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『SF水滸伝』

 私のなかの『水滸伝』ブームは一段落しましたが、まだ余韻は残っています。
 2012年4月20日の記事に――
>『西遊記』の続編といえば、大学生のころに読んだ寺尾善雄訳『後西遊記』秀英書房(77)は面白かったなあ。同じく寺尾善雄訳『水滸後伝』秀英書房(78)も。
 と書きました。
 最近の『水滸伝』ブームのなかで、そういえば……と思い出した3冊があります。
◎石川英輔『SF西遊記』講談社(76)
◎石川英輔『SF水滸伝』講談社(77)
◎石川英輔『SF三国志』講談社(84)
SF西遊記.jpg SF水滸伝.jpg SF三国志.jpg
 特に好きだったのは『SF西遊記』ですが、今回の注目はもちろん『SF水滸伝』です。
SF水滸伝(帯).jpg
「あとがき」を読みましたら――
>原作では悲劇的な最後をとげる宋公明以下の豪傑たちが、ここでは悪人天国を壊滅させる筋にした。「水滸伝」愛読者の一人として感じていた鬱憤を、わが愛する豪傑たちに「天球星」の上で思う存分晴らしてほしかったからである。
サイン.jpg と書かれていて、嬉しくなりました。今月17日の記事冒頭にも書きましたが、私もあの終わり方は勘弁してほしいと思っているのです。
 そんなことを考えているときに大熊宏俊さんの掲示板を読みに行ったら、平谷美樹版『水滸伝』スタートの話題が書かれていました(→ここ)。
 おお! シンクロニシティというかタイムリーというか……。

 右の画像は『SF西遊記』にいただいたサインです。
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