「まんどく大世界史365」

「文藝春秋漫画讀本」1969年6月号です。特集「まんどく大世界史365」。100ページ近い大特集で、目次には「コントと事実でまとめたショート・ショート一日一史」と添えられています。(目次の画像を下にアップしてありますので、ご覧ください。執筆陣の豪華なこと!)
いやあ、発見するまで時間がかかりましたねえ。この雑誌自体はありふれていて、どこの古本屋にでも売っていると言っても過言ではないほど。ただ、ピンポイントで1冊を探すとなると、なかなか……。
この店では20冊ほど売っていて、もしや……と淡い期待で背をチェック。当該号を確認したときには内心、うおっ! と声が出ました。
もうこれで「漫画讀本」をチェックしないで済むと思うと、ほっとします。

2017-12-10 13:42
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映画『猿の帝国 女囚戦記』
映画『猿の帝国 女囚戦記』を観ました。2013年のアメリカ作品です。
>地球よりはるか遠くにある銀河では、宇宙船型刑務所に女囚デーン、ティール、ジェイダが囚われていた。3人は自由を求めシャトルの操縦を乗っ取り、森林に包まれた惑星に墜落した。やっと解放されたと思ったが、そこは凶悪な類人猿たちが支配した帝国だった…。
こんなのを読んだら映画『猿の惑星』シリーズの大ファンとしては(まず間違いなく騙されるだろうと思っていても)観なければ! となります。
以下略。察してください。
2017-12-08 21:34
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『夕焼けのかなた』
眉村卓さんより新著『夕焼けのかなた』双葉文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
書き下ろし(!)短編集で、全26編収録。いささか長い作品もありますけれど、ほぼショートショート集と言ってもいいでしょう。
「あとがき」に――
>こんな年齢なのだから、もうすぐへたばるだろう、書けるうちに書かなければと思ったわけである。ときにはじっくり構えての進行であったり、ときには憑かれたように筆を走らせたりで、書き下ろしの短編集にすることができた。それが、すぐにはへたばらなかったものだから、年に一冊、次の年にも一冊、今度のこの本で三冊目である。
と書かれています。
書き下ろし短編集って簡単に言いましても、短編を1冊分書き下ろすには、とてつもないパワーが必要なんですよ。それを3年連続で!
何度でも書いちゃいますが、このパワーには脱帽するしかありません。
いつまでもお元気で、と心の底から思います。
ちなみに、双葉文庫の書き下ろし短編集、1冊目は『短話ガチャンポン』双葉文庫(15)、2冊目は『終幕のゆくえ』双葉文庫(16)です。

「あとがき」に――
>こんな年齢なのだから、もうすぐへたばるだろう、書けるうちに書かなければと思ったわけである。ときにはじっくり構えての進行であったり、ときには憑かれたように筆を走らせたりで、書き下ろしの短編集にすることができた。それが、すぐにはへたばらなかったものだから、年に一冊、次の年にも一冊、今度のこの本で三冊目である。
と書かれています。
書き下ろし短編集って簡単に言いましても、短編を1冊分書き下ろすには、とてつもないパワーが必要なんですよ。それを3年連続で!
何度でも書いちゃいますが、このパワーには脱帽するしかありません。
いつまでもお元気で、と心の底から思います。
ちなみに、双葉文庫の書き下ろし短編集、1冊目は『短話ガチャンポン』双葉文庫(15)、2冊目は『終幕のゆくえ』双葉文庫(16)です。
2017-12-08 12:16
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TVドラマ『まぼろし探偵』
私が生まれたころ(3歳くらいまで)に放送されていたTVドラマを、タイトルを思いつくままに(ウィキペディアで)チェックしてみました。
・月光仮面 1958年2月24日~1959年7月5日
・遊星王子 1958年11月11日~1959年9月4日
・少年ジェット 1959年3月4日~1960年9月28日
・鉄腕アトム 1959年3月7日~1960年5月28日
・まぼろし探偵 1959年4月1日~1960年3月27日
・七色仮面 1959年6月3日~1960年6月30日
・豹の眼 1959年7月12日~1960年3月27日
・海底人8823 1960年1月3日~1960年6月28日
・鉄人28号 1960年2月1日~同年4月25日
・快傑ハリマオ 1960年4月5日~1961年6月27日
・少年ケニア 1961年5月4日~1962年2月8日
・恐怖のミイラ 1961年7月4日~同年10月3 日
このなかで幼いころに観た記憶のあるのは『鉄腕アトム』だけです。とはいえ放送当時、私は1歳から2歳。おそらく本放送ではなく、再放送を観た記憶が残っているのだと思います。
確実に本放送時に観たドラマとなりますと、もうちょっとあとになりまして――
・隠密剣士 1962年10月7日~1965年3月28日
・忍者部隊月光 1964年1月3日~1966年10月2日
・ウルトラQ 1966年1月2日~同年7月3日
こういった番組の印象が強く残っています。『ウルトラQ』は初回(リトラ対ゴメス! めちゃ覚えてる!)から観ていますが、『隠密剣士』や『忍者部隊月光』は途中から。私のTVドラマの記憶は1965年あたりから始まっていると考えてよさそうです。
ということで……。
未知なるTVドラマのなかから『まぼろし探偵』を観ることにしました。理由は簡単、桑田次郎(←大好き)原作だからです。あと、吉永小百合も少々(笑)。
・月光仮面 1958年2月24日~1959年7月5日
・遊星王子 1958年11月11日~1959年9月4日
・少年ジェット 1959年3月4日~1960年9月28日
・鉄腕アトム 1959年3月7日~1960年5月28日
・まぼろし探偵 1959年4月1日~1960年3月27日
・七色仮面 1959年6月3日~1960年6月30日
・豹の眼 1959年7月12日~1960年3月27日
・海底人8823 1960年1月3日~1960年6月28日
・鉄人28号 1960年2月1日~同年4月25日
・快傑ハリマオ 1960年4月5日~1961年6月27日
・少年ケニア 1961年5月4日~1962年2月8日
・恐怖のミイラ 1961年7月4日~同年10月3 日
このなかで幼いころに観た記憶のあるのは『鉄腕アトム』だけです。とはいえ放送当時、私は1歳から2歳。おそらく本放送ではなく、再放送を観た記憶が残っているのだと思います。
確実に本放送時に観たドラマとなりますと、もうちょっとあとになりまして――
・隠密剣士 1962年10月7日~1965年3月28日
・忍者部隊月光 1964年1月3日~1966年10月2日
・ウルトラQ 1966年1月2日~同年7月3日
こういった番組の印象が強く残っています。『ウルトラQ』は初回(リトラ対ゴメス! めちゃ覚えてる!)から観ていますが、『隠密剣士』や『忍者部隊月光』は途中から。私のTVドラマの記憶は1965年あたりから始まっていると考えてよさそうです。
ということで……。
未知なるTVドラマのなかから『まぼろし探偵』を観ることにしました。理由は簡単、桑田次郎(←大好き)原作だからです。あと、吉永小百合も少々(笑)。
2017-12-07 21:06
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『子連れ狼』&『御用牙』
1ヶ月ちょっと前に買ったDVDボックス『子連れ狼』と『御用牙』 、全作品を観終わりました。どちらも、ただただ楽しかったです。これぞ娯楽映画ですね。こんな映画を知らずに過ごしてきたのは残念。若いころに観たら、もっと楽しかっただろうなあ。
それにしても、この兄弟(若山富三郎と勝新太郎)は濃いですねえ。もう、げっぷが出そうになっております(笑)。
それにしても、この兄弟(若山富三郎と勝新太郎)は濃いですねえ。もう、げっぷが出そうになっております(笑)。
2017-12-05 21:47
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『少年海賊王』
柴田錬三郎『少年海賊王』新浪漫社(47)を読みました。
いきなり出てくるのがアルベール(11歳)、エドモン(9歳)、ユージニイ(7歳)の3兄妹。エドモンとユージニイは血のつながった兄妹ですが、アルベールは継母の連れ子です。3兄妹の祖父はノワルテイエ。彼はからだが不自由で、まばたきでしか意志を伝えられません。その忠実な家令がフェルナン。いや、その振りをしているだけではなくて、本当に忠実です。3兄妹の母(ラモール伯爵の後妻)の兄はダングラン伯爵。うわあ、混乱する~(笑)。
ラモール伯爵が殺され、しばらくしてエドモンが失踪。9年後、ダンテイ子爵なる謎の若者が登場し、復讐劇が始まります。そのストーリーには『モンテ・クリスト伯』の有名なエピソードがちりばめられておりまして、たとえば「アルベールがダンテイ子爵に決闘を申し込むが、ノワルテイエにダンテイ子爵の正体を聞かされ、自分の過ちを悟る」とか――うわあ、混乱する~~(笑)。
言うまでもありませんが、幼いころに失踪したエドモンが、のちのダンテイ子爵です。エドモン・ダンテイ(笑)。
いやいや、すっげーもん読んでしまった(笑)。

【追記】
『モンテ・クリスト伯』を読んだことのない方には支離滅裂な記事としか読めないですね。すみません。気になる方は『モンテ・クリスト伯』を読んでくださいませ。
いきなり出てくるのがアルベール(11歳)、エドモン(9歳)、ユージニイ(7歳)の3兄妹。エドモンとユージニイは血のつながった兄妹ですが、アルベールは継母の連れ子です。3兄妹の祖父はノワルテイエ。彼はからだが不自由で、まばたきでしか意志を伝えられません。その忠実な家令がフェルナン。いや、その振りをしているだけではなくて、本当に忠実です。3兄妹の母(ラモール伯爵の後妻)の兄はダングラン伯爵。うわあ、混乱する~(笑)。
ラモール伯爵が殺され、しばらくしてエドモンが失踪。9年後、ダンテイ子爵なる謎の若者が登場し、復讐劇が始まります。そのストーリーには『モンテ・クリスト伯』の有名なエピソードがちりばめられておりまして、たとえば「アルベールがダンテイ子爵に決闘を申し込むが、ノワルテイエにダンテイ子爵の正体を聞かされ、自分の過ちを悟る」とか――うわあ、混乱する~~(笑)。
言うまでもありませんが、幼いころに失踪したエドモンが、のちのダンテイ子爵です。エドモン・ダンテイ(笑)。
いやいや、すっげーもん読んでしまった(笑)。

【追記】
『モンテ・クリスト伯』を読んだことのない方には支離滅裂な記事としか読めないですね。すみません。気になる方は『モンテ・クリスト伯』を読んでくださいませ。
2017-12-02 20:28
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訃報:はしだのりひこさん
え……。思わず絶句してしまいました。「風」や「花嫁」、忘れられません。享年72。まだまだ若いですね。
ご冥福をお祈り申し上げます。
2017-12-02 16:42
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桃源社の押川春浪
以下、備忘というか古書山たかしさんへの私信というか。
桃源社の押川春浪を確認しました。
最初に出たのは、以下の4冊と思います。いずれもソフトカバー(ジャケット装)で、通常の四六判より少し縦長(横幅が狭い)。
『海底軍艦 全』1970年10月30日
『武侠艦隊』1972年1月30日
『東洋武侠団』1972年3月10日
『怪人鉄塔』1972年6月20日




のちに軍艦シリーズ3冊が函入りソフトカバーで再刊されました。『怪人鉄塔』は再刊されてないと思うのですが。
『押川春浪・軍艦全集1 海底軍艦/武侠の日本』1979年7月15日
『押川春浪・軍艦全集2 新造軍艦/武侠艦隊』1979年8月15日
『押川春浪・軍艦全集3 新日本島/東洋武侠団』1979年9月15日

私が把握しているのは以上です。
ちなみに、最初のバージョンを買ったのは高校生のころだったと思います(古本で)。もう夢中になって読みましたね。で、再刊を買ったのは15年くらい前でしょうか。ショートショートの資料を集めるために古本屋を回るようになって、あ、こんなのも出ていたのかと懐かしくなって購入したものです。
桃源社〈大ロマンの復活〉〈日本ロマンシリーズ〉全般についてはこの記事を。
【追記】
ブログ内検索してみたら――あ! こんな記事を書いてた。すっかり忘れていました(苦笑)。
桃源社の押川春浪を確認しました。
最初に出たのは、以下の4冊と思います。いずれもソフトカバー(ジャケット装)で、通常の四六判より少し縦長(横幅が狭い)。
『海底軍艦 全』1970年10月30日
『武侠艦隊』1972年1月30日
『東洋武侠団』1972年3月10日
『怪人鉄塔』1972年6月20日




のちに軍艦シリーズ3冊が函入りソフトカバーで再刊されました。『怪人鉄塔』は再刊されてないと思うのですが。
『押川春浪・軍艦全集1 海底軍艦/武侠の日本』1979年7月15日
『押川春浪・軍艦全集2 新造軍艦/武侠艦隊』1979年8月15日
『押川春浪・軍艦全集3 新日本島/東洋武侠団』1979年9月15日



私が把握しているのは以上です。
ちなみに、最初のバージョンを買ったのは高校生のころだったと思います(古本で)。もう夢中になって読みましたね。で、再刊を買ったのは15年くらい前でしょうか。ショートショートの資料を集めるために古本屋を回るようになって、あ、こんなのも出ていたのかと懐かしくなって購入したものです。
桃源社〈大ロマンの復活〉〈日本ロマンシリーズ〉全般についてはこの記事を。
【追記】
ブログ内検索してみたら――あ! こんな記事を書いてた。すっかり忘れていました(苦笑)。
2017-12-02 10:24
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収納
レプリカ『三十年後』(昨日の記事参照)、充分に愛でたので、書棚の星新一コーナーに収納しました。(厳密に言うと、星新一だけではないですが)

上段の黄緑っぽい背の本です(背にタイトルなし)。右隣は私の手作り『三十年後』(青焼きコピー版。背は勝手に作りました)。どちらも片面コピーのため、厚さが本物の2倍程度になっております。
ちなみに、下段にも3冊、レプリカがあります。すべて私の手作り。いやあ、好きですなあ(笑)。
上段の黄緑っぽい背の本です(背にタイトルなし)。右隣は私の手作り『三十年後』(青焼きコピー版。背は勝手に作りました)。どちらも片面コピーのため、厚さが本物の2倍程度になっております。
ちなみに、下段にも3冊、レプリカがあります。すべて私の手作り。いやあ、好きですなあ(笑)。
2017-12-02 09:10
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星新一フェア
行きつけの書店(ちくさ正文館書店本店)に行ってきました。今週月曜(→この記事)に行ったばかりですから、本を買うのが目的ではなくて……。
◆目的その1・星新一フェア
本日より新潮文庫にて星新一フェアが開始されます。その関係冊子をもらってきました。
◎「デビュー60年・没後20年 星新一フェア」
フェア用の冊子です。エッセイ「私と星新一」萩尾望都、浦沢直樹、太田光。対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香、など。
◎「波」12月号
対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香(冊子掲載のものは短縮版。こちらは全編)、川本三郎「ヒトコマ漫画に見るアメリカ―星新一『進化した猿たち The Best』」。


店に行ったからには盛林堂ミステリアス文庫のチェックをします。『ルーフォック・オルメスの事件簿』『怪人ジキル』ともに残り2冊でした。

あ、もちろん店内での撮影は許可を得ておりますよ。
◆目的その2・古書山たかしさんとデート。
店で待ち合わせ、2階の喫茶店であれこれ、あれこれ。←内緒(笑)
古書山さんから、びっくり仰天のプレゼントをいただきました。なんと、星一『三十年後』新報知社(大正7年)のレプリカ! うひゃ!!!
実はこの本、私は青焼きコピーを製本したものを持っています。私が学生時代(約40年前)に作ったもの。古書山さんが作ってくれたのは現代のコピー機をフル活用したカラー版です。
以下に2冊を並べます。

やっぱり全然違いますね。古書山さん、ありがとうございます! 大切にします!
◆目的その1・星新一フェア
本日より新潮文庫にて星新一フェアが開始されます。その関係冊子をもらってきました。
◎「デビュー60年・没後20年 星新一フェア」
フェア用の冊子です。エッセイ「私と星新一」萩尾望都、浦沢直樹、太田光。対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香、など。
◎「波」12月号
対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香(冊子掲載のものは短縮版。こちらは全編)、川本三郎「ヒトコマ漫画に見るアメリカ―星新一『進化した猿たち The Best』」。



店に行ったからには盛林堂ミステリアス文庫のチェックをします。『ルーフォック・オルメスの事件簿』『怪人ジキル』ともに残り2冊でした。

あ、もちろん店内での撮影は許可を得ておりますよ。
◆目的その2・古書山たかしさんとデート。
店で待ち合わせ、2階の喫茶店であれこれ、あれこれ。←内緒(笑)
古書山さんから、びっくり仰天のプレゼントをいただきました。なんと、星一『三十年後』新報知社(大正7年)のレプリカ! うひゃ!!!
実はこの本、私は青焼きコピーを製本したものを持っています。私が学生時代(約40年前)に作ったもの。古書山さんが作ってくれたのは現代のコピー機をフル活用したカラー版です。
以下に2冊を並べます。


やっぱり全然違いますね。古書山さん、ありがとうございます! 大切にします!
2017-12-01 22:50
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