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「まんどく大世界史365」

漫画讀本1969年6月号.jpg 古本屋にて、久しぶりに嬉しい収穫がありました。
「文藝春秋漫画讀本」1969年6月号です。特集「まんどく大世界史365」。100ページ近い大特集で、目次には「コントと事実でまとめたショート・ショート一日一史」と添えられています。(目次の画像を下にアップしてありますので、ご覧ください。執筆陣の豪華なこと!)
 いやあ、発見するまで時間がかかりましたねえ。この雑誌自体はありふれていて、どこの古本屋にでも売っていると言っても過言ではないほど。ただ、ピンポイントで1冊を探すとなると、なかなか……。
 この店では20冊ほど売っていて、もしや……と淡い期待で背をチェック。当該号を確認したときには内心、うおっ! と声が出ました。
 もうこれで「漫画讀本」をチェックしないで済むと思うと、ほっとします。
まんどく大世界史365.jpg
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映画『猿の帝国 女囚戦記』


 映画『猿の帝国 女囚戦記』を観ました。2013年のアメリカ作品です。
>地球よりはるか遠くにある銀河では、宇宙船型刑務所に女囚デーン、ティール、ジェイダが囚われていた。3人は自由を求めシャトルの操縦を乗っ取り、森林に包まれた惑星に墜落した。やっと解放されたと思ったが、そこは凶悪な類人猿たちが支配した帝国だった…。
 こんなのを読んだら映画『猿の惑星』シリーズの大ファンとしては(まず間違いなく騙されるだろうと思っていても)観なければ! となります。
 以下略。察してください。
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『夕焼けのかなた』

 眉村卓さんより新著『夕焼けのかなた』双葉文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
夕焼けのかなた.jpg 書き下ろし(!)短編集で、全26編収録。いささか長い作品もありますけれど、ほぼショートショート集と言ってもいいでしょう。
「あとがき」に――
>こんな年齢なのだから、もうすぐへたばるだろう、書けるうちに書かなければと思ったわけである。ときにはじっくり構えての進行であったり、ときには憑かれたように筆を走らせたりで、書き下ろしの短編集にすることができた。それが、すぐにはへたばらなかったものだから、年に一冊、次の年にも一冊、今度のこの本で三冊目である。
 と書かれています。
 書き下ろし短編集って簡単に言いましても、短編を1冊分書き下ろすには、とてつもないパワーが必要なんですよ。それを3年連続で!
 何度でも書いちゃいますが、このパワーには脱帽するしかありません。
 いつまでもお元気で、と心の底から思います。

 ちなみに、双葉文庫の書き下ろし短編集、1冊目は『短話ガチャンポン』双葉文庫(15)、2冊目は『終幕のゆくえ』双葉文庫(16)です。
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TVドラマ『まぼろし探偵』

 私が生まれたころ(3歳くらいまで)に放送されていたTVドラマを、タイトルを思いつくままに(ウィキペディアで)チェックしてみました。
・月光仮面 1958年2月24日~1959年7月5日
・遊星王子 1958年11月11日~1959年9月4日
・少年ジェット 1959年3月4日~1960年9月28日
・鉄腕アトム 1959年3月7日~1960年5月28日
・まぼろし探偵 1959年4月1日~1960年3月27日
・七色仮面 1959年6月3日~1960年6月30日
・豹の眼 1959年7月12日~1960年3月27日
・海底人8823 1960年1月3日~1960年6月28日
・鉄人28号 1960年2月1日~同年4月25日
・快傑ハリマオ 1960年4月5日~1961年6月27日
・少年ケニア 1961年5月4日~1962年2月8日
・恐怖のミイラ 1961年7月4日~同年10月3 日
 このなかで幼いころに観た記憶のあるのは『鉄腕アトム』だけです。とはいえ放送当時、私は1歳から2歳。おそらく本放送ではなく、再放送を観た記憶が残っているのだと思います。
 確実に本放送時に観たドラマとなりますと、もうちょっとあとになりまして――
・隠密剣士 1962年10月7日~1965年3月28日
・忍者部隊月光 1964年1月3日~1966年10月2日
・ウルトラQ 1966年1月2日~同年7月3日
 こういった番組の印象が強く残っています。『ウルトラQ』は初回(リトラ対ゴメス! めちゃ覚えてる!)から観ていますが、『隠密剣士』や『忍者部隊月光』は途中から。私のTVドラマの記憶は1965年あたりから始まっていると考えてよさそうです。
 ということで……。
 未知なるTVドラマのなかから『まぼろし探偵』を観ることにしました。理由は簡単、桑田次郎(←大好き)原作だからです。あと、吉永小百合も少々(笑)。

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「SFハガジン」第84号

「SFハガジン」第84号を発行しました。今回は斎藤肇さんの作品です。
 本日発送の予定。しばしお待ちくださいませ。
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『子連れ狼』&『御用牙』

 1ヶ月ちょっと前に買ったDVDボックス『子連れ狼』『御用牙』 、全作品を観終わりました。どちらも、ただただ楽しかったです。これぞ娯楽映画ですね。こんな映画を知らずに過ごしてきたのは残念。若いころに観たら、もっと楽しかっただろうなあ。
 それにしても、この兄弟(若山富三郎と勝新太郎)は濃いですねえ。もう、げっぷが出そうになっております(笑)。
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『少年海賊王』

 柴田錬三郎『少年海賊王』新浪漫社(47)を読みました。
 いきなり出てくるのがアルベール(11歳)、エドモン(9歳)、ユージニイ(7歳)の3兄妹。エドモンとユージニイは血のつながった兄妹ですが、アルベールは継母の連れ子です。3兄妹の祖父はノワルテイエ。彼はからだが不自由で、まばたきでしか意志を伝えられません。その忠実な家令がフェルナン。いや、その振りをしているだけではなくて、本当に忠実です。3兄妹の母(ラモール伯爵の後妻)の兄はダングラン伯爵。うわあ、混乱する~(笑)。
 ラモール伯爵が殺され、しばらくしてエドモンが失踪。9年後、ダンテイ子爵なる謎の若者が登場し、復讐劇が始まります。そのストーリーには『モンテ・クリスト伯』の有名なエピソードがちりばめられておりまして、たとえば「アルベールがダンテイ子爵に決闘を申し込むが、ノワルテイエにダンテイ子爵の正体を聞かされ、自分の過ちを悟る」とか――うわあ、混乱する~~(笑)。
 言うまでもありませんが、幼いころに失踪したエドモンが、のちのダンテイ子爵です。エドモン・ダンテイ(笑)。
 いやいや、すっげーもん読んでしまった(笑)。
少年海賊王.jpg

【追記】
『モンテ・クリスト伯』を読んだことのない方には支離滅裂な記事としか読めないですね。すみません。気になる方は『モンテ・クリスト伯』を読んでくださいませ。
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訃報:はしだのりひこさん




 え……。思わず絶句してしまいました。「風」や「花嫁」、忘れられません。享年72。まだまだ若いですね。
 ご冥福をお祈り申し上げます。
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桃源社の押川春浪

 以下、備忘というか古書山たかしさんへの私信というか。
 桃源社の押川春浪を確認しました。
 最初に出たのは、以下の4冊と思います。いずれもソフトカバー(ジャケット装)で、通常の四六判より少し縦長(横幅が狭い)。
『海底軍艦 』1970年10月30日
『武侠艦隊』1972年1月30日
『東洋武侠団』1972年3月10日
『怪人鉄塔』1972年6月20日
海底軍艦.jpg武侠艦隊.jpg東洋武侠団.jpg怪人鉄塔.jpg
 のちに軍艦シリーズ3冊が函入りソフトカバーで再刊されました。『怪人鉄塔』は再刊されてないと思うのですが。
押川春浪・軍艦全集1 海底軍艦/武侠の日本』1979年7月15日
押川春浪・軍艦全集2 新造軍艦/武侠艦隊』1979年8月15日
押川春浪・軍艦全集3 新日本島/東洋武侠団』1979年9月15日
海底軍艦・武侠の日本.jpg 新造軍艦・武侠艦隊.jpg 新日本島・東洋武侠団.jpg
 私が把握しているのは以上です。
 ちなみに、最初のバージョンを買ったのは高校生のころだったと思います(古本で)。もう夢中になって読みましたね。で、再刊を買ったのは15年くらい前でしょうか。ショートショートの資料を集めるために古本屋を回るようになって、あ、こんなのも出ていたのかと懐かしくなって購入したものです。
 桃源社〈大ロマンの復活〉〈日本ロマンシリーズ〉全般についてはこの記事を。

【追記】
 ブログ内検索してみたら――あ! こんな記事を書いてた。すっかり忘れていました(苦笑)。
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収納

 レプリカ『三十年後』(昨日の記事参照)、充分に愛でたので、書棚の星新一コーナーに収納しました。(厳密に言うと、星新一だけではないですが)
星新一コーナー.JPG
 上段の黄緑っぽい背の本です(背にタイトルなし)。右隣は私の手作り『三十年後』(青焼きコピー版。背は勝手に作りました)。どちらも片面コピーのため、厚さが本物の2倍程度になっております。
 ちなみに、下段にも3冊、レプリカがあります。すべて私の手作り。いやあ、好きですなあ(笑)。
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星新一フェア

 行きつけの書店(ちくさ正文館書店本店)に行ってきました。今週月曜(→この記事)に行ったばかりですから、本を買うのが目的ではなくて……。
目的その1・星新一フェア
 本日より新潮文庫にて星新一フェアが開始されます。その関係冊子をもらってきました。
◎「デビュー60年・没後20年 星新一フェア」
 フェア用の冊子です。エッセイ「私と星新一」萩尾望都、浦沢直樹、太田光。対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香、など。
◎「波」12月号
 対談「私の好きな星新一」新井素子×村田沙耶香(冊子掲載のものは短縮版。こちらは全編)、川本三郎「ヒトコマ漫画に見るアメリカ―星新一『進化した猿たち The Best』」。
フェア冊子.jpg 波.jpg
星新一フェア.jpg
 店に行ったからには盛林堂ミステリアス文庫のチェックをします。『ルーフォック・オルメスの事件簿』『怪人ジキル』ともに残り2冊でした。
盛林堂ミステリアス文庫.jpg
 あ、もちろん店内での撮影は許可を得ておりますよ。
目的その2・古書山たかしさんとデート。
 店で待ち合わせ、2階の喫茶店であれこれ、あれこれ。←内緒(笑)
 古書山さんから、びっくり仰天のプレゼントをいただきました。なんと、星一『三十年後』新報知社(大正7年)のレプリカ! うひゃ!!!
 実はこの本、私は青焼きコピーを製本したものを持っています。私が学生時代(約40年前)に作ったもの。古書山さんが作ってくれたのは現代のコピー機をフル活用したカラー版です。
 以下に2冊を並べます。
三十年後(コピー).jpg 三十年後(青焼き).jpg
 やっぱり全然違いますね。古書山さん、ありがとうございます! 大切にします!
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