫石鉄也 (2010-12-31 16:37)
いろいろとコメントをいただき、ありがとうございました。
あと2時間足らずで2011年です。といって、何も変わりませんけれど(笑)。
by 高井 信 (2010-12-31 22:25)