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「Hard SF Laboratory」211号

 石原藤夫さんより「Hard SF Laboratory」211号をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 堀晃さんの連載「北梅田から世界を眺めて」第9回では、野々村竜太郎の話も出てきます。堀さんの野々村話はいつ読んでも笑ってしまいます。
 石原藤夫さんの「ファンジン巡り」第45回(!)は「SFストーリイ」です。このファンジン、うちにもありますが、実はこれ、宮崎惇さんの遺品なのです。もう20年以上前になりますね。遺品を整理していた奥さまから連絡があり、いただいたのでした。
 石原さんは昨今のファンダムやファンジンに関するエッセイを求めておられます。私も最近のことは知りませんし、自分と関係するファンジンについてはすでに書き尽くしてしまいました。
 石原さん同様、私も昨今のファンダム話に興味があります。どなたか、ぜひ、ぜひ。
 よろしくお願いいたします。
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ホームランダービー

 何年か前から、テレビ番組をほとんど観なくなりました。観ているのは大相撲中継と、あとはまあ、気が向いたらニュースやプロ野球中継を観るくらい。気になる番組は録画していますから、溜まる一方です。――というのは、ほんの数ヶ月前までの話。いまはメジャーリーグ中継(大谷出場試合に限りますが)を欠かさずチェックしています。もちろん録画ではなくリアルタイム視聴。
 メジャー中継をこんなに楽しみにするのは野茂の1年目、松井のプレイオフ以来ですねえ。イチローがどんなにヒットを打っても、ここまでの気持ちにはなりませんでした。ミーハー・ファンにとって、三振とホームランの魅力は桁違いだと感じています。
 ヒットを打ってもホームランじゃないと残念に思ってしまう大谷。もっと言ってしまえば、三振も四球も単打も、がっかりするという意味では同じなんですよね。絶対に間違っていますが、そう感じてしまうのですから仕方ありません。いやもう大谷、とんでもないです。
 で、今日はホームランダービーが開催! 録画予約してしまいました。メジャー中継を録画するのは、野茂のノーヒットノーラン試合(もちろん再放送)以来です。
 放送が始まるまで2時間あまり。気もそぞろであります。
 かっ飛ばせ-、大谷!
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『大相撲名力士風雲録14 武双山 出島 雅山』

 大相撲名古屋場所たけなわ。
 いやあ、やはり大相撲に横綱は必要ですね。進退を懸ける場所で、見事に中日勝ち越しを決めた白鵬! その存在感たるや! しかも白鵬、右膝の手術明けなんですよね。素晴らしいとしか言えません。いろいろ言われている白鵬ですが、私は好きですし、応援しています。
 今日も勝って、9連勝。このまま突っ走って、全勝優勝してくれないかなあ。
 などと思いつつ、今夜は『大相撲名力士風雲録14 武双山 出島 雅山』ベースボール・マガジン社(17)付録のDVDを観ることにしました。
 武蔵川部屋の大関3人衆。――この3人のなかでは武双山が一番好きでしたが、こうして選ばれた取組を見ますと、出島も雅山も魅力的な相撲を取っていましたね。こんな大関がいて、曙、貴乃花、若乃花、武蔵丸、朝青龍といった横綱陣、さらには大関もほかに魁皇、貴ノ浪、栃東、千代大海……。白鵬が横綱まで駆け上がったころとも重なっていますし、さらには把瑠都や琴欧洲も!
 まさに多士済々。次から次へと魅力的な力士が出てくるんですよね。この時代、面白かったはずです。
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『オイモはときどきいなくなる』

 田中哲弥『オイモはときどきいなくなる』福音館書店(21)を著者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 児童書です。なんという可愛い装幀、なんという可愛い挿絵。とても田中哲弥の本とは思えない(笑)。
 どんなんだろ。――読み始めたら止まらず、一気に最後まで読んでしまいました。
 食い意地の張った姉妹と、恐がりの愛犬オイモの夢現(ゆめうつつ)物語。いやあ、(当たり前ですが)田中哲弥ワールドでしたね。
 楽しませていただきました。
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〈ちくま文学の森〉

 本の整理をしていて、〈ちくま文学の森〉が気になりました。
◎〈ちくま文学の森〉全15巻+別巻1/筑摩書房(88~89)
◎池内紀『文学の森を歩く』筑摩書房(89)
◎〈新・ちくま文学の森〉全16巻/筑摩書房(94~96)
◎〈ちくま文学の森〉全10巻/ちくま文庫(10~11)
 全巻収集を目指していましたが、まだ達成できぬままに、そして進捗ないままに年月が過ぎ去っています。そんな状態が何年も続き、何が欠けているのか忘れてしまっていることに気がつきました。
 確認しなくては。
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 ふむ、なるほど。欠けているのは〈新・ちくま文学の森〉の第9巻『たたかいの記憶』、第14巻『ことばの国』ですか。
 古本屋に行く機会が激減している昨今ですが、それでも皆無ではありません。留意していれば、いずれは見つけられるでしょう。気楽に、気長に。
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「ゾランさんと探偵小説」展・記念グッズ

 YOUCHANさんが、先般(6月9日~17日)開催されました「ゾランさんと探偵小説」展(→この記事この記事参照)の記念グッズを送ってくれました。ポストカード、缶バッジ、携帯ミラー。
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 どれも、ほんとに美しくて、見惚れてしまいます。コロナ、じめじめ梅雨のユーウツを忘れさせてくれますね。
 ポストカードと携帯ミラーは使わずに保管決定。缶バッジはバッグに付けようか思案中です。そうやって考えている時間も楽しい。
 ありがとうございました。
 ますますのご活躍を。
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「落盤」

 先日、インターネット・サーフィンをしていて、手塚治虫の短編「落盤」の話題が目に飛びこんできました。
「落盤」か。いい作品だよな。どの本で読んだんだっけ。――と記憶をまさぐってみますが、はて? はて? はて?
 調べて、『落盤』という短編集に収録されているとわかりました。しかしそんな本、私は持ってない。では、いったいどの本で読んだのだろう。
 もやもやしていましたところ、本日、出かけたついでに立ち寄った古本屋にて、『落盤』講談社・手塚治虫漫画全集(94)を発見。迷わず買いました。ぱらぱらっと中身確認。「落盤」以外は読んだことがないような……。どの本で読んだのか未解決のままですが、ま、いずれ判明するでしょう。
『ブラック・ジャック』は一時中断して、これを読もうと思います。
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映画『ゼンダ城の虜』

 今日はDVDボックス『ジャングルの秘宝』より――これです。
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 原作はアンソニー・ホープ『ゼンダ城の虜』です。例によって、うちにある翻訳本を紹介しますと、改造社・世界大衆文學全集(29)、東京創元社・世界大ロマン全集(58)の2冊。
ゼンダ城の虜(世界大衆文学全集).jpg ゼンダ城の虜(世界大ロマン全集).jpg
 ということで、映画『ゼンダ城の虜』です。
 王位継承を巡る策謀。そっくりさんの替え玉。そして始まる恋と冒険。――楽しいですねえ。原作を読んだのは大昔で、大まかなことしか覚えていないのですが、けっこう原作に忠実に作られているのではないでしょうか。
 映画は期待以上に面白かったです。しかし……。物語は完全に完結したわけではありません(宿敵との決着がついてない)。続編映画があれば観たいと思いますけれど、作られていない様子。残念。
 これで、最近買ったDVDボックスに収録されている映画で、すっごく観たいものは観終わりました。いやあ、楽しかったですね。こういう映画群は私の映画遍歴からすっこーんと抜けていましたので、勉強になりましたし。
 明日からどうするか、未定です。

【追記】
 世界大ロマン全集版は異装版(共通函)も持っています。当該記事には書きませんでしたが、『快傑ゾロ』も。
ゼンダ城の虜(異装版).jpg 快傑ゾロ(異装版).jpg

【追記2】
『ゼンダ城の虜』ですが、日本出版協同株式会社・サスペンス・ノベル選集版(53)も持っていることを思い出しました。書影はこの記事に。
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映画『紅はこべ』

 今夜もDVDボックス『剣の勇者たち』より――これです。
紅はこべ.png
『紅はこべ』は小学生のころ、子ども向けの翻訳で読んだだけと思います。ストーリーはすっかり忘れていますが、面白かった印象は強く残っています。
 翻訳、何を持っていたかなとチェックしましたら、以下がありました。
『紅蘩蔞』改造社・世界大衆文學全集(29)
『べにはこべ』三笠書房・百萬人の世界文學(54)
『紅はこべ団』東京創元社・世界大ロマン全集(58)
 最も新しい世界大ロマン全集版でも60年以上前の発行ですか(笑)。世界大衆文學全集版なんて、ほぼ1世紀前!
紅蘩蔞.jpg べにはこべ.jpg 紅はこべ団.jpg
 さて、映画『紅はこべ』です。
 活劇シーンが少なく、その点は残念でしたが、ストーリーは面白かったです。
 いやあ、『紅はこべ』ってこんな話でしたか。上にも書きましたように、すっかり忘れていますが、いやしかし、それは幸いだったかもしれません。ストーリーがわかっていて観るより、数倍は楽しめたと思いますから。
 一昨日、わが家のゾロ映画をチェックした際、ドラマ『紅はこべ』『紅はこべ2』の録画テープも目につき、気になっていました。調べてみると、イギリスBBCのドラマで、1は1999年、2は2000年に放送。日本では2002年に放送されたとのこと。うちにあるのはそのときに録画したものでしょう。
 いまは観ませんけれど、いずれ……。
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『長い暁』

 とある本が必要になり、心当たりのダンボールをチェックしておりましたら――
◎眉村卓『長い暁』早川書房(80)
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 今年4月12日の記事で、「作品自体はハードカバーで読んだ(いまはダンボールのなかですが)」と書いた本です。
 おお、こんなところにありましたか!
 ダンボール・チェックはこういうことが起きるので、楽しいです。
 お目当ての本も無事に(同じダンボールで)見つかりましたし、よかったよかった。必要な本は取り出しておきますが、『長い暁』はふたたびダンボールへ。
 次に手にするのはいつでしょうか……。
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映画『血闘(スカラムーシュ)』

 今日はDVDボックス『剣の勇者たち』より――これです。
血闘(スカラムーシュ).png
 この映画はDVDボックスを買ったときから観たいなと思っていました。
 原作はラファエル・サバチニ。原作小説は『スカラムッシュ』改造社・世界大衆文學全集(28)、『スカラムーシュ』東京創元社・世界大ロマン全集(58)を持っていますが、読んでいないような気がします。
スカラムッシュ.jpg スカラムーシュ.jpg
 先ほど観終わりました。
 簡単に言ってしまえば、親友を殺された主人公の復讐劇です。おお、私の大好物でありますね(嬉)。
 主人公は(表面上は)軽薄な軟派者です。そんな主人公と復讐劇は相容れないような気もしますが、うまくブレンドされています。スカラムーシュというのは道化役のことのことなんですよね。主人公はスカラムーシュを隠れ蓑として剣の修業をしつつ、復讐の機会を伺うという展開。軽薄さ(←あくまでも表面上は)と復讐劇がマッチするわけです。もちろんラブロマンスもあり、そして最後は(意外な真相が明らかになるとともに)大団円。
 いやあ、楽しかった! 大満足です。と同時に――原作小説、10代のころに読みたかったな、と。

【追記】
 サバチニの本、うちにはほかに『海の鷹』改造社・世界大衆文學全集(30)があります。
海の鷹.jpg
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映画『奇傑ゾロ』

 そんなわけで、映画『奇傑ゾロ』(1920)を観ました。
 たまにはサイレント映画もいいですね。弁士(女性)の声も心地よく、楽しく観ることができました。
 ゾロ映画、とりあえず今回はこれで終了とします。ほかに観たい映画がたくさんありますから。
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『見知らぬ友』ほか

 昨日とは打って変わって快晴。お散歩がてら新刊書店に行ってきました。
◎マルセロ・ビルマヘール『見知らぬ友』福音館書店(21)
 今年の2月に発売された本ですが、今日まで気がつきませんでした。気がついてしまったら、手に取ります。というのも、私にも『見知らぬ知人』盛林堂ミステリアス文庫(19)という、似たタイトルの作品集がありまして……。
 児童書。10編収録の作品集ですが、150ページ足らずで、1ページあたりの活字数は少ないので、各編はショートショートと言っていい長さです。内容も面白そう。買うのに迷いはありませんでした。
◎和田幸長『短文読解問題集―もっと気軽に楽しく読書を―』文芸社(21)
 こちらも今年3月発売と、少し前の本です。
 小松左京、山本有三、古処誠二、川端康成、スティーヴン・リーコック、阿刀田高、江坂遊、原田宗典、おかもと(仮)、安生正のショートショート(計29編)のオチを伏せて掲載し、そのオチを考えさせるという……もはやほぼショートショート・アンソロジーです。
見知らぬ友.jpg 短文読解問題集.jpg
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ゾロ映画

 昨日の記事のコメント欄に――
> ゾロ映画、もうちょっと観たい気分です。
> 市販ソフトはこのDVDボックス『炎の剣士たち』収録の『快傑ゾロ』しか持っていませんが、テレビ放映を録画したもの(たぶん観てない)はいくつかあったはず。
> 明日、探します。
 と書きました。
 一夜明け、録画テープやDVDをチェック。以下を発掘しました。
『奇傑ゾロ』1920年*サイレント映画。活弁入り。
『快傑ゾロ』1940年*昨日観た映画だが、昨日のはカラー、こちらはモノクロ。
『アラン・ドロンのゾロ』1975年
『マスク・オブ・ゾロ』1998年
 ネット検索し、ざっと内容を確認します。
『奇傑ゾロ』は原作に忠実っぽいです。
『アラン・ドロンのゾロ』は殺された友人の名を借りて総督に就任。無能な総督を演じつつ、ゾロとして活躍する話ですか。無能な振りして……というところは原作に忠実ですが、ドン・ディエゴの設定が原作と違いますね。
『マスク・オブ・ゾロ』、本作のゾロはドン・ディエゴではなく、2代目ですか。で、続編『レジェンド・オブ・ゾロ』もあると。
 これはもう、悩むことなく『奇傑ゾロ』ですね。今夜、観ようと思います。
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映画『快傑ゾロ』

 大映の蛇怪談映画3部作を観終わりましたので、西洋チャンバラ映画に戻ります。
 復帰第1弾はDVDボックス『炎の剣士たち』より――これです。
快傑ゾロ.png
 西洋チャンバラ映画ブームのなか、身分のある人が仮面で正体を隠して悪党を討つ。――そんな映画をあれこれ観てきました。その嚆矢はなんなのか、知りませんけれど、私のなかで元祖は『快傑ゾロ』です。
 小学生のころ、連続TVドラマが放送されていました。いつごろだったのかな、とウィキペディアを見ますと――
>怪傑ゾロ - 1957年から1959年にABCで放送された作品。日本では日本テレビで1961年7月から1966年6月まで放送。ガイ・ウィリアムズ主演。
 とのこと。私が3歳から8歳にかけて、ですね(ドラマのタイトルは『怪傑ゾロ』だったようです)。このドラマ、本当に大好きで、夢中になって観ていた記憶があります。
 原作小説を読んだのは創元推理文庫版(69)でした。おそらく中学1年か2年のときと思います(うちにある本は1970年11月27日発行の4版)。いやあ、面白かったですねえ。その後、世界大ロマン全集版(59)も買いましたが、こちらは読んでいません。
快傑ゾロ(創元推理文庫).jpg 快傑ゾロ(世界大ロマン全集).jpg
 と前説を述べたところで、映画『快傑ゾロ』スタートします。
 わくわく。
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『ブラック・ジャック』

『モンキーピープル』を読み終わり、次は何を読もうか。『三つ目黙示録~悪魔王子シャラク~』が気になっていますが、まだ揃っていません。これは揃ってから読むほうがいいでしょう。
 で、考えて、『ブラック・ジャック』にしました。手塚治虫の代表作。さまざまなバージョンでつまみ読みはしていますし、映画やアニメもかなり観ていますが、マンガを全巻通して読んだことがないのです。
 実は『ブラック・ジャック』をちゃんと読もうかなと思い立ったのは2ヶ月ほど前です。秋田文庫版(全17巻)をターゲットとし、見かけるたびに買ってきました。これまでに14冊購入。残りは3冊です。
 こちらは全巻を揃えてから読む必要はありません。もっと言ってしまえば、第1巻から順に読む必要もなし。
 ということで、本日より読み始めます。
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映画『青蛇風呂』

 今夜は『青蛇風呂』(1959年)を観ました。大映の蛇怪談映画(3部作)の第3作です。
 冒頭いきなり中田ダイマル・ラケットが登場。目明かしとして、けっこう重要な役を演じます。いやあ、懐かしいですねえ。
 この映画は『白蛇小町』と同様、怪談っぽい雰囲気はあれど、実は……です。私の好みからすれば、残念! となるわけですが、この「実は……」の部分が私好みで、充分に楽しめました。第1作、第2作、第3作と、どんどん私好みの映画になってきましたが、大映の蛇怪談映画、これが最終作なんですよね。残念。
『白蛇小町』は68分、『執念の蛇』は52分、そしてこの『青蛇風呂』は57分。3作合わせても3時間足らずで、大作映画1作分です。長い映画は観るのには決心が必要ですが、こうして気楽に観られる映画はいいですね。
 さて、明日は何を観ましょうかね。いずれは観ようと思っている映画、山ほどあります。
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