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「星涯の会2009」パンフレット

「星涯の会2009」のパンフレットが届きました。
 先日、「キャプテンフューチャーコン2010」の記事を書いたとき、スペース・フォース(宇宙軍)サイトを眺めていたんですね。そしたら、「星涯の会2009」パンフレット頒布のお知らせがあり、その内容は――

星涯の会2009.jpg内容:野田さん年譜(著作リスト含む)最新改訂版、学習院大学在学中の1958年に学内誌に掲載された商業誌未発表の短編小説「B29の小さな話」、小説「アラバマの星あがるまで」(NASA-これがアメリカ航空宇宙局だ/CBSソニー出版)、ショート&ショート「あたい、歴史を変えちゃッたの」(はーとびーと/日本テレコム広報誌)、星涯の会2009レポート

 おお、野田昌宏のショートショート! これは珍しい。――もちろん注文しちゃいます。いやまあ、私は熱烈な野田ファンですから、ショートショートが掲載されていなくても注文したでしょうが。
 ショートショート「あたい、歴史を変えちゃッたの」、さっそく読みました。すっとぼけた味のナンセンス・ショートショートで、楽しかったです。

「野田さん年譜」を眺めていて、掲載されていない資料に気がつきました。
「野田昌宏講演会 SFイラストの系譜」のパンフレットです。平成元年(1989年)5月27日発行。編集:川合康雄、製本:京都大学SF研究会。
 巻頭に、野田昌宏による序文「キミ、SFは画なのだぜ……。」が掲載されています。
SFイラストの系譜.jpg  序文1.jpg序文2.jpg

【追記】12月23日
 今日、こんなのを発見しました。

「SCIENCE ROMANCE(サイエンス・ロォマンス)」Vol.1(1979年5月31日発行)
サイエンス・ロォマンス.jpg 編集 井上博明/小山良子/武井伸泰
    中間國一/八幡美津子/武井民恵
 発行 宇宙軍参謀本部
 編集責任 山本洋一

 野田昌宏インタビュー「大元帥大いに語る―会見録―」が掲載されています(3ページ)。
 ペンネーム(昌宏)の由来とか、最も好きな自分の翻訳作品とか、(当時はまだスタートしていなかった)『銀河乞食軍団』を書き始める前の思いとか、実に興味深い内容です。
「星涯の会2009」掲載の「野田さん年譜」に載っていませんので、ここに書いておくことにしました。
コメント(2) 

コメント 2

山本孝一

「星涯の会2009」のパンフレットが届いたのですか。
私も申し込んであるのですがまだ届きません。

>掲載されていない資料に気がつきました。
「野田昌宏講演会 SFイラストの系譜」の話が出るとは。
懐かしい。私も参加してました。
当日、終わってから打ち上げをしましたが、それ私の担当でした。
野田さんから、当日映写されたSF画(主に1950~60年代のペーパーバックの表紙)
のカラースライドを全部もらいました。信じられませんでした。
打ち上げで菅浩江さんと話していたらキャプテン・フューチャー(CF)の話になり
「せっかくCFの短編が全部訳されたのに早川は文庫にする気がないみたい。
朝日ソノラマの編集者に話して、朝日ソノラマで文庫にするよう言ってみようかしら」
と彼女が言うので「どこでもいいから文庫にまとまればいい。言って、言って」
というような話をしたのをおぼえてます。
結局、早川ではなぜか文庫にならず、東京創元社からでるのは
それから20年たってから。
野田さんとキャプテン・フューチャーの想い出はつきません。
by 山本孝一 (2010-11-23 22:30) 

高井 信

 山本さんは野田さんと親しかったですものね。
 面白いエピソードをたくさん、ありがとうございます。
 私は講演会に行った記憶はありません。もしかしたら山本さんにパンフレットをいただいたのかな。パンフ編集の川合康雄さんにいただいたのかも。
by 高井 信 (2010-11-24 08:13) 

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