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訃報:若尾天星さん

 SFファンの先輩・若尾天星(本名:典正)さんが亡くなられたとの報を受けました。
 若尾さんは私がSFファンダムと関わるようになって、最初期からの友人です。付き合いは45年ほどになろうかと思います。具合が悪いことは以前から伺っていて、今年1月21日にはお見舞いに行きました。あれから2ヶ月半……。覚悟は、していました。してはいましたが、やはりショックは大きいです。
 享年66。若い。若いです。若すぎます!

◆通夜/4月11日 19時~
サシキン葬祭 桔梗ホール
多治見市上野町3-110
◆告別式/4月12日 11時~12時
同所

【追記】4月11日
 昨夜はアナウンスするだけで精一杯でした。
 若尾さんとのことは当ブログでも何度か書いています。おもな記事にリンクを貼ってみました。
 2011年5月21日―訃報:岡田正哉さん
 2011年12月12日―SF同人誌「C.A.T.」
 2012年2月25日―「名古屋ファンダム史」
 2012年4月15日―ハガジン「ミクロSF」
 2013年7月23日―「中部皆」合本
 これらだけでも、私がどれだけ若尾さんにお世話になってきたか、おわかりいただけるのではないでしょうか。10代後半から20代にかけては、しょっちゅう会っていました。私が関西に住むようになってから、会う機会は減りましたけれど、何かあれば頼りになる先輩であり、つねに信頼できる友であることに変わりはありませんでした。
 ありがとうございました。どうぞ安らかに。
コメント(27) 

コメント 27

山本孝一

そうですか、若尾さん、お亡くなりになったのですね。
お身体が良くないことは聞いていたのですが。
私も若尾さんとは知り合って四十年以上経ちます。
若尾さんと言えばSF大会でオークションを仕切っておられた姿が思い浮かびます。
本に囲まれて楽しそうだったなぁ。
若尾さんは陶芸の仕事だったので、特製の箸置きをいただいたこともあります。
その頃からのSF仲間が亡くなる……我々もそんな年齢になってきたのですねぇ。
by 山本孝一 (2018-04-10 21:02) 

高井 信

 山本さんと若尾さん、そして私。何度、同じ空間に居合わせたことでしょう。楽しい時間を数多く共有できましたよね。
 若尾さんとのお別れは悲しく、淋しいです。
by 高井 信 (2018-04-10 21:11) 

雫石鉄也

私は、若尾さんとは面識はありませんが、私も長年のSFファンでしていままで多くの友人たちを亡くしてます。
西秋生、石飛卓美、亀沢邦夫、菅原豊次、清水宏祐(SIHNCON実行委員長)、これからさみしくなるいっぽうです。
by 雫石鉄也 (2018-04-11 09:55) 

高井 信

 長年のSFファンで若尾さんと面識がないとは、びっくりです。惜別の情は湧かないでしょうけれど、同年代のSFファンとして、若尾さんの死を悼んでくださいませ。
by 高井 信 (2018-04-11 11:55) 

前田みのる

高井さん、ご無沙汰しています。
本日(4/12)、天星さんのご葬儀に妻とともに列席しました。
戒名は、正念明光信士。半村良先生の「石の血脈」が祭壇に開かれて置かれており、出棺の際に柩の中に入れられました。ハトロン紙に包まれて、カバーは綺麗にしていました。
10年の闘病ということで、最期の1年は脳にも転移していたとのこと。ご本人、奥さをはじめご家族のお苦しみはいかばかりだったかと、悲しくなって来ます。
喪主の奥様の言葉と涙に、お疲れさまでしたと合掌しました。
by 前田みのる (2018-04-12 22:31) 

高井 信

 お久しぶりです。葬儀に行かれたとのこと。
 ああ、あの『石の血脈』が柩に!(通夜の記事、下の写真の右下に写っています)
 あの厚い本があれば、道中退屈しませんね。私も大好きな長編(半村長編ではベストと思っています)から、あちらに行ったら読ませてもらいましょう。
 若尾さん、あちらでもよろしくね。
by 高井 信 (2018-04-13 07:08) 

前田みのる

Facebookに、天星さんの逝去をきっかけに、「電子金曜会」と言うグループが出来ましたね。
https://www.facebook.com/groups/167299653982011/
by 前田みのる (2018-04-22 23:36) 

高井 信

 ええ、そうですね。お通夜のあとの集まりで、そういう話になりました(その場に、私もいました)。
 盛会になりますように。
by 高井 信 (2018-04-23 04:33) 

高井 信

 私は45年くらい前に数回、クローバーに足を運んだことがありますが、それだけの関係。電子金曜会に参加するにはちょっと、って感じです。(私は若尾さんとの関係は濃密ですが、ミュータンツおよび金曜会とは希薄)
 参加しないとコメントができないようなので、ここに書きます。
 ミュータンツクラブの出版物については、会誌「MUTANTS」24号巻末に掲載されています(若尾さん編)。ただ抜けがあるのは仕方がないところ。この機会に古い会員に資料提供をお願いし、見直しをしてはどうかと思います。(たとえば「ファンジン発行準備会報」は2号までしか記載されていませんが、私のほうで3号の存在を確認)
 ミュータンツの歴史については27号巻末に。こちらも若尾さんによるものです。部外者の私には「へえ」の連続。記されているのは1983年6月までですから、それ以降の歴史もまとめられることを期待します。
 もうすぐ発行の『名古屋ファンダム史』はミュータンツも含めた名古屋ファンダムの略史です。1979年まで。順調にいけば、今週中に通販を開始できると思います。
by 高井 信 (2018-04-23 08:39) 

高井 信

 あ、そういえば、ミュータンツから派生したグループとは付き合いが深かったですね。ベム、エヌ氏の会、C.A.T.。ベムの岡田正也さんには言葉に表せないくらいお世話になりました。先日のお通夜では久しぶりにC.A.T.の方々と会い、懐かしかったです。30年ぶりくらいに会う人もいたりして。
by 高井 信 (2018-04-23 09:00) 

高井 信

 名古屋のグループで最も楽しく遊んだのは中部皆でした。その会報を出していたのが若尾さん。会誌は安田五郎さん。おふたりとも鬼籍に入られてしまいました。悲しい……。
by 高井 信 (2018-04-23 09:02) 

高井 信

 信・一族というのもあった。私のファンクラブ(笑)。――といっても愛読者の集まりではなくて、実体はファン仲間が遊びで作ったものです。
 なんか、いろいろ思い出しますなあ。
by 高井 信 (2018-04-23 09:06) 

高井 信

 思い出したので、書いておきます。
 中部皆の中部は実はTube=筒なんですよね。筒井康隆さんの筒。筒井さんのファンクラブではあるのですが、それよりも「筒井さんのファンが集まって遊ぼう」って感じのグループでした。楽しかったなあ。
 中部皆の中心メンバーは、先に挙げたおふたりと吉永孝弘さん。吉永さんとは音信不通。どうされているのかしらん。
by 高井 信 (2018-04-23 11:21) 

山本孝一

>信・一族というのもあった。私のファンクラブ(笑)
代表は私の長男でしたなぁ。
当時まだ二歳か三歳で何にもわからないのに。
世界一若いSFファングループの代表だ、ギネスに登録しようかなんて言ってました。
その子が今では結婚して子持ちになり、救急救命士して救急車に乗っているのですから我々も年を取るはずですよねぇ。
by 山本孝一 (2018-04-23 20:44) 

高井 信

 あは。そうでしたっけ。もうすっかり忘れております。35年くらい前ですよね~。
>我々も年を取るはずですよねぇ。
 思いっきり実感しています。あのころの仲間がひとり欠け、ふたり欠け……。

by 高井 信 (2018-04-23 20:59) 

作田 昌彦

先日は梶田宅で大変懐かしいお話を伺いありがとうございました。
>電子金曜会に参加するにはちょっと
…なのですか(^^;)
そうおっしゃらずに高井さんにはぜひ電子金曜会にも参加していただきたいと切望しています。
高井さんからしかお聞きできない思い出話もたくさんあると思いますし、若尾さんに関しての情報に補足いただける方としてもとても貴重な存在です。
なにより私個人としてももっとお話をさせていただきたいと思っています。
ぜひご再考くださいませ。
by 作田 昌彦 (2018-05-02 18:04) 

高井 信

 先日はありがとうございました。おそらく40数年ぶりの再会ですよね。
 私のSFの師匠は岡田正也さんなんですが、実は若尾さんにとっても岡田さんは師匠格なんですよね。つまり若尾さんと私は兄弟弟子。――というような話を岡田さんの葬儀のあと、しておりました。岡田さんの弟子を公言するのは、おそらく私たち2人だけ。そういう意味でも若尾さんは特別なファン仲間ですね。
 電子金曜会は拝見しています。若尾さん関係でコメントしたいこともあるけれど、参加しないとコメントできない。といって、私は金曜会の人間ではないので、参加となると抵抗がある。――と迷っております。
 実は私、SFのファングループって、ほとんど入会したことがないのですよ。ネオ・ヌル、宇宙塵、エヌ氏の会、広島SF同好会。以上は高校生のときに入会しました。その後は大学のSF研くらいじゃないかなあと思います。いろんなファングループの方々と遊んではいますが、入会はしていないのです。
 そういう人間にとって、電子金曜会も、なんかハードルが高い。もうちょっと悩みます(笑)。
by 高井 信 (2018-05-02 18:27) 

高井 信

 あ、ハードSF研究所を忘れていました。現在、唯一所属しているSFファングループです。主宰の石原藤夫さんにはお世話になりまくり。
by 高井 信 (2018-05-02 18:29) 

高井 信

 ウィキペディアの私の項には、私がミュータンツに参加したと書かれていますが、事実誤認です。
by 高井 信 (2018-05-02 18:33) 

作田 昌彦

お返事いただきありがとうございます。
もともと金曜会というのはファングループではなくて集まりの名前なので「入会」という概念はないのですよ。
ですので45年前にクローバへ来てしまわれた高井さんは実は既に金曜会のメンバーだったことになっちゃいますね(笑)
そんなわけで、いかがでしょうこの際参加しちゃいませんか?
by 作田 昌彦 (2018-05-05 03:49) 

作田 昌彦

そういえば、岡田さんが名鉄百貨店の本屋さんにいらしたころ、僕も毎日のように学校帰りにお店に寄って仕事のお邪魔をしていました。
いろんなお話を聞かせていただいたにも関わらず、当時の僕の知識では半分くらいしかついていけなかったという申し訳ない思い出があります。
by 作田 昌彦 (2018-05-05 03:57) 

高井 信

 作田さん。重ねてのお誘いをありがとうございます。
>ですので45年前にクローバへ来てしまわれた高井さんは実は既に金曜会のメンバーだったことになっちゃいますね(笑)
 そうか~。現在の参加メンバー、ほとんどが知らない人なので、ちょっと気後れしますけど、「参加する」をポチッとしてきましょうか。(殿村さん、ここを見ているか知らないけど、よろしくお願いします)
 岡田さんの話、ありがとうございます。作田さんも若尾さんも私よりも先に岡田さんと知り合っているんですよね。
 私が岡田さんと知り合ったときは、すでに書店員ではなかったような気がします。栄に昆虫関係の店を出していて、そこに遊びに行ったことがあるような、ないような……。
 記憶は忘却の彼方です。
 こういう話は、ではまあ、電子金曜会でしましょう。
by 高井 信 (2018-05-05 07:38) 

高井 信

 意を決して、ポチッとしてきました。
 よろしくお願いいたします。
by 高井 信 (2018-05-05 07:55) 

高井 信

 承認していただきました。これで電子金曜会のページにコメントできます。
by 高井 信 (2018-05-05 08:14) 

作田昌彦

無理強いしちゃったみたいですみません。
でもうれしいです、あちらでも楽しくお話聞かせてください。
by 作田昌彦 (2018-05-05 12:12) 

高井 信

 いえいえ。お誘いいただき、ありがとうございました。
 どうぞよろしくお願いいたします。
by 高井 信 (2018-05-05 12:23) 

高井 信

 この記事では最初「享年65」と書いていたのですが、通夜で「享年66」と書かれていたので「享年66」と修正しました。これは数え年(ふだんは使わない)で、実際には65歳です。
 拙ブログでは基本、歿年を満年齢で書いております。それを踏襲するならば「享年65」。このあたり、難しいです。
 以下に通夜の写真があります。
http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2018-04-11
by 高井 信 (2018-05-28 10:14) 

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