映画『家なき子 希望の歌声』
『小公女』の映像化作品は、用意したものをすべて観終わりました。引き続き、児童文学の名作を映像化した作品を観ようと思っています。
まずは、私が大好きな大好きな、大好きでたまらない『家なき子』を原作とする映画『家なき子 希望の歌声』(2018年)です。
で、先ほど観終わりました。
老境の域に達したレミ(主人公)が子どもたちに昔話をするというスタイルで物語は進みます。
大まかなストーリーとしては『家なき子』ですが、改編されている部分も多いし、何より、ストーリーを追うのに時間を使いすぎて、旅の苦難やビタリス一座の活動(旅芸人としてのレミやジョリクールの芸)がほとんど見られなかったのが残念です。原作では3匹だった犬もカピだけしかいないし。
いい映画ではあるけれど、私が『家なき子』に求めるものとはいささかずれていたってところでしょうか。
原作に忠実で、もっと長~い『家なき子』が観たいですねえ。
実は、TVアニメ『家なき子』(1977年~78年/全51話)は用意してあり、いまの児童文学ブームの締めに観る予定です。たぶんこれが私の想いに応えてくれるのでは、と。
2022-01-17 20:03
コメント(1)
ジョリクール(猿)やカピ(犬)にほとんど感情移入ができなかったのが、(私にとって)大きな減点ポイントです。ジョリクールが死ぬシーン、子どものころには本を読んで泣きました。この映画でもジョリクールは死にますが、まるっきり感情が動かなかったです。
by 高井 信 (2022-01-18 11:17)