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「家なき娘セーラ」

 昨日の記事『雛燕』で触れたサイト「ペリーヌ物語の部屋」を見ています。いやあ、熱いファンがいるんですねえ。なんだか嬉しくなります。
 ファンが書いた小説のコーナーもあって、眠夢「家なき娘セーラ」を読んでみました。
 うはははは。これはうまい!
 セーラとペリーヌ、どちらも大好きな人間としては、笑みが止まらないのでありました。

【追記】
 小説コーナーでは、「家なき子セーラ」以外に以知多推知『ビルフラン物語』も読めます。ちょっと読んでみたところ面白そうで、気になっているのですけれど、400字詰め原稿用紙500枚以上はあろうかという大長編。腰が引けます。
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『雛燕』

 今回の児童文学ブームで私のなかで急上昇したのは、エクトル・マロ『家なき娘(ペリーヌ物語)』です。
 その本邦初訳は五来素川訳『雛燕』婦人之友社(大正7年/1918年)とのこと。国立国会図書館デジタルコレクションで読めるというので、見に行きました。→ここ
 ペリーヌは花枝、パリカールはアミですか(笑)。それはともかく、すごく読みやすい翻訳ですね。
 この本が欲しくなってきてネット検索しましたが、見当たりません。『まだ見ぬ親』(=『家なき子』)は何冊かヒットし、そそられまくっていますけれど、お値段が……。

 検索のなかで『家なき娘(上下)』岩波文庫(昭和16年/1941年)をテキスト化してネットに挙げている方がおられることに気がつきました。→ペリーヌ物語の部屋
 これだけの分量をテキスト入力するのは大変な労力と思います。青空文庫にもこの作品は登録されていません。こうしたファンの熱意は、本当にありがたい限りです。
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『ショートショートの宝箱Ⅴ』

 光文社文庫編集部編『ショートショートの宝箱Ⅴ』光文社文庫(22)を江坂遊さんよりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 ショートショートのアンソロジーで、全30編収録。
 このシリーズも5冊目となりました。末長く続きますように。
ショートショートの宝箱Ⅴ.jpg
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『月光の底』

◎眉村卓『月光の底』集英社文庫コバルトシリーズ(85)
 6編収録の短編集。
 これでコバルトシリーズの眉村卓が揃いました。嬉しい。
月光の底.jpg 眉村卓(コバルトシリーズ).jpg
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「スティーヴン・キング短編傑作全集」

 書棚を眺めていて、「スティーヴン・キング短編傑作全集」(サンケイ文庫/全5巻)の第3巻が欠けていることに気がつきました。――と言うか、思い出しました。
 20年以上前になるでしょうか。揃えておこうと集め始め、4冊まではすぐに買えたのに、第3巻だけなぜか見かけず。扶桑社ミステリーでも出ていたので、そちらで集め始めたら、あっという間に揃いました。
 あれから何年が経ったのか。いまだにサンケイ文庫版の第3巻を目にしません。
 すっかり忘れていたのですが、気がついた途端に気になってきました。この際、ネット古書店を利用しようか。
 で、検索を始めたのですけれど、ありゃ? 1件もヒットしない。国会図書館のデータベースにも1、2、4、5巻しか登録されていません。つまり、第3巻は発行されなかった?
 ファンの間ではよく知られていることであろうとは思いますが、私は知りませんでした。
 ボーゼンとしております。
サンケイ文庫.jpg 扶桑社ミステリー.jpg
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「一男去って……」

 乾くるみのショートショート「一男去って……」を読みました。『セブン』角川春樹事務所(14)/ハルキ文庫(15)に収録。
 おお! これは斬新! そして面白い。こんなの大好物です。
 乾くるみのショートショートって、ほかに「なんて素敵な握手会」しか知りません。小学館文庫編集部編『超短編! 大どんでん返し』小学館(21)に収録。
 こちらは斬新ということはなくて、よくあるアイデアをうまく――ほんとにうまく料理した感じです。すべてはオチに向けて収斂していく。対して「一男去って……」はオチよりも設定、そして展開がすごい。
 どちらも面白いのですが、私は「一男去って……」のほうが好きですねえ。
 乾くるみ。ショートショートの書き手として、要チェックであります。
セブン.jpg 超短編!大どんでん返し.jpg
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『名作アニメもうひとつの物語』

 今朝の記事に――
> 児童文学ブームは終わりましたが、『世界名作劇場』シリーズとはのんびりと付き合っていければ、と思っています。
 と書きました。
 ということで……。
◎世界名作親子の会『名作アニメもうひとつの物語』ワニブックス(93)
 TVアニメ『世界名作劇場』シリーズ24作(1994年放送の『七つの海のティコ』まで)の裏話が満載。『小公女セーラ』(1985年)、『ペリーヌ物語』(1978年)、そして今朝から観始めた『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』(1981年)も取り上げられていますが、残念ながら『家なき子レミ』(1996年)は対象外。
 とりあえず、『小公女セーラ』と『ペリーヌ物語』のページのみを読みました。『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』はアニメを観終わってから読むつもりです。先に裏話を読んだらつまらないですから。
 首を傾げたのは114ページ。「オタク」の語源について――
>どうもオタク誕生は『ペリーヌ物語』のころの日本アニメーションが源らしい。
 え? そうなの? SFファンダムではもっと前から使われていたと思うんですが、私の勘違いかな。
『小公女セーラ』のミンチン先生やラビニアの心理分析は面白いなと思いました。
名作アニメもうひとつの物語.jpg
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TVアニメ『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』


 しばらく休んでいた朝アニメですが、本日より再開。『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』を観ることにしました。『世界名作劇場』シリーズの1編で、1981年の放送。全50話。
 前から気になっていたところ、昨日、ある方から「面白かった」という話を聞き、観ようと思った次第です。
 ウィキペディアによると――
>原作はヨハン・ダビット・ウィースの『スイスのロビンソン』(Der Schweizerische Robinson)であるが、原作では全員男兄弟であったところを、本作品の制作に当たって女の子のフローネを主人公として追加するなど、原作との相違点も多く見られる。
 とのことですが、原作を読んだことがないので、相違点は気にならないと思います(正確に言うと、相違点があってもわかりません)。
 すでに第2話まで視聴済み。第2話の最後でロビンソン一家が航海に出ました。どこかで難破して無人島に漂着し……という流れになるのでしょう。
 視聴者の人気投票では第5位。どんな物語が待っているのか楽しみです。
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ.jpg
◎草原ゆうみ『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』竹書房文庫(04)
 TVアニメのノベライズ。『小公女セーラ』にハマって以来、『世界名作劇場』のノベライズ本を見かけると買うようになりました。ほかにも何冊か購入済み。
 児童文学ブームは終わりましたが、『世界名作劇場』シリーズとはのんびりと付き合っていければ、と思っています。
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『三国志行』ほか

◎立間祥介『三国志行』潮文庫(87)
『三国志』ゆかりの地を巡る(ほぼ)写真集。オールカラーです。
 横山光輝が『三国志』連載中の「コミックトム」に連載していたものを全面改稿したものとのこと。
◎中村幸弘『読みもの 日本語辞典』角川文庫ソフィア(97)
 ふだん何も考えずに使っている言葉の意味を解き明かしてくれます。「あだおろそかに」の「あだ」、「のべつ幕なし」の「のべつ」、「口さがない」の「さが」とは? などなど。手に取った瞬間に読みたくなりました。
三国志行.jpg 読みもの 日本語辞典.jpg
主な項目.jpg
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『Dr.キリコ 白い死神』

 さて、本日より原作:手塚治虫/脚本:藤澤勇希/漫画:sanorin『Dr.キリコ 白い死神(全5巻)』ヤングチャンピオン・コミックス(16~19)を読み始めます。
 第2巻はすでに読んでいますが、再読もいいかな。
Drキリコ 白い死神1.jpg Drキリコ 白い死神2.jpg Drキリコ 白い死神3.jpg
Drキリコ 白い死神4.jpg Drキリコ 白い死神5.jpg
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『遠野物語remix』

 児童書ブームは終わりましたが、『小公女』『家なき子』『家なき娘(ペリーヌ物語)』に関しては今後も、読むし観るし聴くし、そして買うし……です。『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』や『レ・ミゼラブル(ああ無情)』などと同様ですね。
 今日はとても暖かく、ふらっとサイクリング。私の散歩範囲では最も遠くのブックオフへ行ってきました。ここは今年初めてかな。
 児童書コーナーでは、やはり上記3作を求めてしまいます。
『小公女』は何種も売っていて、つい手を伸ばしかけましたが、必死に自制(笑)。ただ、偕成社文庫版(上下)が売っていたら、買ってしまうかもしれません。『小公子』と並べておきたいという、それだけの理由で。(→この記事参照)
 購入したのは――
◎京極夏彦・柳田國男『遠野物語remix 付・遠野物語』角川ソフィア文庫(14)
『遠野物語remix』角川学芸出版(13)に、『遠野物語』(角川ソフィア文庫『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』より)を加えたもの。『遠野物語remix』は『遠野物語』の再話です。
遠野物語remix.jpg 新版 遠野物語.jpg
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『だれも知らない時間』

 先日買った安房直子作/いもとようこ絵『だれも知らない時間』金の星社(19)はその日のうちに読了。
 小説と絵、ともに満足したのですが、同時に――これ、どっかで読んだことがあるなあ。何で読んだんだっけ。
 ほんわかと気になりつつも放置。今日になっても気になっているので、簡単に調査しましたところ、すぐに判明しました。
◎安房直子『きつねの窓』ポプラポケット文庫(05)
 10編収録の短編集です。
 本を取り出してきて確認。すっきりしました。
だれも知らない時間.JPG きつねの窓.jpg
『だれも知らない時間』はデジカメにて撮影。『きつねの窓』とのサイズ比は大雑把です。
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偕成社文庫

 一昨日まとめ買いをした偕成社文庫を書棚に収めました。ついでに、何を持っているのか確認。
偕成社文庫(2022・2・11)00.JPG
 ショートショートの資料として買った本が多いです。探している本、『ニルスのふしぎな旅〔1〕』以外にあったかな。
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『侵入を阻止せよ』

 眉村卓のジュブナイルSF、好きですねえ。一時期、本当によく読みました。読みまくっていたのは高校、大学のころですから、え~、40年以上前ですか。うひゃっ。
 ということで……。
 久しぶりに、ものすご~~~く久しぶりに、眉村卓のジュブナイルSFを手に取りました。
◎眉村卓『侵入を阻止せよ』集英社文庫コバルトシリーズ(86)
 まだ読み始めたばかりなのですが……。
 主人公は高校2年生で、文芸部の部長。学園祭を目前にして、1年生が何やら不穏な動きを見せている。
 おお、いかにも眉村ジュブナイルらしい導入ですね。
 いったい何が起こるのでしょう。彼らは何者? 目的は?
 わくわく。
侵入を阻止せよ.jpg
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『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』

 NHK-BSプレミアムにて4月より『星新一の不思議な不思議な短編ドラマ』がスタートするそうです。1回15分。火曜日午後9:45〜10:00放送予定。
 これは楽しみです。詳細はここを。
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児童書祭り

◎武光誠『たけみつ教授の「怪談」と日本人』リイド文庫(08)
 表紙と挿絵が気に入りました。
◎小林丸々『1話1分 本当はこわい話 かくされた真実、君は気づける?』角川つばさ文庫(18)
 全29話。
「怪談」と日本人.jpg 本当はこわい話.jpg
◎エクトール・マロ『家なき娘 完訳版(上)』偕成社文庫(02)
◎エクトール・マロ『家なき娘 完訳版(下)』偕成社文庫(02)
 図書館で借りて読んだ本です(→この記事)。とても面白く、できれば手許に置いておきたいと思っていました。
 返却したのは昨日です。その翌日に発見とは、私の想いが児童文学の神さまに通じたのでしょう。この1ヶ月、ほんとにもう、尋常ならざる情熱でしたから。
 再読するかわかりませんが、大切に保管します。
家なき娘(上).jpg 家なき娘(下).jpg
◎ラーゲルレーヴ『ニルスのふしぎな旅〔2〕』偕成社文庫(82)
◎ラーゲルレーヴ『ニルスのふしぎな旅〔3〕』偕成社文庫(82)
◎ラーゲルレーヴ『ニルスのふしぎな旅〔4〕』偕成社文庫(82)
 作品自体は知っていましたが、読んだことはありません。私が子どものころは、ちゃんとした翻訳は出ていなかったような……。
 面白そうな匂いがぷんぷん。以前から気になっていて、今回の児童文学ブームのなか、さらに気になりました。偕成社文庫版は全4巻です。第1巻を探さないと。
ニルスのふしぎな旅〔2〕.jpg ニルスのふしぎな旅〔3〕.jpg ニルスのふしぎな旅〔4〕.jpg
◎安房直子作/いもとようこ絵『だれも知らない時間』金の星社(19)
 絵本です。著者、そしてタイトルと絵に惹かれ、買いました。巨大な本でスキャン面に収まらず、右と下が切れています。
だれも知らない時間.png
 いやあ、見事に児童書祭りでありました。
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『恐怖の1ダース』

 先日、中田耕治の編著について書きました(→この記事)。
 重要な本を失念していたことに気がつきましたので、補遺をば。
◎中田耕治編『恐怖の1ダース』出帆社(75)/講談社文庫(80)※作品異同あり
恐怖の1ダース.jpg 恐怖の1ダース(講談社文庫).jpg
 ほかにもあるかも。
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『5分後に意外な結末 なかよし・セレクション』

◎『5分後に意外な結末 なかよし・セレクション』講談社(22)
 講談社の雑誌「なかよし」2022年3月号の付録。学研『5分後に意外な結末』シリーズから4編を選び、コミカライズしています。いい企画と思いますが、原作者名が書かれていないのはなぜなのでしょうか。
 本家の学研『5分後に意外な結末』シリーズ担当編集は著作権なんて知ったことか、という人物です(→この記事ほか参照。思い出して、腹が立ってきた)。講談社がそのスタンスを踏襲した? まさかね。
 ちなみに、巻頭には中原涼の傑作ショートショート「地球嫌い」のコミカライズが掲載されています。大好きな作品ですから、そのこと自体は嬉しいのですが、やはり「中原涼」の名は見当たらず……。
5分後に意外な結末 なかよし・セレクション.jpg
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アニメ映画『雪の女王と火の魔王』

 アニメ映画『雪の女王と火の魔王』(2016年)を観ました。ロシア発『雪の女王』シリーズの第3作です。
 前作ではオルムが主人公でしたが、今作ではゲルダに戻りました。
 願い石を巡る冒険譚。今作もまた、楽しく観終わることができました。
 これにて全4作を観終わったことになりますが、第1作→第4作→第2作→第3作という変則的な順序で観たのが、ちょっと残念です。
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『艶笑コレクション』ほか

◎中田耕治『艶笑コレクション 面白さ品質保証 古今東西小咄集』日本ジャーナルプレス新社・J.J BOOKS(78)
 著者の博識ぶりが横溢する小咄集です。小咄とショートショートの線引きは難しいですが、本書に収録されている長めの小咄は短いショートショートと言えるかもしれません。挿絵はヒトコママンガになっていて、それも楽しめます。
「艶笑」ついでに、最近買ってまだブログに書いていない『艶笑~』を2冊。
◎駒田信二『艶笑植物事典』文春文庫(87)
◎駒田信二『艶笑人名事典』文春文庫(87)
 こちらも著者の博識ぶりが横溢しています。『艶笑動物事典』『艶笑いろはかるた』という本もあるそうで、見かけたら買おうと思っています。
艶笑コレクション.jpg 艶笑植物事典.jpg 艶笑人名事典.jpg
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『三橋一夫ふしぎ小説集成① 腹話術師』

 出版芸術社の『三橋一夫ふしぎ小説集成(全3巻)』、発売されたときに買おうか迷いましたが、ショートショートに通じる魅力を備えているとはいえ、(長さ的に)ショートショートではないし、春陽文庫『ふしぎなふしぎな物語(全4巻)』を(これは新刊販売時に買って)持ってるし……と買いませんでした。
ふしぎなふしぎな物語1.jpg ふしぎなふしぎな物語2.jpg ふしぎなふしぎな物語3.jpg ふしぎなふしぎな物語4.jpg
 いずれ読みたいと思ったら買えばいい、なんて気楽に考えていたのですが、はっと気がつくと品切れとなり、古書には妙なプレミア価格がついています。定価以上では買いたくない、なんて思っていますから、なかなか買えません。
 ようやく――
◎三橋一夫『三橋一夫ふしぎ小説集成① 腹話術師』出版芸術社(05)
 先は長いです。
腹話術師.jpg
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「BoichiオリジナルSF短編集」

 昨日の記事
> 読みたいマンガもだいぶ溜まりました。
> とりあえず、このあたりを優先的に読んでいきたいと思っています。
 おっと。「BoichiオリジナルSF短編集(全2巻)」を忘れていました。
 この2冊が最優先です。
 読み始めま~す。
時空の旅人.jpg 名も無き戦士.jpg
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アニメ映画『雪の女王 新たなる旅立ち』

 アニメ映画『雪の女王 新たなる旅立ち』(2014年)を観ました。ロシア発『雪の女王』シリーズの第2作です。(第1作『雪の女王』(2012年)についてはこちら。第4作『雪の女王 ゲルダの伝説』(2018年)についてはこちら
 本作の主人公はオルムと言ってもいいでしょう。中盤まではほぼ「嘘つきオルムの冒険」。さらわれた姫の救出に向かうオルムですが、自らの嘘が原因で大変な事態になります。終盤にゲルダたち仲間が集結しますが、みな凍らされ、絶望的な状況に陥ります。しかしオルムの懺悔によって物語は一気に好転。そして……。
 今作に限らず、このシリーズ全般、とっても楽しく観られます。
 さて、残るは第3作『雪の女王と火の魔王』(2016年)です。これは明日にでも。
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児童文学ブーム終了

 降って湧いた児童文学ブーム。いろいろ観て・読んで・聴いてきました。用意してあるもので残るは、海野つなみ『小煌女(全5巻)』講談社コミックスKiss(10~11)だけとなりました。
 読み始めたものの登場人物の識別ができず、早々に挫折したマンガです。こういうとき、二度と手を伸ばさない場合が多いのですが、アマゾンの読者レビューを見ましたら、「絵が苦手で敬遠している方(かつての自分)は損してるなあと思いますわ」なんて書いている方がおられたんですね。まるで私に向けられた言葉のようで、心に刺さりました。(この件、当該記事のコメント欄に書きました)
 これを読み終われば、すっきりと児童文学ブームを終わらせることができます。頑張って、再チャレンジしたのですが……。どうにもストーリーが頭にはいってきません。残念ですけど、1巻の途中でギブアップ。これは私の頭の処理能力の問題ですから、仕方がありません。
 これにて児童文学ブーム――別名「バーネットとマロをしゃぶりつくそう」計画の終了といたします。
 約1ヶ月、すっごく楽しかったです。

 読みたいマンガもだいぶ溜まりました。
 とりあえず、このあたりを優先的に読んでいきたいと思っています。
手塚治虫トリビュート.JPG
スターダイス.JPG
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『ナーギの塔』ほか

◎高階良子『ナーギの塔』秋田書店・PRINCESS COMICS(82)
 昨年末、高階良子『黄泉の小鳥』秋田書店・PRINCESS COMICS(87)を買いました(→この記事)。
 すぐに読む気満々だったのですが、カバー袖に――
>「風のララバイ」は、ずっとむかしの作、「風の菩薩」の続編のつもり……!!
 とあり、先に「風の菩薩」を読まなければ、となりました。
 調べて、「風の菩薩」は『ナーギの塔』に収録されていると判明。探していました。
 2ヶ月弱でゲット!
 あのときとは状況が変わり、いますぐに読むのは厳しいですけれど、嬉しいです。なるべく早く、ここまで辿りつきたい……。
◎星野和夏子/原作:朱砂 『星を継ぐもの ミラクル・スターダイス1』角川書店・あすかコミックス(96)
 2月3日の記事『占い学園 スターダイス』参照。
ナーギの塔.jpg 黄泉の小鳥.jpg 星を継ぐもの ミラクル・スターダイス1.jpg
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『たのしいどうわ 家なき子』

 昨日の記事に――
>メインは『小公女』『家なき娘(ペリーヌ物語)』『家なき子』の3作で、
 と書きました。
 ふと、あ、そういえば……。
◎DVD『たのしいどうわ 家なき子』コスミック出版
 なんと、このDVDに収録されているのは『家なき子』『ペリーヌ物語』『小公女』なのです(各10分ほどの超ダイジェストで、計32分)。この偶然には驚きました。(このDVDはDVDボックス『名作童話大全集①』にも収められています)
 せっかくなので、再生開始。
たのしいどうわ 家なき子.jpg 名作童話大全集①.jpg
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映画『オリバー・ツイスト』

「バーネットとマロをしゃぶりつくそう」計画のために用意した映像はすべて観終わりました。その番外編、とでも言いましょうか、今夜は映画『オリバー・ツイスト』(1947年)を観ようと思います。
 実は私、『オリバー・ツイスト』は読んだことがないんですよね。小学生向けにも訳されており、子どものころに読んでいてもおかしくない作品ですが、なぜか触れずに通りすぎてしまいました。そのまま月日は流れ……。
 先日、DVDを見かけ、観てみようかな、と。
オリバー・ツイスト.jpg
 うちに訳書は1冊だけあります。
◎デイツケンス『オリヴアー・ツウイスト』改造社・世界大衆文學全集(30)
 ホルラア『秘密第一號』との共函にはいっています。いま、この記事を書くために『秘密第一號』の奥付を確認し、え? となりました。
 昭和四年一月一日印刷/昭和五年一月三日発行
 印刷から発行まで、1年? そんなアホな。
『オリヴアー・ツウイスト』を確認しますと――
 昭和五年一月一日印刷/昭和五年一月三日発行
 と、こちらは常識的な日付になっています。おそらく『秘密第一號』は誤植でしょうが、それにしても、です。
 面白い発見ができました。
オリヴアー・ツウイスト.jpg オリヴアー・ツウイスト/秘密第一號.jpg
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『小公子』

 児童文学ブームは閉幕に向けてカウントダウン中です。
 今日はバーネット『小公子 完訳版』偕成社文庫(87)を読むことにしました。
 購入したのは先月8日のようです。1ヶ月近くも放置していましたか。まあ、「バーネットとマロをしゃぶりつくそう」計画とはいえ、メインは『小公女』『家なき娘(ペリーヌ物語)』『家なき子』の3作で、『小公子』『秘密の花園』はサブですから、仕方がありません。
 では、読み始めます。
小公子.jpg
 今回の児童文学ブームで、『小公女』『家なき娘』の完訳版を初めて読みました(→ここここ)。『家なき子』は以前に(忘れちゃうくらい昔ですが)完訳版読了済みです。『小公子』完訳版を読み終わったら、残るは『秘密の花園』となりますが、『秘密の花園』はメインではないし、抄訳版『ひみつの花園』を読んだし、完訳版は読まなくてもいいかな。
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イギリスTVドラマ『小公女 A LITTLE PRINCESS』

 イギリスのTVドラマ『小公女 A LITTLE PRINCESS』(1986年)を観ました。150分。
 これはいいですねえ。『小公女』の魅力を余すところなく詰めこんでいると思いました。
 TVアニメ『小公女セーラ』はすごく面白かったのですが、セーラが「いい人」すぎるのがちょっと……という感じでした。「いい人」なのは結構ですけど、「すぎる」のはね。悲惨な生活を余儀なくされているときならともかく、「おお、この子だ」のあと、セーラが莫大な寄付とともに学院に戻る選択をするシーンには首傾げまくり。(これは当該記事のコメント欄にも書きました。原作はどうなのか、あとで確認したところ、やはりそんなシーンはなし。アニメのオリジナルなのですね)
 その点、このドラマのセーラは凜として、理不尽なことに対してはきっちりと拒絶します。もちろん、復学もしません。寄付もしません。いやあ、すかっとしますね。
 今回の児童文学ブームで、『小公女』の映像化作品を観るのはこれが最後となります(たぶん)。最後に素晴らしいものを観ることができ、よかったです。
 さあ、『小公女』関連、あとはマンガ『小煌女』を残すのみです。
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ミュージカル『小公女セーラ』

 今夜はミュージカル『小公女セーラ』を観ます。2015年12月5日(土)国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟小ホールにて収録されたものだそうです。
 予備知識なし。2時間、楽しめたらいいなと思います。
 では、スタート。
小公女セーラ(舞台).jpg
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